すでにバレバレですが、暴れん坊の木更くん、トライアルを中断して、戻ってきてしまいました。
木更くんは、動物病院の院長先生が出かけた先で拾った子です。名前から場所はお察しですが笑。道端でひとり、大きな声でギャン鳴きしていたそう。想像できすぎて苦笑。
院長先生は、保護活動の助けをしたくて獣医になったような人で、困っている猫とかいたら、躊躇なく助けます。だから、病院も365日開いてるし、時間外でも電話すれば診てくれます。「動物家族の病気や体調の急変に定休日なんかないからね」って。
そんな先生に病院に連れてこられた翌日、たまたま私が病院に行ったので、じゃあ里親さん探しますといって、ひきとってきました。
(おとな猫はダメ?と聞かれ、いいよと言って引き取ったのが、ブリティッシュのあやかとももかでした)
預かりさん宅でしばらくお世話になった後、すあま商會が開業する前からの知り合いで、先住さんと仲良くなれそうな2匹目の猫さんを飼うべきか、ひとりっこでいいのかずっと迷いながら、すあまにも3年半にわたり、折に触れて訪れてくださっていたご夫妻です。
ご夫妻のお人柄はかねてから知っていたし、先住さんは温厚だし、木更くんは若干ハチャメチャだけど、子猫の魅力で先住さんが受け入れてくれる、と思い、託しました。
人間でも、小さな子供がいたら、こんにちは、かわいいね、ってなるけど、おっさんとか(偏見注意)いたら、あ、どうも、ってなるか、目あわさんとこ、ってなるか……言ってることわかりますかね💦
猫も、子猫に対しては少し心が緩むというか、人間や猫を含む多くの動物にある保護欲というか、守ってあげたくなる気持ちが湧くと言われています。
実際、木更くんのトライアル先の先住さんも、かなり頑張ってくれてました(トライ主さんも。オンライン会議中にパソコン前で正座してて、木更が膝で寝始めて身動きとれなくても正座を崩さず耐える修行も)。
木更も先住さんのことが大好きで、とにかく一緒に遊びたい。でも愛情表現が過激すぎて、先住さんが寝てるところにアタックしていったり、ガジガジしたり、遊んで遊んで遊んで!がしつこ過ぎて先住さんがやめさない!って喝を入れてもひるまずアタックしてきたりして、それまで7年間ひとりでゆっくり過ごしてきた先住さんは、寝る時間もなく、下痢もしちゃう始末。木更くんを手なづけようとペロペロしようとしても、すぐさまヘッドロックからのケリケリガブリ。
シニアに差し掛かった先住さんにはなかなか大変でした。
木更くん、すあまの部屋では疲れたら寝るし、遊びもハチャメチャな時もあれば、他の子猫が遊んでいるのを観ている時もあり、そこまでひどくないというか、子猫はこんなもん、むしろ大人しかったら心配になります。
でも、先住さん宅ではほぼ電池切れが全くなく、常にハイパーテンション。
たぶん、先住さんが大好きで、仲良くなりたくて仕方がなかったんだと思います。木更くんなりに頑張ってたんだと思います。
もう少し成長して落ち着いてから再度頑張ってみるかな。とりあえずすあまで先輩たちから教育的指導を得て、またチャレンジしような。
というわけで、朝掃除中の木更くんです。カメラ向けたからちょっとセーブしてた😂