こんばんはです。


今日も午前中、いろいろすることがありお店を予定通り開けられず、ご迷惑をおかけしました。


店主にかわってらいむくんがお詫びします。全然詫びてないみたいだけど。





午後からの営業でしたが、今日は9組くらいのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。


そしてそのうち5組が、里親さんでした😂ありがたい。


里親さんのご来店は、ひときわ嬉しいものです。いうなれば、田舎のおばあちゃんの心境。まあまあ、ようきたねぇ、元気だったかい?みたいな。もちろんSNSやLINEのやりとりなどで近況はだいたい把握できているけど、お店に来てくれると、義務的な定期報告以外でも気にかけてくれているとか、嫌われてないとか思えて嬉しくなりますw 根がネガティブなネガネガ女の子なので。


ありがたいことです。


里親さんがたくさんいらしてくれたのは嬉しかったけど、里親希望者様はいらっしゃらず。かわいい猫たちばかりなんだけどなぁ。


明日は6月最後の日だから、水無月を作ってお出しします。

水無月は氷を模したお菓子。


冷凍庫のなかった時代、天然の氷は氷室と呼ばれる、通年ひんやりした穴蔵などに入れて保管され、暑い季節に切り出して食べられました。清少納言の『枕草子』などにも、切り出した氷を削って煮出した甘づらをけて食べる、平安時代のかき氷が紹介されています。


夏の暑さを乗り切るために氷は重宝されました。その氷に似せた菓子が水無月で、これから本格的な夏を迎える6月の末に、暑気払いとして食べられてきました。本物の貴重な氷ではないけれど、氷に似せたものを食べて、氷を食べた気分になって乗り切ろうというわけです。


水無月は白いういろうで、表面には小豆が散らしてあります。小豆の赤は古来、邪気を払う色。アジアの多くで赤は魔除けの色とされています。


氷も小豆も、疫病が流行する暑くなり始めの時期に食べて身を守ろうという発想です。この時期に疫病退散がもとになっている神社のお祭りが多いですし、1年の半分を終える6月30日は夏越といって、無事夏を越せるよう、神社などでお祓いをします(夏越の祓)。


まあそんなわけで、伝統行事や郷土料理に興味のある店主が、夏越の水無月を作りますので、良かったら食べにいらしてください😊


とはいえ、いつも伝統行事菓子を作っても全然売れないので、ちょっとだけしか作りませんけども。




写真は昨年の水無月。