昨日保護した子、仮の名前を滝子にしたのですが。飼い主さんがいる、あるいはいた可能性が高いです。


検便の結果、虫などがいませんでした。


避妊の手術あとがあり、耳カットなし。マイクロチップなし。


足に、ねずみとりとか、とりもちみたいなものの残骸がついていました。


血液検査の結果、腎臓がやや悪いが、今は飢餓状態の方が心配とのこと。肝臓の数値はおそらく食べれてなかったからかと。


歯は綺麗だから、たぶん若い。


もしかしたら、とりもちにひっかかりずっと動けないでいたのを発見されて、路上に追い出された?


明日警察に報告しますが、さしあたって、ネットの迷子掲示板などを見ても、探している人は今のところいません。





ガリガリの滝子


飼い主さんがいるのだとしたら、こういうこともあるから、ほんとに外に出さないでほしいです。


交通事故も怖い。喧嘩してエイズやパルボなどに感染するもの怖い。カエルとか食べて感染するのも怖い。悪い人に連れ去られるのも怖い。飼い猫で人慣れしてるぶん、簡単に人に近づいて虐待されるのも怖い。


今回がそうとは確定できないけど、とりもちで身動きできなくなったり、首輪がフェンスなどにひっかって身動きとれなくなったり窒息死したりといったことだってあるかもしれない(今回は首輪はないし首輪のあともないけど)。


よく、家とお外出入り自由で楽しくやってる猫ちゃんの動画見ます。だいたいバズってるから、検索しなくても流れてくる。


そういうの、確かに猫にはいいなと思います。楽しいはず。でも、少なくとも東京や都心では危険の方が多い。後悔するなら、出すな。


そして、通りがかりにかわいそうに見える猫を見た、なんとかして、という問い合わせのなんと多いことか。


これまでもそうだけど、そういう人たちは、猫を託したら、ああいいことした、私っていい人、という気分で愉快かもしれないけど、私含め多くの人たち(すあまを利用してお金落としてくれてる人たち、寄付を下さる人たち、預かりさん、安く医療を提供してくれる獣医さんなど)を経済的にも肉体的にも精神的にも時間的にも搾取しているんですよ。託した命について、すぐ忘れるし。私は関わった猫のことは忘れたことがない。でも、偽善者は、いいことした自慢をある程度周辺に話したら、忘れます。そしてすあまに来てカフェ利用して猫のために少しでも貢献しようとか、ないです。


前も、依頼されてその人の家のボンネットにいた猫を救出したけど、そのあとたまたま通りがかりに声かけたら、誰?扱いでした。そんな人ばかりです。


保護してほしいと言われ、断っても食い下がられて、私だって猫が心配だから結局行くけど、ほんとに、私が請求してもお金くれないです。お金お金言うとかいやらしいけど、偽善者の方がいやらい、せこい、ずるい。

私の時間奪い、交通費、医療費、この子を抱えていく心労、場合によっては警察に足を運ぶ、迷子チェック、場合によってはご近所トラブルに巻き込まれるなど全部人に丸投げして、1円も出さずいい気分でいるやつ、おかしいから。

(行政が出してくれる避妊去勢の費用なんかより、血液検査や下痢パネルの代金、預かりさんにお願いするフードや砂などの方がはるかにかかるし)


週末、ああちょっと売り上げあった😭って思っても、昨日今日とで一匹の保護で全部売り上げ使ってしまいました。


たまに、医療費出します、って言われる。ありがたい。でも医療費だけですむと思ってるのか、って言いたい。


医療費当然、それとは別に受け入れ費用ないの?


言ってもろくにもらえたことがない。


今日も動物病院の看護師さんに、他の団体は引き取り30万とかで受け入れてるから、すあまさんもそうすべき、と言われました。


断るのだってほんとに精神的につらいんだよ。そういうつらい思いを、うちの店に来たことさえない、びた一文も払おうとしない人からさせられるのって、納得いかない。すあまが破綻して、今うちでかかえてる猫たちが不幸になったり、私が破産して生活保護になったり、自殺したりしても、そういう偽善者は、のうのうと暮らし、すきなことして遊んでるんだよ。


断れない私が悪いんだけど。


困っている猫を見かけたら、すぐさま保護団体に電話するんじゃなく、まずは努力して下さい。


周辺に聞き込みする。

警察や保健所、区の生活衛生課などに確認する。

迷子掲示板など確認する。

病院に連れていく。

捕まえる努力する(捕獲器借りたり、餌付けして保護)

自分で飼うことを検討する。

預かってくれる人を探す。

里親さんを探す。


できることはたくさんある。

私だってただの人間です。獣医でもないし保健所でもない。でもやらなきゃいけないからやってる。私にできることは、ネットで保護団体などを探すことができる人にできないわけがない。


ってここで吠えても、そういう人の耳には届かないし、今月もまた苦しい。


とりあえず、滝子とジュンくん(警察に届け出を出してる別の子)の飼い主さんが見つかるといいんだけど。


と思いながら、そんな飼い主に返したくない思いも。





文猫会員さんにあずかってもらっているジュンくん