父とバレンタイン | ++ Happy News ++

父とバレンタイン

昨日、父から電話があった。

「もしもし?あーお父さんだけど。」

父から電話してくることはめずらしい。

「あっ!お父さん?元気?お腹の赤ちゃんも元気だよ。
そうそう、もう今なんかねぇ、夜もうすぐ私が寝いりそうだなぁ
って時にすっごいキックとかしてきて目がさめちゃうんだよ~。」

一気にまくしたてる私に

「そーか、そーか」とうなづく父。
うれしそうな顔が目に浮かんでくる。

私が妊娠の経過や最近の出来事を話して
父の近況をひとしきり聞いてから

「じゃぁ、お母さんに代わって」

「うん、うん、いや、あの」
はずんだ声で、でも少し恥ずかしそうに
「バレンタイン、ありがとうな。」

と言ってからそそくさと母に電話を代わる父。



今、私の両親は仕事の都合で山口県に住んでいる。

2年おきぐらいでいろんな県をまたいで転勤をしているので
実家は鹿児島だが、なかなか会う機会は少ない。

遠くに住んでいるからこそ、記念日のプレゼントや
バレンタインなどはできるだけ送るようにしている。

思春期の頃、父のことが嫌いな時期もあった。
一方的に私が嫌っていたともいえるが、父も年頃の娘と
どう接していいかわからないことも多々あったと思う。
会話することさえも当時の私にとっては耐えがたい時期もあった。

まぁ、普通どこの家庭でも一般的にある反抗期の一種だった
と思うのですが、

結婚する時に、ふとなんであの頃あんなに父のことを嫌いだったのか
ひどいことを言ったりしたのか考えたものである。

あの頃は、バレンタインのチョコさえも渡してなかったもんなぁ。

もうすぐ生まれてくる初孫にデレデレの父に
これからもバレンタインを通して、あの時のごめんね。と、
これからもよろしくを伝えていきたい。