小・中学校進学のタイミングで私立・国立校を受験するオプションも提示したのですが息子が全く興味を示さなかったので息子は結局地元の公立小中高校に進学しました.

 

親から見て公立小中学校で良かったことは①近い,②安心できる環境で小学校から中学校に進学できた,③受験を機に中学校までの範囲を自分のペースで総復習できたことです.

 

●近い

小学校も中学校も徒歩10分以内だったので学校から帰ってのんびりしてゲームして宿題してもまだ余裕がありました.毎日10時間は寝ていました.睡眠時間が十分あるからかいつも元気でした.

私自身は行きたかった学校があって中高と1時間半かけて通っていました.睡眠時間も不足気味でいつも体調万全というわけではなかったですが,当時はそんなものかと思っていて通学は全く苦になりませんでした.しかし大学で学校のそばに住むようになった時に,自分は通学でかなりの時間と体力を今まで使っていたんだ...と気付いた愕然とした覚えがあります.ですので息子が公立小中学校で毎日よく寝てのんびりする時間も持てたのはとてもよかったと思っています.

 

●安心できる環境

息子の小学校はほぼ全員同じ中学校に行くような環境でした.小学校で自分の居場所を見つけることができたようだったので,中学校進学後に新たに居場所を見つけることにエネルギーを割くことなくシームレスな環境で過ごすことができたのが良かったです.

でもここは人によって違うかもしれません.私は知り合いゼロの環境に飛び込んで新規開拓するのも好きな方だったので中学で環境を一新できたのが楽しかった覚えがあります.

 

●受験勉強で総復習できる

受験で中学校までの範囲を一通り総復習できるのが良かったです.

自分の中3の頃を思い返すと受験がなかったので明らかに息子より勉強していませんでした.入学した学校の社会の授業の内容は尖っていて,受験で出ることを広く網羅するというタイプの授業ではなかった上に自分できちんと勉強しなかったので欠落している部分がたくさんあります(息子の社会科の定期テスト問題は中学の頃から見せてもらっているのですがすごく勉強になります...).

 

逆に中高一貫校で良かった点は,似たようなバックグラウンドの人と10代の6年間を一緒に過ごすので,自分とどこか響き合うところがある人と出会う確率が高くなる,ということでしょうか.

 

また先ほど書いた社会の尖った授業の話と裏表になるのですが,スタンダードな知識は身に付かなかったかもしれないのですが(私が至らなかったからですが)スタンダードではない切れ切れの知識を身につけることはできたのは今ではすごくよかったなと思っています.切れ切れの知識でもそこが取っ掛かりとなることがあるので.

 

実は学習面では中高一貫校で公立高校に対して特にメリットは感じませんでした.自分の高校時代を振り返ってみても息子の通っている高校の方が進度が早くて受験指導は手厚いです.

ただこれは私が受験指導はしないというのがポリシーの学校に通っていたからかもしれません.多くの生徒が塾に通っていて学校の授業を真面目に聞いている人は少なかったです.結局勉強する人は学校のカリキュラムがどうであっても勝手にしています(ただ親になった今となっては,受験指導なし,定期テストの順位も分布表も公表せず,進学先や成績で生徒を序列付けたりしないという学校の姿勢は素晴らしかったと思います).

 

大学以降で出会った公立高校出身の人は,世の中にはいろいろなバックグラウンドの人がいるということを肌感覚でわかっていて,タフで素晴らしかったです.そんな風に息子がなってくれたら嬉しいです.