昨日の辞任会見を受けて、本日の東京新聞(24~25面、こちら特捜部)に、「安倍首相へ本音の送辞」という記事が掲載された。毎日日替わりで投稿している7人のコラムニストによる本音である。機会があればご一読頂きたいが、全文掲載は無理なので見出しのみを紹介する。

・憲法 国民が守りました (鎌田彗)

・ゴマ化して長期、ご立派(斎藤美奈子)

・官邸官僚一緒に辞めて(前川喜平)

・改憲固執 独善的でした(師岡カリーマ)

・倫理のたが 外しましたね(宮子あずさ)

・事件と辞任 気になります(三木義一)

・不祥事 放置ですか(北丸雄二)

安倍政権は「百害あって一利なし」だった。これからひたすら逃げるであろうが、あらゆる手段を講じて追い詰めてほしい。

安倍は昨日の会見で「政権の私物化はあってはならないこと。私物化したことはない。」と述べた。

丁寧な説明というセリフを耳タコになるほど聞いたが、きちんとした、納得できる説明は一度も聞けていないのだから、国民の大多数は、総理が私物化したと思っているのですよ。もしそれを本当に自覚がないなら、もう感覚が完全にずれているし、それが人間としてアウトなんですよ。

コラムニストの一人、師岡さんが締めくくる。「安倍政権は問題が大きかったが、その政権を選んだ責任は国民にある。そのことを国民はもう一度自覚しなくてはならないと思う。」

詰まるところ、この言葉に尽きることは、よく言われている。しかし、選挙結果には全く反映されてきていない。次回の選挙に最後(?)の望みをかけるのみである。