これまでも紅白歌合戦に対する雑感を書いたことがあるが、一昨日の紅白歌合戦を見てまたいろいろ言いたくなってしまったので、書かせて頂きます。

私が過去に「どっちが勝ったかなど誰も関心がない事はやめて歌謡ショーにすべきだ。」と提言、主張していたが、今回の分はその方向性が見えて、この点は「いいね!」があれば押したくなるくらいだった。

 

先ず、昔は恒例であり目玉でもあった、応援ゲストが一人も来なかったし、両軍入り乱れての応援合戦もなかった。更に勝ち負けを争うような言動がほとんどなかったこともスッキリした。

 

但し、一応、形ばかりの勝敗採点はあった。一年前だったか、今回同様、会場と視聴者が白組圧勝だったのに対し、ゲスト審査員の採点は忖度か同情票で紅組が逆転圧勝、出演者一同もきょとん、あんぐりとしたという事件があった。この時まではゲスト審査員の比重が高かったのでこんなバカな事件が起きた。今年は比重を変えたので事なきを得たが、今回初めて公開されたゲスト審査員は9対2で紅組だったので、採点基準を変えてなければまた妙な

結果になっていたに違いない。とまあ、ことほど左様に勝ち負けなどどうでもよいのだからもうやめたらいい。

 

 

内容について言えば、出演者の三分の一以上がグループで、これには当事者だけでなく、例外なくバックダンサーが付き、踊りまくる。個人の歌手の場合も一人でいることはなく、必ずバックダンサーが付く演出になっていた。「これはダンスショーか?」と言えるほど、これでもかこれでもかというくらいダンスを見せられ飽きた。

 

 

若い人はほとんど紅白に興味を持たないし、こんな演出では老人も見なくなるのは当然でしょう。それと出演歌手以外の人数の多さ、懲りすぎた画像の作り方など、金かけてるなあ、という印象。これも全部、NHKが国民から徴収する受信料で賄っているのだ。受信料を使ってこんな派手な番組作りを視聴者は望んでいない。無駄使いするならもっと受信料を下げるべきだ。

 

 

来年の紅白に期待しますよ。