叡山電鉄が、鞍馬駅前で車両の一部を展示保管している「デナ21型」の修復を計画しておりクラウドファンディング(CF)で資金を募集している。
デナ21形は叡電の前身・京都電灯と鞍馬電気鉄道が、1928年の鞍馬線山端(現・宝ケ池)―市原駅間の開通に伴って共通設計。計10両製造し、うち21型は29〜94年に使われた。
最後まで残ったデナ21-デナ22が1994年11月末で運転を終了。
11月27日撮影
最終運転日のデナ21-デナ22
運行終了後の1年後、(全長約25メートル)の前頭部(約2メートル)を展示しているが
傷みが激しくなり、木製の屋根が腐ったり、外板が腐食したりしており、CFで広く協力を得て修復することにした。
鞍馬駅前で展示のデナ21カットモデル
目標額は800万円で、支援金が集まれば12月初旬に修復作業を始め、来年1月下旬に披露する。
担当者は「歴史を伝えるモニュメントとして、支援金を活用して補修していきたい」と話している。
資金使途
今回のクラウドファンディングで集まった資金を活用し、車両の修繕・屋根の設置を計画
<今後のスケジュール>
2023年11月30日まで:クラウドファンディングの実施(ご支援の募集)
2023年12月初旬:工事開始(クラウドファンディング成立の場合)
2024年1月下旬:工事完了、お披露目
プロジェクト概要と集めた資金の使途
叡山電鉄株式会社が鞍馬駅で保存しているデナ21型車両カットモデルの修復に活用。