こちらに来て3年経つが、実は近そうで行ってなかったWashington. 3連休中に何故か仕事で入ってしまったアポのついでに観光しようと思っていたところ、肝心のアポが流れる始末。でも、まあ予定通りということで、DC入り。
Off-seasonということもあってか偶々取れた国会議事堂内見学ツアーに参加後(上院・下院は平日のみということで見ることできず。でもアメリカ史の初歩編としては良かった) 、スミソニアン博物館の航空宇宙博物館を見学。最近、百田尚樹の「永遠のゼロ」を読んだこともあり、零戦を初めとする第二次大戦中の飛行機におのずと関心が向く。ライト兄弟が初めて空を飛んでから40数年で飛行機がここまで進化することにも驚くが、プロペラ機での戦闘の場であった第二次大戦後10年も経たぬうちに、ジェット機の導入、10数年後には宇宙時代が到来する等、軍需が技術革新を支えた時代であったことを強く実感する。
翌日訪れたホロコースト博物館は、今回の旅で一番印象に残ったかもしれない。ラジオ・新聞・ポスターが、Communication手段であったあの時代に、天才的な扇動を行ったヒトラー/ナチスの台頭と、恐怖政治による大衆洗脳を通じた狂気。勿論、ユダヤ人側からの視点で描かれている部分はあるにせよ、史実としては事実なのであり、人間は斯くも残酷になれるのかということをまざまざと感じた。どんな戦争映画よりもRealityのある映像が残されているのだけど、衝撃を通り越して淡々と見ざるを得ない内容。一方で、アメリカを含む連合国諸国も、強制収容所爆撃を回避したり・亡命受入拒否をしてきたという事実も冷静に記されていたことも印象に残った。(アメリカが原爆投下や無差別都市空襲を行っていたことも、本当は同じ位残酷な行為である筈で、我が国も史実を後世にキチンと伝える努力を尚一層すべきなのであろうと思う)
他方、第一次大戦後の戦後賠償・大恐慌の影響でスケープゴートを設定する必要があったにせよ、根底にはローマ時代以来続くユダヤ教徒排斥の脈々とした流れもある訳で(この部分は改めて勉強しなければいけないが)、「それでも何故?」という、日本人の感覚的には理解しがたい部分も感じた。
行く前は実は知識が抜けていたけれども、スミソニアン系の博物館(しかも無料)を初めとして、割と終日楽しめる場所であることを認識。偏見かもしれないが、都市自体を訪れて魅力を感じる町は、アメリカは数少ないと思うし。(他はNYC/Boston/San Francisco/Seattle/LA位?)レストランがどこもかしこも満杯だったのは、計算違いであったけれども、また時間を見つけてPrivateで行ってみたい町だな、と思った。