さくら学院 公開授業『歌の考古学』2時限目に行ってきた。
歌の考古学に行くのは初めて。
影ナレは野中。
「ここなっすこと、なっすこと、なすおこと、野中ここなです」
(場内爆笑)
まずは森セン登場。
授業内容説明(各生徒が生まれる前の歌を調べてきてプレゼンし、アカペラで歌う)。
我々の世代の曲を歌われると、ノスタルジックな気分にもなる。
「1時限目も刺さったんですよ。あいつですよ……あいつを忘れるという……新谷!
新谷の尾崎豊とかね。あと吉田の永井真理子とか。
2時限目もリハが聞こえてくる曲があって、刺さりますね」
続いてメンバー登場。
麻生真彩 去年は倉本校長から100点と言われた。今日は120点を目指す。
藤平華乃 「今日(3月3日)は百々子の誕生日!」
(斜め上に向かって麻生と一緒に)「おめでとうー!」
森セン「死んでないから!」
森萌々穂 今日は喉の調子が悪いけど顔笑る。
森セン「続いて田中!」(田中が出てくる)「えっと、野中ですね」(田中が引っ込む)
野中ここな 初めての歌の考古学、緊張してるけど顔笑る。
田中美空 歌の考古学は2回目なのに、1回目のように緊張している。
野崎結愛 緊張を押さえて楽しみたい。
倉本美津留校長登場。
再度趣旨説明。生まれる前の歌を探し、知らなかったけどいい曲に出会い、それを調べると感動が生まれる。
生徒が着席し、授業開始。
倉本「やりたい人!」
(誰も手を挙げない)
倉本「何番目がいい、とかある?」
森セン「今年から受け付ける、とかあるかもよ。藤平、何番目がいい?」
藤平「4・5?」
倉本「なるほどね。じゃあ、まず藤平」
藤平華乃『笑顔の行方』DREAMS COME TRUE
曲を探すあたり、まずはよく聴いてた曲をお父さんにきいてみた。Guns N' Roses とのこと。
初めて行ったライブはマドンナ。熱く語ってくれた。英語なのでやめておいた。
おばあちゃんは、ピーターの『朝と夜の間に』。低い声なのでやめた。
(正しくは『夜と朝の間に』)
お母さんは、DREAMS COME TRUE。
何曲か聴いて、これがいい、と思った。
DREAMS COME TRUEの中でも、気に入ったのが『笑顔の行方』。
後からお母さんに「どの曲が好き?」ときいたら、やはり『笑顔の行方』だった。
『笑顔の行方』は1990年2月10日発売、作詞:吉田美和 / 作曲・編曲:中村正人
いつもは吉田美和が作詞作曲、中村正人が編集していたが、この曲は中村が初めて作曲を担当。
吉田は楽譜が読めず、中村が採譜しているとのこと。
ドリカムがデビューした1989年は昭和から平成になった年。
『笑顔の行方』の歌詞と自分の想いを重ねてみる。
さくら学院に入ったばかりのときは楽しくて、
百々子と真彩と3人でいるのが当たり前で、
それがずっと続くと思っていた。
当たり前のように会っていた百々子が遠くの国に行ってしまい、
次は真彩がそばに居なくなってしまう。
パフォーマンス委員長として何か出来ることは、と思いつつ、
出しゃばるのもよくないし、と思っていたとき、
真彩が「パフォーマンス委員長なんだから、言ってあげて」と背中を押してくれた。
KYGが出来て、自分に自信が持てた。真彩と百々子に感謝している。
KYG最後のメンバーとして顔笑る。
(アカペラで歌唱)
やはり上手い。力強く、声が綺麗。
アカペラでは歌いにくそうな曲だが、堂々とした歌唱。
倉本「よかった。特に、曲を探すときに家族とコミュニケーションをとったのがよかった」
森セン「なんか、手拍子は我慢できるけど、ベースを弾きたくなる。
迷惑集団KYGに、こんな絆があったとは。麻生、どうだった?」
麻生「しっかりしたなあ、と思って、嬉しかった」
倉本「次、だれいく?」
森セン「今の、よかっよね、田中?」
田中「やだ、絶対ふられるパターン!」
倉本「やらなきゃいけないんだから。それとも、やめる?」
田中「やります……」
倉本「じゃあ、やろう」
田中「やっぱり!」
田中美空 『旅立ちの日に…』川嶋あい
今回歌うのは『旅立ちの日に…』。
さくら学院にも同じ題名の曲があるが、それとは別。
作詞作曲は川嶋あい。2006年2月1日リリース、ここなが生まれた4日後。
川嶋あいは福岡県出身、田中と同じ九州。
「この曲は『明日への扉』の原曲として話題になり、急速に……に……に?」
(場内笑い)
「急速に有名になりました」
高校生の卒業ソング1位。今年小学校を卒業するので自分にぴったりだと思った。
(アカペラで歌唱)
上手い! というのが第一印象。
一部つっかえたり、音程があやしいところもあったが、堂々と歌いきった。
特に高域がよく出ていた。
さくら学院の歌では、まだソロパートが少ないので歌唱力に関する印象は薄かったが、
さすが、さくら学院に入る子は違う、と思わせてくれた。
倉本「野中が生まれる直前に出た曲を選んだというのが面白い。
途中あやしいところもあったけど、よく乗り越えた。
乗り越えたことが大事。妙な感動がある」
森セン「リハが微妙という噂を聞いたけど、よかったよ。
途中間違ったところも、照れ笑いせずにやったのがよかった。
小学校卒業ということで、お父さんだったら泣いてるな」
藤平「去年のときより成長してて、涙腺がヤバかった」
森セン「野中は(ここで)ギリギリ歌えない曲、というのがね」
倉本「じゃあ、次は野中だな」
野中「えー!」
森「萌々穂も、そろそろやりたい」
野中「やる?」
森セン「勝手に決めるな! 校長が決めるんだから」
野中「じゃあ、やります」
野中ここな『ルージュの伝言』荒井由実(松任谷由実)
子供っぽいポップな曲がいいと思って探したが見つからず、
お母さんに相談したら『ルージュの伝言』を薦められた。
調べてみたら、聴いたことのある曲だった。
弟が鼻歌で歌ってた。
「ルージュ」を調べたら「口紅」だった。
この曲は浮気の曲で、全然子供っぽくなかった。
お勧めが2カ所。
(1)かえらない
(2)My Darling
「では、歌います」
ごそごそと準備を始め、歌う場所の横にテーブルを移動し、何かをその上に載せる。
(アカペラで歌唱)
「かえらない」と赤く書いた小さなホワイトボード?(鏡を模して周囲にキラキラのテープ)や、
「My Darling」の文字を書いた「吹き出し」の形をして一面全体が白く光るもので
お勧めポイントを強調。
これも上手い! 声が綺麗。
倉本「この演出は?」
野中「ちょっと短かったので、短くても歌詞が伝わるように、用意しました。
鏡に口紅で書いた風にしたものと、
あとお母さんがこれ(吹き出しの形の光るもの)を持ってて、使いました」
倉本「お母さんは、何でそれを……
ポップな曲調なのに浮気の曲というね、ええ発掘したな」
森セン「表現力があるね。歌っているときの表情とか。田中、どうだった?」
田中「ここなの方がうまいです」
森セン「ライバルというか……」
田中「ライバルではないです。ははーって感じです」
森セン「比べることないだろう、それぞれの良さなんだから」
森セン「次、どうしましょうかね?」
倉本「うーん、次、本当にやりたいという人?」
(森が元気よく、野崎は普通に挙手)
倉本「じゃあ、森」
森セン「おお、初めて希望が通った」
森萌々穂『Eternal Flame』(邦題:胸いっぱいの愛)The Bangles
去年の夏ごろ出会った曲。
歌の考古学は、自分が生まれる前の、知らなかった曲を歌うが、
日本語の曲はほとんど知っているため、今回は英語の曲に挑戦する。
この曲のかわいさ(曲・歌詞・歌声)が好き。
1989年2月11日にリリース。(平成元年)
スザンナ・ホフス、ビリー・スタインバーグ、トム・ケリーの共作。
スザンナがビリーとトムに会いに行ったときに、
ふたりがシンディ・ローパーの『Unconditional love』の作業をしていて、
その曲を気に入り、もっと素敵な曲を作って欲しいとお願いして作られた曲。
邦題は『胸いっぱいの愛』。
校長先生に「邦題を付けた人を調べてみたら?」と言われたが、見つけられなかった。
この邦題を付けた人は、いいセンスをしていると思う。
さくら学院に入って小6・中1の頃は、みんなから胸いっぱいの愛をたくさんもらいたかった。
「だから、ぶりっ子や甘えんぼだったのは、納得ですよね?」
今年度は上級生となったので、下級生に胸いっぱいの愛をあげたい、と思うようになった。
これからもお姉さん版ぶりっ子で顔笑る。
お姉さんになっても、胸いっぱいの愛をくれるのが、上級生と父兄さん。
中3の3人は今年で卒業だけど、離れていても、胸いっぱいの愛で応援してほしい。
そして、父兄さんは、あと1年ちょっとで私が卒業した後も、胸いっぱいの愛で成長を見守ってほしい。
これからも、胸いっぱいの愛で、顔笑ります。
(アカペラで英語で歌唱)
喉の調子が悪いため歌うのがつらそうだが、歌いきった。
ハスキーな声だが、音程はしっかりしていた。
英語の歌詞もしっかり覚えていた。
倉本「とてもよかった。カンペをほとんど見ないで、自分の言葉で伝えていた。
曲が作られた経緯も教えられたし。
この曲知ってる父兄さん、手を挙げてください」
(私は手を挙げたが、挙手はちらほら。父兄さん、若いのね)
倉本「この名曲をさくら学院で聴けるというのがね……」
森セン「校長、めちゃくちゃ刺さってますね。年代的にね。藤平、どうだった?」
藤平「英語は分からなかったけど、気持が全身で伝わって来ました」
森セン「残っているのは最年長の麻生と、最年少の野崎ですが……」
倉本「トリはやっぱり、麻生にやってほしいな」
森セン「じゃあ、野崎」
なお、ここまで、野崎は感想を訊かれるたびに
「ため息交じりの声」ならぬ「声交じりのため息」という感じで、
相当緊張していることが伝わって来ていた。
野崎結愛『おジャ魔女カーニバル!!』MAHO堂
私が歌うのは『おジャ魔女カーニバル!!』。
皆さん知らないと思うけど、よろしくお願いします。
作詞・大森祥子、作曲・池毅。
アニメ『おジャ魔女どれみ』主題歌。
このアニメの主人公はどれみ。
どれみちゃん、はづきちゃん、あいこちゃん(山出愛子ちゃんではないです)が
魔女の見習いとして修行する物語。
1999年2月7日放送開始。今から20年前。
20年前、ママは今の私と同じ11才だった。
ママはこの曲が大好きで、カラオケでよく歌っていて、
いい曲だったので、この曲にした。
好きな歌詞「毎日が日曜日」など。
毎日が日曜日だと、ずっとレッスンで困っちゃうんですけど。
子供の気持がつまっているので、今のうちに歌って、子供の気持を忘れずにいたい。
父兄さんもこの曲を聴いてハッピーになってほしい。
テーブルの後ろでしゃがんで、何やら準備を始める。
森セン「これは、校長の思ってた歌の考古学ですか?」
倉本「うーん、間違ってはいない。生まれる前の曲だから」
森セン「勝手に麻生に手伝わせているし……今一番余裕のない麻生なのに」
次に歌う麻生に手伝ってもらっている。
テーブルの陰で野崎の姿が見えないが、赤いとんがりハットの先が見えてくる。
準備が終わり、前に出てくると、赤いマントと赤いとんがりハット姿、
どちらも金色の星模様が入っている。
さらに手には、先に星のついた魔法の杖。
(アカペラで歌唱、所々で他のメンバーがコーラスを入れる)
アニソンらしい、楽しい歌。
緊張を見せずにノリノリで歌いきった。
倉本「ショーを見ているような……」
森セン「新しい風が吹きましたね」
倉本「フレッシュでした」
(野崎が席に戻る)
森セン「(マントと帽子は)そのまま?」
野崎「脱いだ方がいいですか?」
森セン「麻生にきいたら?」
麻生「このままの方が……」
倉本「じゃあ、最後、麻生」
麻生真彩『PIECE OF MY WISH』今井美樹
今回歌うのは『PIECE OF MY WISH』。
1991年11月発売。
今井美樹の経歴紹介。
作詞・岩里祐穂、作曲・上田知華
「2013年度の「歌の考古学」で菊地最愛ちゃんが今井美樹さんの『PRIDE』を歌ったのをご存じの方、いますか?」
(挙手がちらほら)
「実際、観に行った方もいますか?」
(ごく少数が挙手?)
「『PIECE OF MY WISH』は、『PRIDE』と並んでミリオンセラーを記録した、今井美樹さんの代表曲なんです」
ドラマ『あしたがあるから』の主題歌、今井美樹主演、福山雅治のドラマデビュー作品。
さくら学院に転入した2015年度の中3は、今でも大きな存在。
2015年度の曲『キラメキの雫(かけら)』は、自分にとって応援歌。
まず「キラメキ」や「かけら」が題名に入っている曲を探した。
ピンとくるものがなく、「かけら」を英語の「piece」にして、探して見つけたのがこの曲。
歌詞を読んでみると、自分の気持と同じだった。
特に2番の歌詞が心に響いたので、今日は2番を歌います。
ステージ上のホワイトボードを裏返すと、左側にはに歌詞を書いた紙が、
右側には写真が何枚も貼ってある紙が貼られている。
歌詞の「うまくゆかない時もあるわ」、こんなことも、たくさんあった。
うまくいかないとき、勇気をくれたのは、職員室の先生、父兄さん、そしてメンバーだった。
みんなが、希望のpieceだった。自分もみんなのpieceになりたい。
「このpieceをはめて、2018年度を完成させたいです」
(メンバー全員が写った写真を右側の紙中央の空きスペースに貼り付ける)
ひとつひとつ違うpieceが集まって、今年度、最高のさくら学院が作れたと思う。
(アカペラで歌唱、途中で振り返って歌詞を確認)
力強く、美しく、心のこもった歌唱。さすが麻生真彩。
メンバーが泣いている。
倉本「もう、何も言うことない。とてもよかった。
かけらからpieceで探して、掘って、見つけた曲でみんなが泣く、これぞ考古学」
森セン「KYGは言葉で表現するのが下手というイメージがあったのに、
それが最後にしっかりプレゼンができるようになって
……明日の『ぼっちでマンデー』も楽しみだな。野中、どうだった?」
野中「大きな存在の中3は、私にとっては真彩ちゃんだから……」(泣く)
森セン「まだ3・4週間あるから」
森セン「これで、全員のプレゼン終了です」
倉本「力を100%出せなかった人もいるかもしれないけど、
ここでやれたはいうのはいい経験になったと思う。
今年も考古学をやってよかった」
初めて『歌の考古学』を生で観たが、「生徒が立派」という印象が強かった。
プレゼンだけでも緊張するだろうが、アカペラで歌うのはそれ以上だろう。
歌うときに足を肩幅に開いて立ち、ひとりだけスポットライトを浴びて歌う姿はかっこいい。
物怖じせず、大きな声で、多少のミスがあっても最後まで歌いきるのは立派。
そして全員、歌が上手い。改めて、さくら学院は素晴らしいと思った。
写真は記念品の消しゴム
音楽ナタリー@natalie_mu
【公開授業レポート】さくら学院「歌の考古学」で仲間たちへ思い伝える、魔女っ子も登場(写真12枚) https://t.co/5twWrMpaRq #さくら学院 https://t.co/IRDkbu2BWh
2019年03月05日 19:09

