さっきまで

部屋に若い男の人と二人きり

私は 彼に告白した

  
「トイレにカイロを流してしまったんです!」 


…お風呂の蛇口の修理に来たお兄さんは

「タイミングが悪かったですね」と言った



4時に来る前にトイレに入ったら

それより早く ピンポン鳴った

慌てた私のポケットから

カイロまで慌てたのか


飛び出した


止める間もなく消えたよ…


呆然としたけど再度のピンポンに

戸を開けて話したよ


水周りの修理の人なら

こんな時の対処知ってるはずと



笑いをこらえているので

ちょっと口の端がほつれているが

お兄さんは色々教えてくれた


多分 今夜いっぱい様子見ても

溢れないなら大丈夫らしい


…あのね 私が思い切り

悲しみに浸れないのは


こんなアクシデントの女王様だからかな



笑え って 誰か 言うのかな