「はなわ」
それは ぬいぐるみ
それを 娘に
くれた人が
トンガリ頭の
はなわに 似てたから
そんな名前になった
この前 八戸へ
珍しく 娘から
メールが来た
普段 寄越さんくせに
ただ事ではない!
「はなわの 顔から
パウダービーズが
沢山出たよ はなわ
ぐったり 掃除機だして 吸わないと いけない位…」
「帰ったら すぐ見るから 触らないよう
そっと おきなさい」
生地が
薄くなって
ストッキング状の為
早晩 手を打つ気でいたが
よりによって
私の 居ない時に…
一人っ子で
小さい頃から
怖がり
寝る時は
ぬいぐるみに
囲まれないと
駄目だった
ひとつひとつ
名前とキャラクター
新人が来ると
親子で 決めて
私が 働かなければ
ならない時にも
彼等が 埋めてくれていた
もちろん 普通に
持ち歩いたりはしない
ただ
あれこれ
置き去りな 気分を
無条件で
癒してくれる
姉妹 友達…
娘にとっては
そんなだろうか
とにかく
何軒か あたり
修理できるか
「本体見てから」の
所へ
今日 送った
娘が
「顔変わっても 中身が綿でも はなわには
変わりないからって
手紙も 書いたから
一緒に 送ってね」
…できれば
修理され
多少 変わっても
また 帰って欲しい
駄目なら
ビーズが抜ける為
触れもしないのだ
少し 悲壮な気持ちで
外出しようとしたら
羽を見つけた
…出来るだけ
してみよう
そこが 駄目なら
また 探そう
はなわが 無事
帰ると いいなあ…

