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先日、実家の両親が訪ねて来てくれたのはニ枚の着物を持ってきてくれたからでした。
父の亡くなった親友のお母様で御年97歳。
長年茶道と華道の先生をされていた方からいただいた着物です。
私も高校時代に少しの期間、華道を教えてもらったり、帰省のたびに祖母を訪ねるような気持ちでご自宅にお邪魔したりと親しくしているおば様です。
私が着物を着るようになったことを父がなにかの折に話したところ、おば様の思い入れのある着物を譲って下さるということになりました。
一枚目は本結城紬の縞の着物。
憧れの結マークの証紙✨
畳紙にきちんと着物の種類を書いてあり、大切にされていたのがよくわかります。
さっそく試着🎵
手持ちの紬マークの結城紬と全く違う、軽さと柔らかさと手触りに驚きました!!
しなやかな着心地にうっとりです✨✨
長着 黒地に青、白、茶等のやたら縞の本結城紬
帯 ライトグレーの縮緬地に侘助椿の染め名古屋帯
帯揚げ 白に斜線の絞り
帯締め 桜色の冠組
侘助椿の染め帯は初おろし💕
優しい色合いで描かれた侘助椿の帯に桜色の帯締めで、粋な縞柄を優しい感じにまとめてみました。
こちらも上質な縮緬の着心地にただただうっとり〜✨
長着 くすんだ水色地に白と赤茶の唐花模様の小紋
帯 赤地に唐花模様の相良刺繍の名古屋帯
帯揚げ からし色に灰緑色の絞り
帯締め 薄オレンジ色の冠組
2枚とも裄丈も全体のサイズもぴったり✨
二枚の着物を試着した写真と御礼状を両親に届けてもらったところ、
「お茶やお華で使うような着物は生徒さんや欲しい人にもらってもらったの。
この二枚だけは譲ろうと思っていた娘が私よりも先に亡くなってしまって…。思い入れのあるこの着物のことが気がかりだったの。
大切に着てくれるすずちゃんに託すことができて本当に良かった✨」
と、とても喜んでくれたそうです。
思い入れのある大切な着物を託していただいてうれしいと同時に、身の引き締まる思いがしました。
おば様の想いを胸にどちらの着物も大切にしていこうと思います。
そしてこれから沢山着たいと思います😊