『第5回AKB48総選挙』がついに終わりました。

ちなみに僕は毎回投票せずに、一外野的ファンとして、
興味を持ちつつも、俯瞰的(客観的)に傍観させていただいております。

とは言え、僕はこの「総選挙」ってやつが大嫌いなのです。
票を金で買う、
金さえ払えば一人で何票でも投票できる。
これが選挙ですか?
本気で言ってるなら、なんて恥知らずな人々なのでしょう。
マスコミを初めとした、特に本当の選挙がらみの大人たちは警告すべきだと思います。
「選挙」をあまりにバカにしすぎています。

いやね、商品を購入して応募券をゲットする、ってシステムはしょうがないと思うのですが、
「一人で何票も応募できる」=「票=金」=「一人の一票の大切さが軽んじられている」
という仕組みが僕は大嫌いなのです。

特に今回の「総選挙」では、その弊害が出たのではないでしょうか。


今回の「総選挙」を語るにはキーワードが5つあります。

一つ目。
それは事実上の世代交代が始まっているということ。

まず、不動とまで言われていた神7(かみセブン)がついに崩壊しました。
加えて、これまで10位~16位代を占めていたAKB組も順位を下げ、
代わりに支店、つまりSKEやNMBといった地方勢が順位を上げてきたのが目立ちます。

世間のニュースでは、この総選挙特番の視聴率などを挙げ、
いまだにAKBの国民的人気などと、見当違いなことを記事にしていますが、
実際のところ、こうした動きでわかることは、
AKB48がメディア露出を増やすにつれ、
ファンたちの間では「飽き」「一般カルチャー化→オワコン」に繋がっているのである。
もちろん年齢的な劣化も否定はできませんし、各種ゴシップによる処女性=アイドル性の減耗もあるでしょう。
彼女たちのタレントとしての慣れが、握手会やイベント等を通じて、新鮮味を失わせているように伝わっているのかもしれません。

そこで起きたのが、今回のような地方勢や若手メンバーへの票の動きだと思われます。

また同時に、これは最近目立って見られるベテランメンバーの卒業という動きに対する
ファンの警戒的反応であるとも見られます。


二つ目。
今回から適用された立候補制ってなんか意味あったの?ってこと。

おそらく実際のところは
相次ぐメンバー卒業、海外へのメンバー派遣による、ファン離れを恐れた運営側の保険措置なのだろうが、
何か意味ってあったのかな。

まず出馬していない人でいうと
在籍メンバーでいうと秋元才加(卒業予定)、中塚智実、松原夏海、小森美果(卒業予定)。
卒業したメンバーだと前田敦子、河西智美、仁藤萌乃が不出馬。
またSKEでは小木曽汐莉、矢神久美、桑原みずきらも不出馬。
ジャカルタに飛ばされた仲川遥香も不出馬である。

この人たちのファン票はいったいどこに流れたのだろうか。

おそらくSKE勢は他のメンバーに移ったと思われるが、
それじゃあ他の人らのファンが指原に入れたとは思えない。

ちなみに、卒業メンバーで出馬した人には
SDNから浦野一美、佐藤由加理、大堀恵、野呂佳代、小原春香らが立候補。
加えて卒業という体のいい解雇を喰らった悲劇の一期生、平嶋夏海も立候補したが
このうち立候補した意味があったのは64位以内にランクインした平嶋くらいであろうか。

てか、16位以内に入っていたら、この人たちも選抜メンバーに入ってたのか?
野呂だぜ。
てか余談になるが、平嶋のこれだけの固定人気を考えると、
せめてワロタ(渡り廊下走り隊)に復帰させてあげてもいいのではないか。
指原、柏木、峰岸らのような腐れゴシップ巻き起こしてAKBの印象悪くしたメンバーへの甘い処遇(峰岸は自爆)と比べて
平嶋はあまりに可哀そうすぎる。
てかシンディー(浦野)入れたところで、ワロタのイメージ完璧終わったじゃん。
平嶋のオバQ声が懐かしい。
つーか、小森も卒業したら事実上ワロタ終了?
若手新メンバー入れるのかな。・・・


あ、脱線しました。

とにかく立候補制は、順位づけというガチ勝負(それも疑問だが)の世界に「逃げ」道を作ってしまった。
おぼっちゃまくんの作者、小林よしのりをはじめ、その制度に批判的な人は多いようである。

個人的には、不出馬という選択肢が出ることで、結果として、総選挙に対するファンの気持ちの冷めを招くのではないかと思うのだが。
だっていわゆる押しメンが不出馬だったら、総選挙なんて意味ないでしょ。
応援する術がなくなってしまうじゃないか。
結果として、それって回を重ねるたびに、イベントの冷却化につながるような気がしてならない。

ぶっちゃけ今回の指原の1位だって、結果発表を待たずに会場を後にする人たちが多かったように、
他のファンたちにとっては面白くもなんともないことじゃん。

まだ前田VS大島戦争時代は、興味ない人たちにとっても、一つの別のイベントとして楽しめた。
今回の大島VSまゆゆ戦争を期待していた人たちは、伏兵指原の登場で一気に興ざめしてしまったに違いない。
というか速報と変わらない結果って、なんも面白くないじゃん。


で、一番言いたかったのが最後のこれ。
1票の価値の低下だ。
結局総選挙だなんだ言いながら、ファンの数という「量」の勝負ではなく、
大金を投入できるファンがどれだけいるかという「質」の勝負になっている。
そこでは小学生がおこずかいをためて買ったCDの投票権が、
金持ちのキモヲタが親の金をつぎ込んで大人買いした何十、何百票によって蹂躙されるという
なんとも空しい現実がある。

しかも今回の総選挙には、一部ネットで騒がれている、(真偽のほどは分からんが)
実は背景には中国のAKBファンの大量票が大きく影響しているらしい。
一人で1万票とかブチ込んでるとか。

それはもうあかんやろ。

 

確かに、指原が1位になる要素はないんだよな。
いや、不細工とかそういうのは別としてもさ。


ていうのもスキャンダルで露見した、実はぼっちちゃうやん、リア充やん疑惑とか。
バラエティ露出の機会が増えたことによる、お笑い能力の質の低さの露見。
加えて、HKTという地方での頑張りはともかく、
全国的には確実に顔を観る機会は減っていたはず。
だもんで票が増える要素がないのに、大量の票差での1位。
あきらかに不自然な票の動きがある。

だって九州勢だけで全国の票数を超えられるわけないし、
たぶん九州ヲタはいずれ中央に帰る指原よりもHKTの純粋メンバーを押すでしょ。


てか、金で票数を何個も買えるって制度さ、
結局人気投票じゃなく、ファンの財力勝負になるから
どんどん一般ファンとの格差が出てきやすくなるし、
イメージも投票に金がかかる=金を吸い取るってイメージができちゃうから、
よくないと思うんだよな~
で、海外資本が絡んできちゃうんじゃ、純粋に楽しめないよね。


結論から言う。

金で票を何枚も変える制度を変えない限り、
本当に日本国民はAKBに対してドン引くよ。
そのうち、CDやDVDを買って、2~3票投票することが意味がないことって気が付くから。ファン自身に生まれてきているのではないか。

『悪の教典』
主演:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都
監督:三池崇史
製作:日本、2012年製作。

貴志祐介原作のバイオレンスホラー映画。
不良生徒やモンスターペアレント、学校裏サイト、集団カンニング、淫行教師など、
数々の問題を抱える東京都町田市の私立晨光(しんこう)学院高校に勤める蓮実聖司は、
有能で人気者だが、裏では自分に都合の悪い人間を次々と殺害していくサイコキラーであり、
一部の生徒から疑われ始めていた。

文化祭の前日、蓮実は邪魔になった女子生徒を自殺にみせかけて始末しようとするが、
手順が狂い殺人の嫌疑が掛かりそうになる。
蓮実はそれを隠蔽するため、出し物の準備のため校舎に泊り込んでいた担任クラスの生徒全員を、
同僚教師の仕業に見せかけて散弾銃で皆殺しにする決意をする。
こうして一夜の血塗れの大惨劇が始まった。

【内容】
上記のあらすじそのまま。
特筆知るようなことなし。

【感想】
クソ映画。
原作読んでないから、映画化でダメになったのかどうかは分からないけど、
ただ頭おかしい伊藤が人を殺しまくるだけの映画。
登場人物がアホばかりで、結果的に殺されることが分かっているから、
生き延びるという緊張感が一切なく、
かつ登場人物に感情移入できないから何とも面白くない。

そういえばAKB48の大島優子が、
上映会イベントにて、あまりに凄惨な内容に耐え切れなくなり、上映途中で席を外し、
のちに「この作品は嫌い」ですと評したらしいが、
確かに、三池監督の秀逸なバイオレンス描写以外はまったく面白い部分はなかったので
そういうのが嫌いな人間は観る価値のない映画といってよいだろう。

まあ、僕も途中から
生徒がギャーギャー喚いたり、大声出さなければ隠れられるのにあえて叫んだりするのがイライラして、
さっさと殺してどんなオチで終わるのかだけしか期待はなかったけど。

ま、そのオチも普通のオチ。
生存者がいて、反抗がばれると。
で、当の伊藤は精神異常のフリをして、責任能力ないフリをしようとして終わるが。
犯行前の綿密な準備や、別の人間を犯人に見立てようとしたり、
射撃の腕、そのた多数の証拠を見れば
間違いなく計画的犯行であることは明らかだよね。

てかその前に、日本であんなに散弾銃の弾を確保していること自体が不自然だけど。
弾は登録しなきゃいけないし、散弾銃だって猟友会とかに加盟してなきゃ所持できないし、
あいつが狩猟している描写は一切なかったし。

それにあれだけ学校でサイレンサーも消音準備もせずに銃ぶっ放して
一切通報されないこともありえないし。

なんかとにかくバイオレンスだけを見せたい(バイオレンスしかみせどころがない?)映画だった。

てかサイコものに銃乱射要素入れたら、何も面白くなくなるのは当然だわな。

ま、突っ込みどころはたくさんある。
が、それ言っちゃうとそういう映画なんだからという回答しか出せないから、わざわざツッコまないことにする。

結論
バイオレンス好きなら『ムカデ人間2』『マーターズ』『グロテスク(邦画)』『セルビアンフィルム』を借りろ。
こんなクソ映画は観る価値なし。


【評価】
作品の内容も、映画的にもゲス。

『絶叫』
主演:金城成美(ステーション♪)、南寧々(ステーション♪)、三江彩花(ステーション♪)、梶沼萌花
監督:永江二朗
製作:日本、2012年製作。

『こっくりさん 劇場版』の永井二朗監督、鉄道アイドルユニット・ステーション♪のメンバー主演で贈るオムニバスホラー。
12年もの間病院で眠っていた琴美に襲い掛かる恐怖を描く「12年後」ほか、絶叫せずにはいられない衝撃エピソード全14話を収録。


『絶叫2』
主演:南伊、新井賀子、染谷有香、大村仁望
監督:永江二朗
製作:日本、2012年製作。

永井二朗監督によるオムニバスホラー第2弾。
引っ越し以来様子のおかしい母。ある晩、母の部屋から聞こえる奇妙な音に気付いた愛子が部屋を覗くと…。
「お母さん」ほか、絶叫せずにはいられない衝撃エピソード全14話を収録。


【内容】
ショートスタイルでホラーシチュエーションを描く超短編集です。



amazonのリンクがないのでメーカーのリンクを貼っときます。

http://mid-ship.co.jp/dvd/horror/zeekyo/
http://mid-ship.co.jp/dvd/horror/zekkyou2/