さて、今回から始まりました
題して
『文才ないから小説書けないけどアイディアだけ書いてみるシリーズ』
ぱちぱちぱちぱち
そういう人多くない?
映画とかドラマとか見てたり、小説読んだりして、
あ、自分ならこういう展開にするなとか、こういう設定にするなとか
空想しちゃうけど、、文才ない。あるいは最後まで書ききる集中力ないから
作品にしない、みたいな。
たいていの人は携帯小説とか書いちゃうのかもしれないけどね。
ま、そこまで形式ばらないで、メモ的な感じで
設定やらネタやらコンセプトやらを
だらだら書いて、残しておこうって俺的企画です。
まー、俺が自分で書いて、しばらく時間経過してから読み直して楽しむみたいな
ホント、個人的な趣味ですわ。
で、第1回のネタは何かっていうと
やっぱ僕が大好きなジャンル、ホラー・サイコ・サスペンスです。
テーマというか、コンセプトは、日常、誰もが直面しうるリアルな恐怖。
でもバイオレンス系とかではなく、
もしかしたら嘘やいたずらかもしれないけど、もしかしたら・・・
でも真相追わないからわからない、みたいな?
いやね、ぶっちゃけホラーって
主人公が勇気出して、無双して、自爆って話が多いでしょ。
あれはリアルじゃないし、
世界が一気にフィクションになってしまって、お話の世界になっちゃうんだよね。
あとは山田祐介的世界観もそう。
あんな『世にも奇妙な物語』的想像は、僕はあまり好きじゃない。
ハリウッドの世界観だからこそ入ってくるもので、フィルターかまさないと
なかなか受け入れられないのよ。
そう、理屈、論理が邪魔しちゃうんだよね。
主人公はもっと臆病でなくちゃ。
で、本題。
物語の主人公は、20代前半の若者。
フリーター。
特に夢はなく、かといってダメダメな人間でもなく、
普通に公務員にでもなって、普通な生活を望む、
野心のない、ありふれた人間。
趣味は空想で、小説なんかひそかに書いたりしているけど
でも発表はせず、空想を楽しむための手段として利用してるだけ。
もちろん彼女はいない。でも恋愛はしたい。
みたいな人間。
そんな彼がバイト先の先輩から、ある仕事を誘われる。
片付け屋さん。
いわゆる掃除できない人の部屋を掃除したり、
夜逃げした人の部屋を開けるため家財を処分する仕事。
空想好きな彼は、女性の部屋に入ってゴミを片付けながら
夢想することを楽しみにしていた。
いや、そういう性的な意味だけでなく、夜逃げした人の荷物から
その人の人生を空想したりして、勝手に脳内小説を作り出している。
そんな時、ある変な部屋の家財処分を頼まれることになった。
そこは医学部を目指して浪人していた、ある金持ちの坊ちゃんの部屋。
ノイローゼなのか行方不明になって、しばらく連絡がつかない。
家族に話したら、そうとう邪険にされてるのか
費用は出すから勝手に部屋を片付けてくれとそっけない態度。
で、主人公が働く何でも屋に依頼が来るのだが、
クローゼットを開けた時、びっくり。
大量の大学ノートに記録された日記が出てくる。
主人公は、思わず、この日記の書き手の生活に興味がわく。
もしかして、何か事件に巻き込まれたんじゃないか。
最初はそんな冒険心、探偵気分で日記を読み始めるのだが、
そこに書かれていたのは・・・
って感じ。
結論から言うと、その日記は観察日誌だった。
部屋の主は、ある少女に恋をする。
少女はどうやら近くの中学校に通う女生徒のようである。
その恋は、ある種、愛情というよりも、非常に強い学術的好奇心に近いものであった。
男はサイコパスなのか、その「恋」という感情を理解できない。
むしろ自分のうちに湧く不可思議な感情を理解するため、
その感情の対象である少女を観察しながら、自分の中の変化を記録し始めるのである。
日記は不器用な男の不思議でおかしな恋物語のような形で展開していく。
同じく不器用な彼は、その日記の主人公に共感と、どこか自分よりも不器用な男に対する
優越感に似た好奇心、好意をもって、日記を読み進める。
しかし、次第に内容はおかしな方向へと向かう。
最初は、少女を観察しながら、少女への甘い恋心やら、少女への強い好奇心、
そして他の男性との接触を目撃したことによる嫉妬心らしき描写が続くのだが、
次第にその感情が、ある種の激情に似たものへと変化していく。
独占欲である。
男は徹底的に少女を観察し、記録していた。
盗撮こそないが、その活字による記録は、彼女の日常生活、趣味、交友関係をすべて把握していた。
そして男が動き出す。
少女の拉致、誘拐、監禁である。
・・・・
これ以降は、物語の結末に至る展開になるので、まだ
詳細まで考えていない。
男は少女を殺害するのか、少女の行方はどうなるのか。
また、日記の内容はすべて真実なのか、それても男の妄想だったのか
物語の主人公は、その日記の内容にどのように絡んでいくのか。
部屋の主の行方はどうなったのか。
この後の展開次第で、この作品は凡庸な監禁小説で終わるのか、
斬新なサイコサスペンスとなるのかが決まる。
小説というのはやっぱり難しいねえ。
題して
『文才ないから小説書けないけどアイディアだけ書いてみるシリーズ』
ぱちぱちぱちぱち
そういう人多くない?
映画とかドラマとか見てたり、小説読んだりして、
あ、自分ならこういう展開にするなとか、こういう設定にするなとか
空想しちゃうけど、、文才ない。あるいは最後まで書ききる集中力ないから
作品にしない、みたいな。
たいていの人は携帯小説とか書いちゃうのかもしれないけどね。
ま、そこまで形式ばらないで、メモ的な感じで
設定やらネタやらコンセプトやらを
だらだら書いて、残しておこうって俺的企画です。
まー、俺が自分で書いて、しばらく時間経過してから読み直して楽しむみたいな
ホント、個人的な趣味ですわ。
で、第1回のネタは何かっていうと
やっぱ僕が大好きなジャンル、ホラー・サイコ・サスペンスです。
テーマというか、コンセプトは、日常、誰もが直面しうるリアルな恐怖。
でもバイオレンス系とかではなく、
もしかしたら嘘やいたずらかもしれないけど、もしかしたら・・・
でも真相追わないからわからない、みたいな?
いやね、ぶっちゃけホラーって
主人公が勇気出して、無双して、自爆って話が多いでしょ。
あれはリアルじゃないし、
世界が一気にフィクションになってしまって、お話の世界になっちゃうんだよね。
あとは山田祐介的世界観もそう。
あんな『世にも奇妙な物語』的想像は、僕はあまり好きじゃない。
ハリウッドの世界観だからこそ入ってくるもので、フィルターかまさないと
なかなか受け入れられないのよ。
そう、理屈、論理が邪魔しちゃうんだよね。
主人公はもっと臆病でなくちゃ。
で、本題。
物語の主人公は、20代前半の若者。
フリーター。
特に夢はなく、かといってダメダメな人間でもなく、
普通に公務員にでもなって、普通な生活を望む、
野心のない、ありふれた人間。
趣味は空想で、小説なんかひそかに書いたりしているけど
でも発表はせず、空想を楽しむための手段として利用してるだけ。
もちろん彼女はいない。でも恋愛はしたい。
みたいな人間。
そんな彼がバイト先の先輩から、ある仕事を誘われる。
片付け屋さん。
いわゆる掃除できない人の部屋を掃除したり、
夜逃げした人の部屋を開けるため家財を処分する仕事。
空想好きな彼は、女性の部屋に入ってゴミを片付けながら
夢想することを楽しみにしていた。
いや、そういう性的な意味だけでなく、夜逃げした人の荷物から
その人の人生を空想したりして、勝手に脳内小説を作り出している。
そんな時、ある変な部屋の家財処分を頼まれることになった。
そこは医学部を目指して浪人していた、ある金持ちの坊ちゃんの部屋。
ノイローゼなのか行方不明になって、しばらく連絡がつかない。
家族に話したら、そうとう邪険にされてるのか
費用は出すから勝手に部屋を片付けてくれとそっけない態度。
で、主人公が働く何でも屋に依頼が来るのだが、
クローゼットを開けた時、びっくり。
大量の大学ノートに記録された日記が出てくる。
主人公は、思わず、この日記の書き手の生活に興味がわく。
もしかして、何か事件に巻き込まれたんじゃないか。
最初はそんな冒険心、探偵気分で日記を読み始めるのだが、
そこに書かれていたのは・・・
って感じ。
結論から言うと、その日記は観察日誌だった。
部屋の主は、ある少女に恋をする。
少女はどうやら近くの中学校に通う女生徒のようである。
その恋は、ある種、愛情というよりも、非常に強い学術的好奇心に近いものであった。
男はサイコパスなのか、その「恋」という感情を理解できない。
むしろ自分のうちに湧く不可思議な感情を理解するため、
その感情の対象である少女を観察しながら、自分の中の変化を記録し始めるのである。
日記は不器用な男の不思議でおかしな恋物語のような形で展開していく。
同じく不器用な彼は、その日記の主人公に共感と、どこか自分よりも不器用な男に対する
優越感に似た好奇心、好意をもって、日記を読み進める。
しかし、次第に内容はおかしな方向へと向かう。
最初は、少女を観察しながら、少女への甘い恋心やら、少女への強い好奇心、
そして他の男性との接触を目撃したことによる嫉妬心らしき描写が続くのだが、
次第にその感情が、ある種の激情に似たものへと変化していく。
独占欲である。
男は徹底的に少女を観察し、記録していた。
盗撮こそないが、その活字による記録は、彼女の日常生活、趣味、交友関係をすべて把握していた。
そして男が動き出す。
少女の拉致、誘拐、監禁である。
・・・・
これ以降は、物語の結末に至る展開になるので、まだ
詳細まで考えていない。
男は少女を殺害するのか、少女の行方はどうなるのか。
また、日記の内容はすべて真実なのか、それても男の妄想だったのか
物語の主人公は、その日記の内容にどのように絡んでいくのか。
部屋の主の行方はどうなったのか。
この後の展開次第で、この作品は凡庸な監禁小説で終わるのか、
斬新なサイコサスペンスとなるのかが決まる。
小説というのはやっぱり難しいねえ。