知らない番号から携帯に電話がかかってきた。
若い男の声。
出るや否や
「てめえ、誰だよ」
といきなりキレられる。
僕も若かったから言われもない怒声に、
というか、自分からかけといていきなり「誰」だという意味不明な電話に対して、
ブチ切れた。
「つーかてめえ誰だよ、ごら」
それに対して男も喚き散らす。
僕も興奮しているから、何を話したかは覚えていない。
ただニュアンス的に、
電話の向こうの男が恋人に電話をしたところ、
知らない男(俺)が出たため、ブチ切れたらしい。
男はどうも彼女の浮気を疑っているらしい。
間違い電話?
ただ彼女だったら番号登録してるだろ・・・
そう思った俺は、
「お前番号間違ってるから。夜中に変な電話かけてくんじゃねえ」
と相手をバカにする感じのいい方で話しかけた。
それでも男は決してひかない。
「嘘つけ、ごら。てめえ、今からそっち行くからな。」
ああ、めんどくさい。
でも、本当に来られたら怖い。
いや、そもそもこいつが俺の近くに住んでいるかも定かではない。
そこで、僕のいたずら心が芽生えた。
「来るなら来いよ、タコ。てめえがキモいから女にフラれんだろ。バーカ」
男は完全にブチ切れた。
「てめえぜってー殺すかんな。待ってろや、逃げんなごら」
俺は冷静にとどめを刺す。
「きめえんだよ、変態。一生さまよってろ、タコ」
そしてすかさず電話を切り、その番号を着信拒否した。
時間は夜の11時半過ぎ。
まさか来ないだろ。
一瞬携帯ってGPSで場所とか分かるんじゃないのか。
とか頭をよぎるが、
とりあえず家の鍵をしっかりかけることにした。
数日後、テレビのニュースで
若い男が元カノを殺害するという事件が報道されていた。
知らない街で起きたことだ。
そんな事件なら日常茶飯事のように起きている。
僕には何も関係ない。
若い男の声。
出るや否や
「てめえ、誰だよ」
といきなりキレられる。
僕も若かったから言われもない怒声に、
というか、自分からかけといていきなり「誰」だという意味不明な電話に対して、
ブチ切れた。
「つーかてめえ誰だよ、ごら」
それに対して男も喚き散らす。
僕も興奮しているから、何を話したかは覚えていない。
ただニュアンス的に、
電話の向こうの男が恋人に電話をしたところ、
知らない男(俺)が出たため、ブチ切れたらしい。
男はどうも彼女の浮気を疑っているらしい。
間違い電話?
ただ彼女だったら番号登録してるだろ・・・
そう思った俺は、
「お前番号間違ってるから。夜中に変な電話かけてくんじゃねえ」
と相手をバカにする感じのいい方で話しかけた。
それでも男は決してひかない。
「嘘つけ、ごら。てめえ、今からそっち行くからな。」
ああ、めんどくさい。
でも、本当に来られたら怖い。
いや、そもそもこいつが俺の近くに住んでいるかも定かではない。
そこで、僕のいたずら心が芽生えた。
「来るなら来いよ、タコ。てめえがキモいから女にフラれんだろ。バーカ」
男は完全にブチ切れた。
「てめえぜってー殺すかんな。待ってろや、逃げんなごら」
俺は冷静にとどめを刺す。
「きめえんだよ、変態。一生さまよってろ、タコ」
そしてすかさず電話を切り、その番号を着信拒否した。
時間は夜の11時半過ぎ。
まさか来ないだろ。
一瞬携帯ってGPSで場所とか分かるんじゃないのか。
とか頭をよぎるが、
とりあえず家の鍵をしっかりかけることにした。
数日後、テレビのニュースで
若い男が元カノを殺害するという事件が報道されていた。
知らない街で起きたことだ。
そんな事件なら日常茶飯事のように起きている。
僕には何も関係ない。