草食系男子。
一時期、メディアによってよくつかわれた造語。
定義としては、
「恋愛に縁がないわけではないのに、積極的ではない、肉欲に淡々とした男子」だとか
「心が優しく、男らしさに縛られておらず、恋愛にガツガツせず、傷ついたり傷つけたりすることが苦手な男子のこと」などと言われているようだ。
いわゆる、「恋愛」「セックス」に対して、ガツガツしている男性=肉食的イメージの
対義的性質として提示されたものである。
そういった言葉が用いられた当初は、プラスの意味でのつかわれ方が多かった。
しかし、最近では、メディア、一般的にも
マイナスの意味合いで使われることが多いようである。
「優しさ」というよりは「憶病さ」「弱さ」として使われているようだ。
では実際に「草食系男子」と呼ばれるような人たちの本質とはどのようなものなのか。
大きく分けて2種類に分けられると思う。
一つは、「恋愛」「異性」そのものに興味がない、あまり重要視していないタイプ。
もう一つは、リスク回避の観点から、「恋愛」に対し積極的行動をとらないタイプ。
世の中の「草食系男子」の多くは、後者の場合が多いのではなかろうか。
つまり、「恋愛」にも「異性」にも興味関心はある。
縁があれば女性と交際したいと思う。
しかし、失恋だとか、
その全段階であるアプローチの時点で、上手くいかないことを恐れ、
そのリスクを回避しようとするあまり、言動において消極的になり、
「守り」または「受け身」の姿勢になるのである。
確かに、
7~10年前は、あまり恋愛とかにガツガツしていると
女性にひかれて、モテないと言われていた。
自然体であることが一番だと。
その数年後に、草食系って言葉がはやりだした。
前兆として、その前に「電車男」に端を発する
アキバ系男子=ピュアって感じで、
奥手男子をフューチャーする的な流れがあったと思う。
てか奥手男子は、いつの世にも存在していたし、
別に最近増えて来た訳ではないだろう。
それに奥手男子が人気って風潮も特別にあった訳でないし、
もちろんガツガツ来る男性が苦手な女性も昔からいた訳で。
つまりは全てメディアの描きだした虚構。
とはいえ、こと恋愛に関しては草食系男子はいつも苦しい立場に置かれる。
どちらかといえば僕も「草食系男子」になるようである。
別にガツガツしていないからって
恋愛に興味がないわけでもないし、誰かを好きになることだってある。
でも、本音は怖いんだよね。
誰かを好きになって、その気持ちを表面にさらけ出して、
それを拒絶された時の気持ちが怖いんだよね。
だからいつもさぐりさぐりで、
少しでも割れそうな氷を避けながら、凍った湖の上を渡っているような
そんな感覚。
で、できれば向こうからチャンスがあればいつか飛び込もうなんて思ってる。
そう思いながら、いつかは向こう岸に渡れるんじゃねーかって思ってる。
でも現実は、渡り切る前に、好きな人は誰かと恋に落ちて。
あるいは氷が割れて、失恋という冷たい湖底に落ちていく。
そんなこと積み重ねて、一層歩みが遅くなっていって、
時間が何とかしてくれるなんて、
この人が運命の人なら何かが起こるはずだ
なんて依存が強くなっていく・・・
好きであれば好きであるほど大切に感じられて、
時間をかけて関係を築いて、築き上げた距離感を壊したくなくて、
思い切った行動が移せない。
でも時間なんて、年齢を重ねるほど、どんどん早くなっていって、
そして女性にとっても時間はどんどん限られたものになっていって・・・
だからこそ、行動には速さと積極性とタイミングと粘りが本当は必要で。
ちなみに、どこかで聞いた話。
韓国では、女性は、男性の真意を確かめるために
一度の告白では答えを出さないという。
何度も何度もフラれても、
それでも好きでアプローチしてくる男性を受け入れるんだとか・・・
だから彼らは恋愛のために、好きであるなら好きであるほど
積極的になるのだという。
それはそれでどうかと思うが、
何事にも全てをかけて挑む精神。学びたいものだなと思う。
まあ、一生に3度くらいは、
後先考えず、ガチで誰かを愛して傷ついてみてもいいのではないかな。
前段が長くなりすぎた。
本題に入る。
同じ職場にKという男性がいる。
彼はいわゆる草食系男子。
おしゃべり、テレビドラマが大好き。40歳手前。未婚。恋人なし。
そんな彼には好きな女性がいる。(らしい。)
同じ職場のNさん。
30代前半で独身。恋人なし。
まだあどけなさを残した顔立ちで、おっとりした性格の優しい女性だ。
KさんとNさんは5年来の付き合い。
二人はよくおしゃべりしているし、何人かでランチを食べるような仲。
同僚の結婚式でも、KさんがNさんを車で送っているのをみた。
僕は二人は付き合っているもんだと思っていた。
しかし職場の連中の話だとどうも違うようだ。
KさんがNさんを好きなのは間違いないが、
Nさんはそうでもないらしい。
今日、会社で歓送迎会があった。
Nさんは4月から別の部署に異動することになった。
そこでNさんにKさんのことどう思っているのか、
酒の席の勢いを借りて聞いてみた。
Nさんの答え。
Kさんは、5年間そばにいて、それでも私の気持ちに気付かない人だと思っている。
???
どっちに取ればいいのか。
NさんもKさんのこと好きで、でももう待つのに疲れたってこと?
それとも、Kさんのこと何とも思っていないのに、まだアプローチしてくるってこと?
女性の言葉はいちいち深い。
いずれにしろ、この二人の恋に、発展はないであろう。
ちなみに直接ではないが
どうもNさんは異動をきっかけにいい出会いがないかと話していたそうだ。
Nさんも「恋愛」「結婚」に関心があるようである。
僕はというと
Nさんは好きだ。
Nさんは不出来な僕に、いろいろと仕事を教えてくれたし、
僕のおしゃべりにもいろいろ付き合ってくれた。
だから、Nさんと今までみたいにおしゃべりできないと思うと
なんだかさびしい。
でも、どちらかといえばNさんは恋愛対象というよりは
優しいお姉さん?幼馴染?みたいな印象が強い。
ま、恋愛感情が湧くほど絡んでいないというのもあるかと思うが、
今後何か進展とかあるのだろうか。
・・・・僕の性格からすると、難しいだろうな。
今回の説話から学んだこと。
女性も「待っている」ということだ。
たとえ答えが〇でも×でも
行動を起こさないと、答えは出ない。
答えが出ないことは気持ち悪い。
そして次の恋にも進めないってことだ。
続く。
一時期、メディアによってよくつかわれた造語。
定義としては、
「恋愛に縁がないわけではないのに、積極的ではない、肉欲に淡々とした男子」だとか
「心が優しく、男らしさに縛られておらず、恋愛にガツガツせず、傷ついたり傷つけたりすることが苦手な男子のこと」などと言われているようだ。
いわゆる、「恋愛」「セックス」に対して、ガツガツしている男性=肉食的イメージの
対義的性質として提示されたものである。
そういった言葉が用いられた当初は、プラスの意味でのつかわれ方が多かった。
しかし、最近では、メディア、一般的にも
マイナスの意味合いで使われることが多いようである。
「優しさ」というよりは「憶病さ」「弱さ」として使われているようだ。
では実際に「草食系男子」と呼ばれるような人たちの本質とはどのようなものなのか。
大きく分けて2種類に分けられると思う。
一つは、「恋愛」「異性」そのものに興味がない、あまり重要視していないタイプ。
もう一つは、リスク回避の観点から、「恋愛」に対し積極的行動をとらないタイプ。
世の中の「草食系男子」の多くは、後者の場合が多いのではなかろうか。
つまり、「恋愛」にも「異性」にも興味関心はある。
縁があれば女性と交際したいと思う。
しかし、失恋だとか、
その全段階であるアプローチの時点で、上手くいかないことを恐れ、
そのリスクを回避しようとするあまり、言動において消極的になり、
「守り」または「受け身」の姿勢になるのである。
確かに、
7~10年前は、あまり恋愛とかにガツガツしていると
女性にひかれて、モテないと言われていた。
自然体であることが一番だと。
その数年後に、草食系って言葉がはやりだした。
前兆として、その前に「電車男」に端を発する
アキバ系男子=ピュアって感じで、
奥手男子をフューチャーする的な流れがあったと思う。
てか奥手男子は、いつの世にも存在していたし、
別に最近増えて来た訳ではないだろう。
それに奥手男子が人気って風潮も特別にあった訳でないし、
もちろんガツガツ来る男性が苦手な女性も昔からいた訳で。
つまりは全てメディアの描きだした虚構。
とはいえ、こと恋愛に関しては草食系男子はいつも苦しい立場に置かれる。
どちらかといえば僕も「草食系男子」になるようである。
別にガツガツしていないからって
恋愛に興味がないわけでもないし、誰かを好きになることだってある。
でも、本音は怖いんだよね。
誰かを好きになって、その気持ちを表面にさらけ出して、
それを拒絶された時の気持ちが怖いんだよね。
だからいつもさぐりさぐりで、
少しでも割れそうな氷を避けながら、凍った湖の上を渡っているような
そんな感覚。
で、できれば向こうからチャンスがあればいつか飛び込もうなんて思ってる。
そう思いながら、いつかは向こう岸に渡れるんじゃねーかって思ってる。
でも現実は、渡り切る前に、好きな人は誰かと恋に落ちて。
あるいは氷が割れて、失恋という冷たい湖底に落ちていく。
そんなこと積み重ねて、一層歩みが遅くなっていって、
時間が何とかしてくれるなんて、
この人が運命の人なら何かが起こるはずだ
なんて依存が強くなっていく・・・
好きであれば好きであるほど大切に感じられて、
時間をかけて関係を築いて、築き上げた距離感を壊したくなくて、
思い切った行動が移せない。
でも時間なんて、年齢を重ねるほど、どんどん早くなっていって、
そして女性にとっても時間はどんどん限られたものになっていって・・・
だからこそ、行動には速さと積極性とタイミングと粘りが本当は必要で。
ちなみに、どこかで聞いた話。
韓国では、女性は、男性の真意を確かめるために
一度の告白では答えを出さないという。
何度も何度もフラれても、
それでも好きでアプローチしてくる男性を受け入れるんだとか・・・
だから彼らは恋愛のために、好きであるなら好きであるほど
積極的になるのだという。
それはそれでどうかと思うが、
何事にも全てをかけて挑む精神。学びたいものだなと思う。
まあ、一生に3度くらいは、
後先考えず、ガチで誰かを愛して傷ついてみてもいいのではないかな。
前段が長くなりすぎた。
本題に入る。
同じ職場にKという男性がいる。
彼はいわゆる草食系男子。
おしゃべり、テレビドラマが大好き。40歳手前。未婚。恋人なし。
そんな彼には好きな女性がいる。(らしい。)
同じ職場のNさん。
30代前半で独身。恋人なし。
まだあどけなさを残した顔立ちで、おっとりした性格の優しい女性だ。
KさんとNさんは5年来の付き合い。
二人はよくおしゃべりしているし、何人かでランチを食べるような仲。
同僚の結婚式でも、KさんがNさんを車で送っているのをみた。
僕は二人は付き合っているもんだと思っていた。
しかし職場の連中の話だとどうも違うようだ。
KさんがNさんを好きなのは間違いないが、
Nさんはそうでもないらしい。
今日、会社で歓送迎会があった。
Nさんは4月から別の部署に異動することになった。
そこでNさんにKさんのことどう思っているのか、
酒の席の勢いを借りて聞いてみた。
Nさんの答え。
Kさんは、5年間そばにいて、それでも私の気持ちに気付かない人だと思っている。
???
どっちに取ればいいのか。
NさんもKさんのこと好きで、でももう待つのに疲れたってこと?
それとも、Kさんのこと何とも思っていないのに、まだアプローチしてくるってこと?
女性の言葉はいちいち深い。
いずれにしろ、この二人の恋に、発展はないであろう。
ちなみに直接ではないが
どうもNさんは異動をきっかけにいい出会いがないかと話していたそうだ。
Nさんも「恋愛」「結婚」に関心があるようである。
僕はというと
Nさんは好きだ。
Nさんは不出来な僕に、いろいろと仕事を教えてくれたし、
僕のおしゃべりにもいろいろ付き合ってくれた。
だから、Nさんと今までみたいにおしゃべりできないと思うと
なんだかさびしい。
でも、どちらかといえばNさんは恋愛対象というよりは
優しいお姉さん?幼馴染?みたいな印象が強い。
ま、恋愛感情が湧くほど絡んでいないというのもあるかと思うが、
今後何か進展とかあるのだろうか。
・・・・僕の性格からすると、難しいだろうな。
今回の説話から学んだこと。
女性も「待っている」ということだ。
たとえ答えが〇でも×でも
行動を起こさないと、答えは出ない。
答えが出ないことは気持ち悪い。
そして次の恋にも進めないってことだ。
続く。