今日、あり得ない事件がありました。
仕事帰り。6時過ぎでしょうか。
明日休みだし、ちょっとお酒飲んじゃおうかな~ってトボトボ歩いていました。
信号も横断歩道もない、小さい路地を渡っていた時でした。
ちょうどその路地はロータリーに進入するような構造になっているのですが、
右側からシルバーの高級国産車がロータリーに向かって進んでいました。
車には気づいていましたが、
自動車は十分に徐行しているし、
何よりロータリーに進入する前に一時停止する必要があります。
また自動車が近づくよりも前にこちらが既に路地を横断し始めていたので、
そのまま普通の速度(トボトボって感じ)で歩いていたのです。
すると視界のあり得ない位置に自動車のボンネットが見えました。
え??
そのまま自動車は僕に突っ込んできました。
そうです。
僕は自動車にひかれました。
危ない!!
僕はとっさに自動車のボンネットの上に手を付き、
体の向きをずらして、後ろ向きに数歩後ずさりしました。
怖いのはここから。
なんとその車は、明らかに僕にぶつかり、ボンネットに手を付いた後も
停止することなく、50cmから1mくらいこちらに突っ込んできたのです。
徐行していたので、衝撃はさほどではないですが、
間違いなく、子どもや高齢者、華奢な女性であれば、
衝撃でフロントに乗っかるか、反対側に飛ばされるくらいの勢いでした。
下手すると、脚を骨折するか、自動車の下敷きになってもおかしくありません。
僕が成人男性で頑丈だったこと、
かつ運よく体の向きを車に向かうように回転できたから後ずさりできたものの、
それができなければ、足首をくじくか、ひざが曲がらない方向に折れていたかもしれません。
10歩以上後ずさりして、ようやく自動車は停止しました。
位置的に、ぶつかってからブレーキをかけたような距離ではありません。
僕は訳が分からないまま、このまま自動車の前にいると危険だと思い、
横に移動しました。
そして運転手が降りてくるのをしばらく待って、
文句を言おうとしました。
でも運転手は一向に降りてきません。
自動車の内部を見ると、運転手が60いくか行かないくらいの初老男性で、
後部座席には、その娘と孫らしく女性が3名乗っていました。
女性は車内で、すみませんすみませんといった様子で頭を下げています。
「どうなってんだ?」
僕は自動車に呼びかけますが、運転手はおりません。
ちょっとドアを開けた様子なので、
いつまでも道路の真ん中にいるのはまずいと思い、
歩道まで移動しました。
すると、驚いたことに、その男性は、ドアを再び締め、
自動車を発車させました。そしてそのままロータリーに進入していきました。
僕は茫然としていましたが、後を追いかける気力も、叫ぶ気力も起きません。
というか自動車にひかれた揚句、停車しようとせず、
一言も謝ろうともせず、被害者を心配して降りても来ない非常識な人間。
しかも子どもを乗せた、教育しなくてはいけない大人のした行動に、
呆れて、そのまま立ちつくしてしまいました。
そのまま近くにある交番に駆け込んでもよかったし、
車を追いかけて、無理やり止めて運転手を引きずり出してもよかったのですが、
けがをしていないということに、ちょっとは余裕が出たのでしょうか。
家族でこれから出かける、あるいは外出先から帰る途中の家族。
彼らを警察沙汰に巻き込むことに、ふと躊躇したのです。
それが正しいことかは分かりませんし、
あの子どもに何を残すのかもわかりません。
僕の行為が、誰かに何かを伝えたり、良かったこととして見られるかもわかりません。
ただ、なんとなく、
いろんなことが一気にめんどくさくなり、
僕は再び家路へと戻りました。
とにかく、けががなくてよかった。
でももしこれが僕の大切な人を傷つけたのであれば、
たとえ周囲に白い目で見られようと、僕は決してあの男性を許さないし、
警察を巻き込んだ大事になったとしても、
あの男性を引きずり出して、交番まで連れていきます。
そして説教をして、治療費をぶんどって、もう二度と繰り返さないように
徹底的に後悔をさせてやりますよ。
人は誰だって間違いを犯します。
パニックになって、訳が分からない行動をしたりします。
ただ大切なのは、決して責任を放棄しないでください。
そして何よりも傷つけてかもしれない相手のことを考えてください。
けががなくても、もしぶつかっていなくても、
相手を心配し、相手に大丈夫ですか?と声をかけてください。
もし本当に相手を傷つけていたとしても、
その言動だけで心象はずっと変わります。
仕事帰り。6時過ぎでしょうか。
明日休みだし、ちょっとお酒飲んじゃおうかな~ってトボトボ歩いていました。
信号も横断歩道もない、小さい路地を渡っていた時でした。
ちょうどその路地はロータリーに進入するような構造になっているのですが、
右側からシルバーの高級国産車がロータリーに向かって進んでいました。
車には気づいていましたが、
自動車は十分に徐行しているし、
何よりロータリーに進入する前に一時停止する必要があります。
また自動車が近づくよりも前にこちらが既に路地を横断し始めていたので、
そのまま普通の速度(トボトボって感じ)で歩いていたのです。
すると視界のあり得ない位置に自動車のボンネットが見えました。
え??
そのまま自動車は僕に突っ込んできました。
そうです。
僕は自動車にひかれました。
危ない!!
僕はとっさに自動車のボンネットの上に手を付き、
体の向きをずらして、後ろ向きに数歩後ずさりしました。
怖いのはここから。
なんとその車は、明らかに僕にぶつかり、ボンネットに手を付いた後も
停止することなく、50cmから1mくらいこちらに突っ込んできたのです。
徐行していたので、衝撃はさほどではないですが、
間違いなく、子どもや高齢者、華奢な女性であれば、
衝撃でフロントに乗っかるか、反対側に飛ばされるくらいの勢いでした。
下手すると、脚を骨折するか、自動車の下敷きになってもおかしくありません。
僕が成人男性で頑丈だったこと、
かつ運よく体の向きを車に向かうように回転できたから後ずさりできたものの、
それができなければ、足首をくじくか、ひざが曲がらない方向に折れていたかもしれません。
10歩以上後ずさりして、ようやく自動車は停止しました。
位置的に、ぶつかってからブレーキをかけたような距離ではありません。
僕は訳が分からないまま、このまま自動車の前にいると危険だと思い、
横に移動しました。
そして運転手が降りてくるのをしばらく待って、
文句を言おうとしました。
でも運転手は一向に降りてきません。
自動車の内部を見ると、運転手が60いくか行かないくらいの初老男性で、
後部座席には、その娘と孫らしく女性が3名乗っていました。
女性は車内で、すみませんすみませんといった様子で頭を下げています。
「どうなってんだ?」
僕は自動車に呼びかけますが、運転手はおりません。
ちょっとドアを開けた様子なので、
いつまでも道路の真ん中にいるのはまずいと思い、
歩道まで移動しました。
すると、驚いたことに、その男性は、ドアを再び締め、
自動車を発車させました。そしてそのままロータリーに進入していきました。
僕は茫然としていましたが、後を追いかける気力も、叫ぶ気力も起きません。
というか自動車にひかれた揚句、停車しようとせず、
一言も謝ろうともせず、被害者を心配して降りても来ない非常識な人間。
しかも子どもを乗せた、教育しなくてはいけない大人のした行動に、
呆れて、そのまま立ちつくしてしまいました。
そのまま近くにある交番に駆け込んでもよかったし、
車を追いかけて、無理やり止めて運転手を引きずり出してもよかったのですが、
けがをしていないということに、ちょっとは余裕が出たのでしょうか。
家族でこれから出かける、あるいは外出先から帰る途中の家族。
彼らを警察沙汰に巻き込むことに、ふと躊躇したのです。
それが正しいことかは分かりませんし、
あの子どもに何を残すのかもわかりません。
僕の行為が、誰かに何かを伝えたり、良かったこととして見られるかもわかりません。
ただ、なんとなく、
いろんなことが一気にめんどくさくなり、
僕は再び家路へと戻りました。
とにかく、けががなくてよかった。
でももしこれが僕の大切な人を傷つけたのであれば、
たとえ周囲に白い目で見られようと、僕は決してあの男性を許さないし、
警察を巻き込んだ大事になったとしても、
あの男性を引きずり出して、交番まで連れていきます。
そして説教をして、治療費をぶんどって、もう二度と繰り返さないように
徹底的に後悔をさせてやりますよ。
人は誰だって間違いを犯します。
パニックになって、訳が分からない行動をしたりします。
ただ大切なのは、決して責任を放棄しないでください。
そして何よりも傷つけてかもしれない相手のことを考えてください。
けががなくても、もしぶつかっていなくても、
相手を心配し、相手に大丈夫ですか?と声をかけてください。
もし本当に相手を傷つけていたとしても、
その言動だけで心象はずっと変わります。