原題は、「 Jagged Edge 」(1986)。
 なつかしい映画を1つ。

[A]監督は、リチャード・マーカンド(Richard Marquand)、「スター・ウォーズ エピソード6 / ジェダイの帰還(Star Wars : Episode 6 Return of the Jedi)」。 

[B] 脚本は、ジョー・エスターハス(Joe Eszterhas)、「氷の微笑(Basic Instinct)」。

[C] 音楽は、ジョン・バリー(John Bary)、「007シリーズ」、「白いドレスの女」、「(ブルース・リーBruce Leeの)死亡遊戯(Game of Death)1979年」。

 法廷での対決を通して観る、ある「対立の構図」のサスペンス・ミステリー。

(ストーリー)

 サンフランシスコの大富豪で出版王の孫娘ペイジ・フォレスターが、別荘で惨殺される。

 その第1容疑者は、その時、頭を殴られ病院に運ばれたと言う、夫ジャックだった。妻の莫大な財産と、会社の株を相続するからだった。

 敏腕検事のクラスニーは、完全に彼が「クロ」と断定し、物的証拠、証言などを次々と出してジャックを追い詰めます。
 
 対して、ジャックは、かってクラスニー検事の下で働いていた、有能な美人弁護士テディに依頼して、反論を開始。
 テディは、かってのなじみ、信頼できる私立探偵サムの協力を得て、事件の真実に迫ろうとしますが、すればするほど、疑惑の影が…。
 果たして彼は犯人か否か? 何が決め手か?

 原題の「a jagged edge」は、「(ガラスの破片などの)ギザギサになった縁」のことらしいです。
 なお、「edge」には、「(刃の)鋭利さ、鋭さ」や「(欲望・言葉などの)激しさ、鋭さ、痛烈」と言う意味もあります。

  グレン・クローズは、当時人気急上昇中で、この映画も大変ヒットしました。
 ジェフ・ブリッジスは、シェニファー・ローレンスの「憧れの人」だそうです。相変わらず、人気の高い男優ですね。

 007シリーズのジョン・バリーのドキドキとするような音楽が、ミステリーにサスペンスをジワジワと加えて盛り上げていきます。

「ギザギザ」なのは、刃物だけではない、と感じました。

[ 出演 ]

① ジャック・フォレスター : ジェフ・ブリッジス (Jeff Bridges )、「アイアンマン」「800万の死にざま」、 「カリブの熱い夜」、「トロン」、「ビッグ・リボウスキ」。ちなみに父親は俳優ロイド・ブリッジス、兄も俳優ボー・ブリッジス。
② 弁護士テディ・バーンズ : グレン・クローズ(Glenn Close)、「運命の逆転(Reversal of Fortune )」、「危険な情事(Fatal Attraction)」、「危険な関係(Dangerous Liaisons)


③ トーマス・クラスニー検事 : ピーター・コヨーテ(Peter Coyote)、「ファム・ファタール(Femme Fatale)」、「E.T. (E.T. The Extra-Terrestrial)」。

④ 探偵サム・ランサム  :  ロバート・ロッジア(Robert Loggia)、「インデペンデンス・デイ(Independence Day)」。

⑤ キャリガン判事 :  ジョン・デナー(John Dehner)。

⑥ フランク・マーティン :  ランス・ヘンリクセン(Lance Henriksen )、「ターミネーター」、「オーメン2(Damian : Omen2)」、「未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)」。

⑦ アンドリュー・ハーデスディ :  ジェームズ・カレン(James Karen)、「大統領の陰謀(All the President’s Men)」、「カプリコン・1(Capricorn one) 」。

⑧ 証言台の女性ジュリー・ジェンセン :  カレン・オースティン(Karen Austin)。

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