原題は、「Warm Bodies」(2013)。
ラヴ・コメディです。
監督は、ジョナサン・レヴィン(Jonathan A.Levin)。
場面にあった、劇中曲がぴったりと雰囲気をもりあげます。
(ストーリー)
核戦争か細菌が原因か、ともかく地球は終末の様相を呈していた。
生存している人間は少なく、戦って勝たなければ人類は滅びてしまう。軍を指揮するグリジオ大佐は、外に出る若者達にハッパをかけていた。
だが、その戦う相手とは、「ゾンビ(Zombie)」と「ガイコツ(Boneys)」だった。
ゾンビの青年「R(アール)」は、親友「M(エム)」と「うまく話せない」生活をしていたが、いつものように「食事に」出かけ、人間達とバトルに。
ところが、Rは、出会った人間ジュリーに恋してしまうが、彼女の恋人ペリーを襲ったのもまた彼だった。
2人は、ジュリーにゾンビのふりをさせてその場をしのぐ
他のゾンビ達からは狙われる存在のジュリーだったが、その都度Rは助ける。
彼女との関係が「特別」なものになるにつれ、不思議な事に、Rは人間の心を取り戻していくが、もっと驚くことには、この2人の関係は、、他のゾンビの「心臓」の鼓動をも活性化させ、彼らの世界全体に大きな変化をもたらしつつあった。
人間の理解を得られぬ間に、「ガイコツ」の攻撃が始まって…。
(1) 出だしのRの自己紹介的、ナレーションがその声、その話し方といい、秀逸です。
(2) ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)の「バイオハザード(Resident Evil)」をちょっと思い出しました。
(3) 空港は、トム・ハンクス(Tom Habks)の「ターミナル(The Terminal)」を思い出しましたが、違っているかもしれません。
(4) ジュリーがゾンビのまねをして歩くところは、 マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の「スリラー(Thriller)」を少し思い出します。
(5) 「ガイコツ」は、アーノルド・シュワルツェネッガーの「ターミネーター(The Terminator)・シリーズの第1作」を。
(6) 家のベランダにいるジュリーにR(アール)が会いに来るのは、オリビア・ハッセー(Olivia Hussey)の「(1968版映画の)ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)」を彷彿とさせます。
(7) 「ガイコツ」軍団に追いかけられて、ジュリーとR(アール)が、建物の下のプールへ落下するのは、ダニエル・クレイグの「007 慰めの報酬」を思い出しました。
もちろん、これらは全て、個人的印象であって、多分、おそらく、きっと、勘違いだと思いますけど書いておきましょう。
とても良い映画だと思いました。
怖い映画とかの後に、これも準備と思って借りたのですが、物語がものすごくシンプルでありながら、内容はしっかりしてて、テンポと音楽がよく、俳優陣はうまくて、途中から、物語の中にひきこまれます。むだな流れがあまりないように思います。
ゾンビと聞いて最初に思う印象とはちがって、とても暖かい、楽しい、観てよかったな、と思う映画。
やや若い人向けかもしれませんが、どの年齢層で観ても、映画館で観ても、良い映画のように思います。
うまく書けませんが、とても良い映画だと思いました。
(出演)
① R(アール) : ニコラス・ホルト(Nicholas Hoult )。
② ジュリー : テリーサ・パーマー(Teresa Palmer)。
③ Rの親友M : ロブ・コードリー(Rob Corddry)。
④ ジュリーの親友ノラ : アナリー・ティプトン(Analeigh Tipton)。
⑤ ジュリーの恋人ペリー : ディグ・フランコ(Dave Franco)、「グランド・イリュージョン」。
⑥ グリジオ大佐(軍のリーダーで、ジュリーの父親) : ジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich)、「危険な関係(Dangerous Liaisons)」、「Red/レッド」。
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