原題は、「007 Casino Royale 」(2006)。

 小説の第1作なので、本当は、映画もこれが第1作だったかもしれません。ボンドもショーン・コネリーが演じていたかもしれません。

 1967年のパロディ映画もあって、製作陣は本気で遊びなしで、相当長い準備と、念入りな打ち合わせと、撮影をしたのであろう、ひょっとすると、当時、既に映画化の原案が綿密に作られていたのかもしれないな、などと勝手に個人的に思っています。
 
 新しい6代目ボンドとして、ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)が登場して、長いシリーズのスタイルも一新されます。
 今までは、
①「ガン・バレル(gun barrel)・シークエンス」、銃口のシーン。②短いストーリー。③ 主題曲とオープニング・クレジット。④本編、の順でしたが、

本作は、
①短いストーリー。
 「金髪のボンド」と言う評判もありましたが、白黒映像です。
 「00ダブル・オー」要員になる為の資格テストに合格し、
②「ガン・バレル(gun barrel)・シークエンス」、
③ 主題曲とオープニング・クレジット。
クリス・コーネル(Chris Cornell)が"You Know My Name"を歌います。意味は明らかです。
 映像は、キレイなアニメを取り混ぜた、カジノの雰囲気満載ですが、今までのものとは少し違います。 

④本編。
 原点回帰して、渋い、どっちかと言うと苦い、冷酷非情なスパイとしての特質を出して、物語は進みます。 
 マダカスカルで「エリプシス」、バハマのナッソーでディミトリオス夫妻の、マイアミでル・シッフルの情報を得て、モンテカルロの「カジノ・ロワイヤル」に辿り着きます。
 ル・シッフルは、ある計画をボンドに邪魔されて、テロ組織から預かった運用資金を失い、カジノでのゲームで取り戻そうと企んでいました。

 それを阻止せんと、資金担当の財務部門のヴェスパーとともに、ゲームに参加することになったボンドだったが、…。
 ヴェスパーの胸に、「ペンダント」が光ります。
 ボンドは、これでもかと、走ります。

出演は、ボンドはダニエル・クレイグ、ヴェスパーにエヴァ・グリーン(Eva Green) 、ル・シフェルにマッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)、ルネ・マティスにジャンカルロ・ジャンニーニ(Giancarlo Giannini)。CIAのフィリックス・ライターに、ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)「ハンガー・ゲーム2」。

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]/ダニエル・クレイグ,マッツ・ミケルセン,エヴァ・グリーン

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