著名な3部作、①『射鵰英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』②『神鵰剣俠』(しんちょうけんきょう、原題:神鵰俠侶)、③倚天屠龍記(いてんとりゅうき)の中の、第2作です。
①『射鵰英雄伝』は既に書きましたので、②(原作は1959年)を。
原作は読んでいませんので、理解には少しかけるところがあるかもしれません。
同一プロデューサーによるので、統一性がありそうです。主要登場人物が引き続き登場します。
ついでに言いますと、ある役は同一俳優が演じてたりします(①の出番が少なかったのは、そういう事か、などと勝手な想像。)
逆に、こちらから先に観ると、分からない場面に遭遇します。
それと、50年近く前の原作なので、ちよっと表現が「おだやか」です。
以前コラムに書いたように、チャウ・シンチーの「カンフー・ハッスル」で知った登場人物、有名な美男美女の2人、楊過(ヨウカ)と小龍女(ショウリュウジョ、いずれも日本語読み)と、彼らを取り巻く人達の物語。
3部作の①『射鵰英雄伝』では、両親どおしが仲良かった、郭靖と黄蓉、楊康と念慈の2組の男女が、運命に左右されながら成長していく物語。この2組は対比されて描かれていました。
本作の②『神鵰剣俠』では、楊康の子の楊過(ヨウカ)は、幼い頃に母念慈も亡くして1人に。
後に義理の父となる欧陽鋒(西毒)と出会った後、父の友人だった、郭靖と黄蓉夫婦と知り合い、桃花島へ行きます。
黄蓉は、ある意図から、武芸を教えず、学問から教えます。
ところが、子供達のイジメにあって、全真教に預けられ、そこでもさらなるイジメにあって、少年楊過(ヨウカ)は、逃げだし、追われ、運命に導かれるように、古墓派の
小龍女(ショウリュウジョ)と出会い、師弟の関係に。
彼女は既に武芸はかなり達者です。
楊過は(実は)シッカリ者で、小龍女は世間知らずのキャラクターとなっています。
で、2人は出会った後、様々な困難と障害に出会いながら、と言う物語。
「九陰真経」や、新しく「玉女心経」がところどころで出てきます。
出演は、楊過にホアン・シャオミン、小龍女 にリウ・イーフェイ。
他に主な人としては、俳優の名前は省略させていただきますが、郭靖、黄蓉、李莫愁(小龍女の姉弟子)、周伯通、裘千尺、等々。
なんとも個性的な脇役達が、本作も登場します。
アクション・シーンは、①『射鵰英雄伝』よりも優れているかに感じました。
ここは男性好みの部分。
(原作では、どうやって表現しているのかと。)
2人のシーンは、ちょっと女性好みのシーンでしょうか?
こういう両層に人気のある作品のようです。
『射鵰英雄伝』とともに巨大な作品ですが、思い切って少なく書いてみました。
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