『「ただいま、靖さん! パリから帰ってきたわよ。」「おかえり、お蓉! 桃の花の…」「島ね。
これ、おみやげ!の九陰クレープ!」「で、お父さんどう?」「元気で緑色フルート吹いて。ゲストも常連の、踊り子の梅子さんでしょ、ツメのきれいな。いつもベージュ系の服の洪子さんでしょ。それに周子さんでしょ、落ち着きのない、よくしゃべる。方程式とか、釣り、崖、畑、返歌、もう訳が・・・。」』

 18世紀中頃、明朝末期の農民反乱指導者、李自成の史実を元に、その約100年後、乾隆帝は、その時の警備の4家系の子孫の1人・田帰農(でん・きのう)に、①胡一刀(こ・いっとう)を討つ事②苗人鳳(びょう・じんほう)を討つ事 ③李自成の財宝を探し出す事、の3つの密命を出す。

 そびえ立つ雪山の頂では、誰もが畏敬の念を抱く武芸の達人の2人、胡一刀と苗人鳳が直接対決をしていた。自力で勝てない田帰農は、自らの富と野心の為、策謀をめぐらし・・・。
 一方、5日間にわたって戦う2人の間には、互いに尊敬と信頼感が生まれ、何とか戦いを避け和解を願う胡一刀の妻のお腹には赤ん坊が・・・。『七心海棠(しちしんかいどう)』とは何か?

 『書剣恩仇録』に登場した、陳家洛、乾隆帝、紅花会(本作では鉄花会)などが出てきて、状況把握も理解しやすい、と思います。

 出演は、主人公胡一刀の息子、胡斐(こひ)に、原作者金庸も「イメージにピッタリ」の太鼓判の
ニエ・ユエン(『三国志』趙雲子龍)、謎の女性、袁紫衣にアテナ・チュウ(『射鵰英雄伝(1994)』の
黄蓉、だそうです)。

『「で、GWどうしてたの?」「ま、まあのんびりと」「どうせDVD観てたとか、スポーツクラブ行ってたとか。」「き、君がいないと、何にも出来ないんだ。」「ち、ちょっと、買い物に行ってくるわ。スーバーLAへ。そう言えば、あそこの警備員って、1人2役? 」「ん? 一緒に行くよ。(って、オレは「靖さん」じゃないし、ジョニーだし。君は「お蓉」じゃなくて、アンバーだし。)もう、射鵰なんとかゴッコやめない?」「テヘッ!」』


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