国内のもの、つまり邦画やTVドラマも見るけれど、どっちかと言うと、映画館に行くとか、レンタルで借りるなら、海外ものの方が好きです。

 色々理由はあるけれど、
 (1) 出てくる道路が違う、電信柱が違う、家が違う、マンションとかアパートメントも違う。
(2) 車もバイクも、電車もバスも地下鉄も、飛行機も、船も違う(ような気がする)。
 (3)自然も風景も土地も違い、流れる風も空気でさえも違う。
  行った事のない国も出てくる、
(4) 会社の建物も、会議室も、個室も違う。部屋の中の家具が違い、壁の絵も違って見える。
 (5) 男性も女性も子供も、顔も言葉も服装も風習もファッションも違う。動物や鳥の鳴き声も違って聞こえる(一説には空気の密度と気温の高低によるらしいけど)。

 私達の日常では、朝、ゴミ出しに、ご近所からジャッキー・チェンが出てきたり、タクシー乗ったら、ブルース・ウィリスが振り返って「どちらまで?」と言うこともなく、デパートで、アンジェリーナ・ジョリーが微笑むなんてこともない。

 というわけで、欧米でもアジアの他の国の映画やTVドラマでも、違う空間にいられる。

 昔、英語圏の人と夜飲みながら話す事になって、会話の種にと、その人は映画の話を少しした。
 自分も最近観た映画の話をしようとして、「えーと、原題は何なののだろうか?」と思っているうちに、話は途切れた。

 そこで、それからは最低限、英語の原題だけは見ておくことにした。
 なんとなくだけど。

 そして、観る時は、音声はその国の音声、字幕は日本語にすれば、
 何年も訓練してわずか1、2時間の長さの中で表現する俳優達の息も少しは感じられるのではと。
 アジアの他の国々のものでも、顔は知ってるおじさんや女性の顔に似てても、広東語を話したりはしないので、やっぱり他の国の空間にいる気配となる。

 ということで、そんな雰囲気がただ好きなだけ。
 仕事とか家事とかで、忙しい人は、ずっと見てられないので吹き替えで見ることになるのだけど、それはそれでいいと思う。

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