「ハンガー・ゲーム(The Hunger Games)」の大ヒットで、今や、全米の10代を中心にアーチェリー人気も呼んで、社会現象ともなっている、ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)。
 彼女の人気の理由は色々あるだろうけど、その1つは、「ソフトな声質」にあるのではないかと思っている。

 その彼女と並んで、この1年間ぐらいで、非常に印象に残っている映画は、クリスチャン・ベイル(Christian Bale)主演のバットマン3部作、つまり、
 「バットマン・ビギンズ(Batman Begins)」、「ダークナイト(The Dark Knight)」、「ダークナイト・ライジング(The Dark knight Rises)」。

 それまでは、マイケル・キートン(Michael Keaton) が1番バットマンのイメージに合っていると思ってた。第2作あたりから、C・ベイルもいいな、と感じた。
 
 1人2役の場合、たいてい演技上、ブルース・ウェインの方は、くだけて変わった人物像にするらしいけど、
そこは極端に演じず、このベイルは、ヒーローの方の「声」を変えている。
 最初は聞きにくいが、慣れると迫力が出た。
 なんと、敵役のベイン(Bane、演じたのは、トム・ハーディTom Hardy)も、声帯装置(?)を付けた、変化した「声」で迫る。

 原作は1939年のコミックだが、ロケ地ピッツバーグ(Pittsburgh)の超近代的な建物の中を、バイク、タンク、戦闘ヘリらしき乗り物(作品の中では「バット」と呼ばれている)が出てくる。これまた、カッコイイ超近代的なもの。

 でも、バットマンになった時の大富豪ブルース・ウェインへ、警察のゴードン本部長が、連絡する時は、
 他が超近代的であるのだから、「Iphone」みたいなの持ってるだろと思うけれど(ゴッサムシティだから、CNNがGNNになるみたいに、頭にGを付けてGphoneになるのだろうけど)、相変わらず、夜空への「バットマンのシンボル」を照射する方法、だった。1939年の香りをほのかに残しているのであろう。

 そこが、「声」と並んで、この映画の素敵なところ、と思った。
 
第3作は、豪華な出演陣と共に、映像、音楽、効果音と相まって、圧倒の感動物になっている。
 さりげなくと言うべきか当然と言うべきか、ハリウッドの重鎮達の中に混じって、今や引っ張りだこの若手ジョゼフ・ゴードン=レヴィット (Joseph Gordon-Levitt)も出演。

 最新の映画「アメリカン・ハッスル(American Hustle)」では、このクリスチャン・ベイルとジェニファー・ローレンスが共に出演して話題となっている。

 では続きはまた今度。


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