バレンタインデーも終わりましたね

生協でパパへのウイスキーボンボンを買いました

 

 

私用のチョコも注文したら

届いたら私用の方が大きかったです

 

 

 

 

2月も後半になりましたが

やっと1月の読書のまとめです

 

 

 

 

読んだ本の数:7
読んだページ数:1650


野ばら (文春文庫)野ばら
読了日:01月28日 著者:林真理子
ぼくとおれ (実業之日本社文庫)ぼくとおれ
読了日:01月19日 著者:朝倉かすみ
メタモルフォーゼの縁側 コミック 全5巻セットメタモルフォーゼの縁側
読了日:01月17日 著者:鶴谷香央理
チョコレートコスモス (角川文庫)チョコレートコスモス
読了日:01月15日 著者:恩田陸
水を縫う (集英社文芸単行本)水を縫う
読了日:01月11日 著者:寺地はるな
一橋桐子(76)の犯罪日記 (文芸書)一橋桐子(76)の犯罪日記

読了日:01月09日 著者:原田ひ香
猫のお告げは樹の下で (宝島社文庫)猫のお告げは樹の下で
読了日:01月07日 著者:青山美智子

 

 

 

 

1月は青山美智子さんのほっこりする本からです

青山さんは本屋大賞にノミネートされていますね

「木曜日にはココアを」を読んだあと

2冊くらい読んだと思いますが

久しぶりの青山さん作品でした

青山美智子さん「猫のお告げは樹の下で」

優しい7つの短編集です

物語はほんの少しリンクしたりしなかったり

人生に迷った人の前に現れる猫からのお告げ

それを解釈していくのはそれぞれの心です

 

 

青山さんらしい温かい物語です

細かい部分は物語は読んでからのお楽しみですが

この猫が現れる神社の宮司さんに

「お祓いをしてください」と頼むシーンがあります

「悪いものをやっつけるんですね」という人に

宮司さんは

「祓うんですよ、戦うのではありません」と答えます

良いものを入れる為には出すのが先です

入ってくる隙間を作るんです・・・と

心に隙間を作らないと良いものは入ってこない

この言葉がとても印象的でした

 

 

原田ひ香さん「一橋桐子(76)の犯罪日記」

両親の面倒をみてきた独身の桐子は気付けば76歳

夫を亡くした友人と仲良く慎ましく暮らしていましたが

友人も亡くなってしまいます

これから先を考え不安になった桐子は

人様に迷惑をかけずに犯罪を犯して

刑務所に入る方法を考えたりします

桐子の周りでも老人相手の結婚詐欺や

ちょっと危ない話も出て来ますが

真面目に生きる桐子には優しい物語が待っています

老後に付いて考えさせられるそんな話でした

亡くなった友人の秘密は本当だったのか

それはちょっと怖い秘密でした

 

 

寺地はるなさん「水を縫う」

去年からお気に入りの寺地さん

「水を縫う」は評判が良かったので楽しみでした

評判通りの素晴らしい作品でした

刺繍が好きな男子高校生の清澄

可愛いものが苦手な姉の水青

男らしく女らしく・・・

父親らしく母親らしく・・・

そんな考え方をゆっくりほぐしてくれる

心洗われる物語でした

祖母の話す「あなたには失敗する権利がある」

という言葉も心に響きました

離婚した父親が子ども達の名前に託した思い

これも本当に素敵でした

書きたい事はいっぱいあるけれど

とにかくみなさんに読んで欲しいと思います

まだ始まったばかりの今年ですが

今年のNO1かもしれないと思うような本でした

 

 

恩田陸さん「チョコレートコスモス」

息子の本棚にあった本です

ちょっと厚めの本なので

読みたいな〜と思いつつ時間が過ぎてしまいました

恩田さんが演劇の世界を描きたくて書いたという物語

「ガラスの仮面」へのオマージュであると語られています

芸能界のサラブレッドの女優と

演劇を始めたばかりの大学生の天才少女

伝説のプロデューサー

ある舞台の出演をかけたオーディションが始まります

「ガラスの仮面」を思い出したり

「蜜蜂と遠雷」を思い出したりしながら

わくわくしながら読んだ本でした

 

 

鶴谷香央理さん「メタモルフォーゼの縁側」

2019年「このまんががすごい」

オンナ編1位に選ばれた漫画です

「ブランチ」の漫画紹介で知った本だと思います

去年の自粛期間中に電子版で購入しました

1月に新刊が出て物語は完結しました

BL漫画がキッカケで女子高生と72歳のおばちゃまが

友達になっていく物語です

最後までこのおばちゃまがパワフルで素敵でした

実写版で映画になるそうで、楽しみです

 

 

朝倉かすみさん「ぼくとおれ」

1972年に同じ病院で生まれたぼくとおれ

5つの章に分かれ二人の人生を辿ります

その時々の時事ネタが

あの頃はこんな事があったな〜と

自分の思い出を辿ったりしながら読みました

交わりそうなそうでもないような二人の人生

主人公達にはちょっと感情移入は出来なかったですが

読みやすい本でした

 

 

林真理子さん「野ばら」

8年ほど前に出版された本のようです

宝塚の娘役の主人公とその友達のライター

どちらも美人で上流階級の女の子達

林さんのお得意の優雅な世界のお話です

歌舞伎の御曹司との恋や宝塚の内輪話?は

知らない世界を覗き見しているような気分です

嫌いな方には嫌いな話かもしれませんが

林真理子ワールド全開で気持ち良かったです

現実逃避出来るという点では

読書の醍醐味を味わえる1冊でした

 

 

 

天気予報通りに風が強くなって来ました

みなさまもどうぞ気をつけてお過ごしください