６月もあと１週間ですね
あちこちで紫陽花が綺麗に咲いています
↑ これは町内の土手？に
ボランティアさんが植えてくれた紫陽花です
↑ 色んな種類の紫陽花が咲いています
↑ こちらは町内の違う場所です
花好きのご夫婦がコツコツと植えてくれた紫陽花です
この所、久しぶりの通院や
メチャメチャ久しぶりの美容院など
半年ぶりの行動で忙しかったり疲れたり
すうちゃんの通院が続いたりしました
それで少しブログと離れていました
先日、私が一番仲良くさせてもらっている
お散歩仲間のおばちゃまのご主人が亡くなりました
去年の台風の時には泊めてもらったおばちゃまです
以前、ブログにも書きましたが
去年の４月に倒れて入院、その後療養病院に転院して
そこで約１年、意識は戻らないままでした
療養病院に転院する時には
大学病院から紹介された幾つかの病院を
私もおばちゃまと一緒にネットで調べたり
「娘ですが・・」と私が娘になりすまして
役所に電話して福祉や健康保険の事を聞いたりして
おばちゃまと一緒に療養病院を探したのが
去年の今頃だったと思います
おばちゃまは病院にも週に何度も通い
看病を続けてきました
でも今年は２月末から面会禁止になり
４ヶ月近く面会も出来ない状況でした
６月になって数回、危険な状態になり
最後は娘さんとおばちゃまが付き添い
１時間ほどでしたが３人で過ごせたそうです
私はおばちゃまのご主人の事を
「お父さん」と呼んでいました
元々はワンちゃんのお父さんという意味で
「お父さん」と呼んでいたのですが
いつの間にか親戚の叔父さんを呼ぶような気持ちで
「お父さん」と呼んでいたような気がします
昨日、お父さんが旅立ちました
こんな時期なので家族だけで略式のお葬式をします
今は家にはお父さんは帰れないそうなので
お骨になってから帰ってきます・・・と
亡くなった翌日、LINEをもらいました
丁度、その日はヤクルトさんの配達の日でした
そうだ！ヤクルトを持って
少しだけおばちゃまに会いに行こう
そう思ってヤクルトを買いました
いつもより沢山のヤクルトを買ったので
ヤクルトさんにこの話をすると
ヤクルトさんも涙ぐんでいました
お父さんはお酒が大好きな明るい人でした
最後の最後に娘さんが
「お父さん、何が飲みたい？ビール？焼酎？熱燗？」
と聞くと「熱燗」の所で大きく息をしたそうです
棺の中に小さな紙パックのお酒なら入れていいそうで
お父さんのお棺には紙パックのお酒を入れたそうです
本当はおつまみも入れたかったけど
ピーナツは弾けそうだし、スルメを入れたら
お父さんがスルメ臭くなるよね〜〜と
おばちゃまは笑っていました
おばちゃまがお留守の時には
お父さんと一緒にワンコの散歩をした事もありました
おばちゃまを訪ねていったらお出掛け中で
また来ますね〜〜と言うと
すぐに帰って来るから上がって待っててよと言われて
よそのご主人と２人でお茶を飲んでた事もありました
（すうちゃんとそちらのワンコもいましたが・・）
私がおばちゃまの家の前を通る時
お庭にお父さんが居るといつも必ず
「上がって行きなよ〜〜」と言ってくれました
故郷を遠く離れた場所に住む私には
親戚の優しい叔父さんのような存在でした
たぶん治る見込みはない状態でしたし
この状態が長く続いたらみんなが不幸でしたから
これで良かったんだと思います
おばちゃまもホッとした気持ちが大きいと話していました
でも、お葬式の日にはお父さんを思い出し
私もちょっと寂しくなってぼんやり過ごしました
お葬式の翌日、お散歩中におばちゃまに会いました
うちに寄って、お父さんに会ってあげてと言われ
お散歩ジャージのままでお線香をあげさせて貰いました
娘さんの結婚式の時の写真だという遺影は
ビールのコップを片手に笑っている写真でした
お父さんらしい、いい笑顔でした
家族を家に送って来たという息子さんが
お土産に買って来ていたイチゴのショートケーキを
私も一緒に頂きました
「お父さんが会いたかったすうちゃんのママが来たよ」
おばちゃまがお父さんにそう言ってくれました
一人暮らしだとなかなか食べる機会がなかったケーキ
イチゴのショートケーキなんて久しぶりでした
おばちゃまはお父さんを送って本当に安心したようで
涙もなく、心からホッとした様子でした
もちろん、これから寂しくなる事もあると思いますが
おばちゃまの様子を見て安心して帰ってきました
親戚も身内もいない場所に住んでいる私に
上がって座ってもいい場所を作ってくれた
優しいおばちゃまとお父さん
お父さんにありがとう！をたくさんたくさん言って
ちょっぴり泣きながら帰って来た
そんなお散歩の日でした
涼しいワンコ用の座布団買ったよ〜〜
でも頭しか乗せていないすうちゃんでした