『衝撃!卵子が老化』を観て | あんなこと☆こんなこと

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アラフィフにこりんぼの独り言

昨夜、NHKで放送になった『衝撃!卵子が老化』をご覧になって頂けたでしょうか。



日本での妊娠・不妊に対する知識の無さに唖然としました。


確かに、きちんと教育を受けることはありませんものね。


当然と言えば当然です。



それにしても映像で受精した卵子が分裂していく様子は


20代と40代では明らかに差がありましたよね。


体外受精した3個の卵子の内、分裂していたのは1個だけ・・・


毎日作られる男性の精子とは違い


女性の卵子は最初から数が決まっています。


それが毎月放出されるわけで、新たに作り出されることはありません。


人間の細胞が作り出したものですから


時間経過とともに老化は免れないです。


やはり若くて元気な細胞は活発です。


いくら体外受精をしたとしても、細胞が元気に分裂していかないと成長出来ません。


当然、着床も妊娠の継続も難しくなります。



6組に1組が不妊という多さ。


不妊は女性に問題があるという誤った認識も改めなくてはなりません。


男性側に問題がある場合も少なくありません。


一緒に受診し支え合って治療を続けることが必要なのですが


受診を拒む男性が多いのも事実です。


結果として、治療に臨むのが遅くなり、女性が卵子の老化を迎えてしまい


妊娠に至れないケースがあることに触れ


実際の御夫婦で旦那様が自責の念にかられていると紹介されていました。


きちんとした教育がなされて知識があれば違っていたかもしれません。



フランスでは卵子の老化や妊娠年齢についても教育され


不妊治療は夫婦で受診しないと保険適用にならないシステムになっているそうです。


そして病院も男性と女性の不妊外来が分けられ配慮されています。



女性の社会進出に伴って晩婚化と高齢出産が増える現在


国は早急に対策をとらないといけないと思いました。


保健教育と結婚、出産しやすい職場環境を整えること。


不妊治療に掛かる費用の助成制度がありますが、回数に制限があるなど


十分とは言えないようです。



人生に結婚・出産を選択していない人間が言うのは無責任な気がしますが


日本の少子化は、このままでは、もっと深刻になります。


もしも


『いつか結婚して、子供を産んで』


と思っているなら


タイムリミットがあることを忘れないでほしいと思います。