思いを新たに Ⅱ(追記あり) | あんなこと☆こんなこと

あんなこと☆こんなこと

アラフィフにこりんぼの独り言

昨年 妹の義理の母 所謂 お姑さんがお亡くなりになりました。


一周忌を過ぎ 私に使ってほしいと先日届けられたものがあります。



硯です。




あんなこと☆こんなこと-CA3F0441.jpg あんなこと☆こんなこと-CA3F0442.jpg


お母さん(私もこう呼んでいた)も書芸を趣味とされていました。


所属教室は違いましたが 本部は同じ団体でした。


『仮名を書きたい』 と希望して再開した書でしたが


漢字作品を勧める教室は合わないと 師範になってからは辞めてしまいました。



ほとんど使っていないもので せっかくだから使ってほしいと渡されましたが


硯箱がついた『端渓硯』なのかな・・・



梅と鶯が彫られ 石紋が綺麗です。


単純に長方形の一般的な硯とは違って お値段も高め。


師匠の愛蔵品の端渓硯は100万とか・・・


実用としてはもちろん墨の発色も良く使いやすいものですが


水を少し入れて石紋を鑑賞する硯でもあります。

(後日 師匠に見てもらって端渓ではないとのこと。気兼ねなく普段使い出来ますニコニコ


お母さんとは違って 仮名が嫌い。


繊細な流れるような文字が自分とは合わないと思っています。


仮名課題は一度も書いた事がないです。


でも 展覧会への出品は近代詩文が多いから


必ず 仮名文字は入っているんだけどね。




エピソードの意味づけは その個人の中にある。



今回 自分では買うことがないであろう硯が手元に・・・


仮名を書きたいと言っていたお母さんの形見の硯。


『きちんと仮名も書きなさい』 と言われているのかな。。。



さあ ロングスパンで行きますよクローバー