麒麟の翼(10冊目) | スープセロリ

スープセロリ

家のこと、仕事のこと、読書のこと、その他、いろいろ書きます。
ガミガミ言わないママになること、
おいしいお料理を作る奥さんになること、
が今さらの目標(^_^;)

スープセロリ-麒麟の翼

東野圭吾


映画公開中の話題作。


題名がいい。

漢字で「麒麟」。

知的に高く、重厚な作品、

という印象を見た目だけで受けた。


装丁もいい。スープセロリ-NEC_0005.jpg

うろこのような模様と肌触りのカバー。




帯には

表に加賀シリーズ最高傑作」

裏に「加賀シリーズ最高傑作

謳っていることだろうと思います。

その看板に偽りなし、

と作者からも一言添えておきます。」


「うまいいなぁー、くーっ」

って感じ。

この帯見たら私なら買っちゃう。

(今回は借り物だけど)


ガリレオシリーズは結構読んだけれど、

加賀シリーズは

『新参者』とこれしか知らない。


『新参者』は

私が東野圭吾にはまる

きっかけとなった作品。


『新参者』同様に

事件背景が何層にもなっていて、

筆者の構想のうまさ

頭の良さ

感情に走らない理知的な性格

を感じさせられる。


小説で読んでから

映画を観に行こうとしている友人がいる。

読み終わった身で考えてみると

もったいない!と思う。

この展開は、

劇場でドキドキしながら見守った方が

面白いんじゃないかな。


・・・とはいっても、

私は自分の中にできた世界を

崩したくないので

映画は最初から

観に行かないつもりだったけど。