個人的な見解です。こんな考えもあるのね・・・くらいに。


副業美容師のケイジです🤗




本日は「良い薬」の話。です。


美容院におけるカラー剤は各メーカー様から


数種類、数形態ございます。




先ずは基本のお話としてカラー剤の種類のお話です。


アルカリ系カラー剤

色味、明度を決める1剤と髪へ作用させるアルカリ剤の2剤を混合して使用するカラー剤です。

おしゃれ染め、白髪染め、ヘアダイと一般的にカラー剤とされる代表選手で髪の内部に染色することが出来ます。

1剤と2剤とありますが、1剤の中にもアルカリ剤が既に入っております。

明るくしたり、暗くしたりのコントロールが出来る代償として髪へ負荷がかかり、やがてダメージとなります。

ブリーチも同様にアルカリを使用しますが、染料では無く脱色、脱染に特化した物で1番ダメージ量があります。


酸性カラー剤(塩基系カラー剤)

基本的に1剤のみで染めることができます。

アルカリ剤を使わないのでダメージはしませんが、こちらの薬剤では元の髪を明るくすることは出来ません。

元々が明るい髪色であれば、その明るさに依存するかたちで鮮やかな色合いが楽しめます。

ヘアマニキュア、カラーバターの他トリートメントで染めることが出来るカラーもこちらに属するものがほとんどです。

基本的には髪表面に定着するだけなのですが、髪のダメージ等により、染料が内部に染まる場合もあります。


草木染め

こちらも1剤のみで染めるカラー剤です。

原料は植物の葉を乾燥させて粉末状にした物をお湯(又は水)で溶いて使用します。

こちらも酸性カラー剤同様、明るくする効果は無く、施術前の髪の明るさに依存します。

ヘナと呼ばれる物が一般的かと思われます。

ヘナの場合、純粋な物になると白髪に染めるとオレンジ色に発色をし、繰り返し染めることでオレンジが濃くなり、自然なブラウンに見せてくれます。

ダメージも無く、アルカリ剤が肌に合わないなんて方にも使用できます。

中には赤、緑、黒等、様々な色が出せる物がございますが、染料にジアミンという物が使われてる場合があり、こちらの成分でアレルギーがあると使用はお勧めいたしません。

また、植物アレルギーの方も同様です。




と、言った具合にカラー剤も種類があり、


それぞれに長所と短所があります。




で、あたしは普通のカラー剤とブリーチ剤しか


取り扱っておりません。




特殊カラーの専門店では無いのですが


アルカリ系カラー剤をコントロールして色々やります。















塩基系カラー剤の奥深さも知っておりますが、

個人的にはアルカリ系カラー剤のパワーを

コントロールしながら染めるのが好きだったりします。



ちなみに、あたしが使ってるカラー剤の特徴は

1剤の中のアルカリ剤が元々、少ない設計になってます。

一般的なカラー剤は1剤と2剤を1:1で混合し、使用するのですが

あたしが使ってるカラー剤は2剤を

1.5倍~2倍混合で使用します。



なんだったら色も薄いです。



では何が良いのか?



毒が少ないのです。

なので悪戯に髪へ負担を掛けない設定を

考えて使用する事が出来るので、

そこが気に入って使っております。



本当に申し訳ないのですが

材料屋さんが持ってくる「良いカラー剤」は

発色が綺麗で染めた直後の手触りが良い!

みたいなのが多いですが、

個人的に。個人的にですよ?

正直、その時だけな気がします。

とあるカラー剤は発色が良く、

染めた直後の手触りも良いがウリですが

発色良い代わりに色の落ち方が汚かったり、

最悪、染める前よりベースが明るくなったりします。

で、当然の様に手触りも悪いです。



使い方の問題となるなら、

最初から毒が少ないのの方がまだ良いのかな?と

思います。



良い色が出るかは、

美容師の腕の見せ所でもあるのでは無いでしょうか?



結局、傷むなら鮮やかな発色が簡単に出せるのが良い

と言う考え方も正解です。



ただ、

自分にしか出来ない、自分しかやらない仕事が

周囲との差別化を図る方法であり、

価値なのかな?と、思います。



本日は特に長い内容を

最後までお読みいただき、本当に有難うございます🤗



髪質改善カラーで髪と頭皮に優しいカラーやってます。