日本語は特に難しい言語のようで・・・。


副業美容師のケイジです🤗




本日は「軽さ」の話。です。


美容室でお客様も美容師も髪型における「軽さ」をよく言葉にしているかと思います。


この「軽さ」という言葉、非常に厄介な言葉との認識がございます。


超個人的見解ですが、髪型における「軽さ」或いは「重さ」は2つございます。


1つは「見た目の重さ」と、もう1つは「手触りの重さ」です。


先ず、見た目の重さですが、個人的に髪の量が多くて膨れている人より、軽くする為に梳き過ぎて、纏まりが無くなり広がっている方が多い気がします。


これは髪質が硬い場合でも細い場合でも起きます。

加えて直毛でもくせ毛でも同様です。


硬い髪質の場合、梳いて短く切られた髪が立ち上がり、長い髪に対して短い髪の割合が多くなると、切った直後は軽さをしっかりと感じられますが、次第に短い髪が周りの長い髪を押し上げて広がり、纏まりも無くなります。


細い髪の場合は1本1本が軽いので、乾燥等により髪質に対して軽さが出過ぎるとこれも広がりに繋がります。


怖いのがこの場合の広がりを「毛量による広がり」と捉え、美容室で「梳いて欲しい」と伝え、梳いてしまうと更なる悪化を招きます。


なら、美容師に全ての罪がありそうですが、幾つか考えられる事として以下の場合が考えられます。


1.お客様の注文に反論をしない事が優しさと考える美容師さんだった。

2.お客様と同じ感覚で重いと感じて梳いてくれた。

3.カウンセリングの中でお客様に対して「意見しない方がいい」と判断する何かがあった。

4.梳かない方がいいと思い説明したが、上手く伝えられず、切る事になった。

5.美容師側の知識、経験不足。


もし、梳き過ぎての広がりに纏まりを出そうとするなら、ポイントを決めて長さ自体をしっかり切るのをオススメ致します。


これ以外の対処法としては長さで変わりますが、直毛で広がってしまう場合があるので、毛先にパーマ等で変化をつけるのもいいかと思います。




次に手触りの重さの場合ですが、毛先の軽さを見ないまま梳いてしまうと、先の見た目の纏まりの無さに繋がるので、場合によっては長さを切るか、長さを優先する場合は梳けない、梳かない方がいい場合がございます。


また、全体の手触りの軽さを追うあまり、トップ周辺や髪型表面を梳いてしまうと、目立つ所に短い髪を作ってしまうのでレイヤー(段)とは違う不規則さを生むので、結果として纏まりが無くなります。


この他にも乾燥等のゴワつきを手触りの重さと勘違いをしてしまうと、適切な量を越えて梳いてしまう可能性があるので注意が必要です。


あたしはこの場合、シャンプーをしてブローをし、更にアイロンをかけながら切ります。


ただし、アイロンは縮毛矯正やストレートセットをする訳では無いので、温度は140度程度で軽めにかけます。


正直、濡れてる髪を切るより切りづらさがありますが、根元の自然な立ち上がりを潰さず、中間から毛先の余計なうねりが無い状態で見ると、手触りの邪魔をするものが無いので、適切な量感に調整が出来ます。


あくまで、個人的な見解ですが・・・。




細く曲のある毛質 梳き鋏不使用





多毛硬毛 ポイントで短くツーセクション






多毛硬毛曲毛 ベースカット後、アイロンカットで量調整





もし、このブログが髪型の持続や纏まりでお悩みのお客様、お客様の言う「軽さ」「重さ」が分からないと言う美容師さんと出会い、参考のひとつになれたら幸いです🤗


安定した髪型をお探しのお客様、現役の美容師さん、理容師さんのご来店、大歓迎でございます。




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