ばんこんわ







先月KAKUTA公演「痕跡≪あとあと≫」で共演させて頂いた、
「十字架のある風景」
小倉出身。
在日三世である崔さんの自伝的心のアルバム。
早速このお正月の時間を使って読ませて頂きました。
僕の知らなかった小倉の顔、
在日の方の苦悩、
日本と朝鮮。
様々な事が書かれておりました。
十字架とは小倉南区の足立山と言われる山の麓にある「メモリアルクロス」といわれる慰霊碑で、僕なんか小学生の時はよく遠足で通っていた場所なのですが、
どうしてその十字架がそんな場所に立っているのか、その意味が本には書かれていてビックリしました。
今まで当たり前のようにように見ていたモノの「ルーツ」を知った時、自分が生まれ育った地の印象が変わった気がした。
面白いでよね。
小倉って都市はね、海が近くて朝鮮半島からも場所的に近かったから、太平洋戦争の時は「軍都」として栄えた都市で、長崎原爆投下も本来小倉に落ちるはずだった(投下の朝、スモークで目標が定めにくかった為に長崎に落ちた)んだって。
その投下目標地点は実家から歩いて僅か10分くらいの場所にある公園で、その場所には今も
暗くて見ずらくてごめんね(笑)
今まで何と無~く知ってはいたけれども、この本に出会えて何だかしっかり理解しました。
自分の生まれ育った地のルーツを辿る事って大事だな。
もっとありそう。
知りたい。
その場所は凄く静かで神聖な空気に包まれておりましたよ。
間も無く始まる
自分が生まれた小倉を舞台にしたお芝居なので、この地の事をもっともっと深く知ってゆこうと思った。
ともこさんは崔さんと仲が良いみたいで先日も一緒にお仕事したそうな。
いつか紹介してもらえたら良いなぁ~。と。
ともこさん、素敵な本をありがとうございました。
是非皆さんもこの本を読んでもらいたいな。
でわね
