【九朔手帖】
愈々、5月7日(水)からコンクラーベが始まる。
一番最初に、この言葉と意味を聞き、いつも大変時間が掛かると知った時に、殆どの日本人は、ニヤリとして、ご苦労様です!根競べですね!
と、思わず反射的に連想したはず。
フランシスコ教皇が、4月21日にご逝去されて帰天されたことは存じ上げていたし、それに伴い、又、コンクラーベがあると言う事も、認識はしていた。
頭の隅では。
さて、4月26日先勝ちの土曜日に、浦和に行く用事が出来た。
ただ行くだけでは勿体ない。
そうだ、せっかくだから久しぶりに映画でも観るか!?
上映予定をさがすと、おお~~何ともタイムリーな映画をやっている~~。
「教皇選挙」
いいねえ~~それに、ローマ法王関連の映画は元々大好きな部類だ。
先ずは、用事に向かう前に、念のため当日の朝9:30に、13:35~からの回へ向け四時間前に窓口へ購入へと、向う。
と、ナッナッナント、ソールドアウト涙( ;∀;)😢
一瞬、何が起きたのか直ぐに理解出来ない、、、
四時間前の早朝に売り切れって!
最近、聞いた事が無いゾ(驚)
そうか、フランシスコ教皇の逝去って、世ではこんなにも反響が大きいのか。
ウ~~ン、上尾に引っ込んで以来、差し迫った要件が無い限り、数十年(約50年)住んでいた地元といっても、流石にこの先、そう頻繁に浦和に行く用事は無いのだが、、、これが、観られないとなると、逆にメラメラと燃える闘魂。
では、次に行けそうな30日の水曜日に、鑑賞予定の狙いを定め、その水曜日の二日前、月曜日の朝00:00ジャストにネットをチェック。
が、それでも直ぐに繋がらず、既にもう数名が予約入れている有様も、何とかチケット🎫ゲット、よっしゃー!
さて、当日。
上尾に映画館が無いので、自然、映画鑑賞回数は減るワ、当然、会員登録の有効期限が過ぎていて、それも一緒に先日予約時に再入会も、当日の発券見たら、シニア料金が一般料金になっていると言う事に遭遇の発券間違いで、窓口で200円直に返して貰った。
とまあ、色々とある。
当然ながら、予想通りパンフは売り切れ。
凄い!
映画だけだと勿体無いので、先ずはチケットゲットし、安心し、ご機嫌でチラシと写り込み(笑)
と、?
こんな事あるの??
好事魔多し。
チケット紛失か?
よくあるステレオタイプの探し物シーン。
バックの上から下から何度もまさぐり、何度も全てのポケットも捜すも、そしてやりたくないが、バックを逆さにし全て中身を出すも、ない無いナイ~~ないゾ。
でも、予約で取ったから、席番号も確定しているし、何とかなるだろう!?と、気分を取り直し、いざ窓口へ。
おお~~神よ、親切な方が届けてくれていた。
オオ~~グレイト、ユナイッテッドシネマ浦和。
連休中と言いつつも、一応平日なれど満席。
本当に最前列一番端まで満席。
気持ちのイイ位の満席!!
満席って何か、有難味、得した感最高潮になる、ハイ。
そう言った中で観るのは。
さて、映画自体は大変面白いし、本当によく出来ていると思う。
場面場面での、期待を裏切られる展開にも、、、
が、この結末は、どうなんだ?!
これは、ないでしょう(笑)。
そこまで最後まで、読みを外させないで!
でも、もしも、もしも我々が知らない内に、実際こんな事が起きていたら、それはそれで凄い。
この、ローマ法王教皇やコンクラーベに関しての🎬映画🎥は、ちょっと思い出すだけでも、
「ゴッドファーザー PART III」1990年
「天使と悪魔」 2009年
「ローマ法王の休日」 2011年
「2人のローマ教皇」 2019年
etc、、、
といくらでも出て来そうだ。
その中、例えば
「天使と悪魔」では、ユアン・マクレガーよ、あんた本当に教皇になっちゃうの?
と冷や冷やさせられても、ちゃんと落ち着くところに落ち着いた。
「ローマ法王の休日」 まあ、この邦題のタイトルの様に、アン王女の「ローマの休日」的に法王が市中で解放され過ごすも、最後は法王へと戻る!
とは、行かないものの、まあ、裏切られたようでも、仕方ないか?これも!の範囲。
でも、でも、この
「教皇選挙」には、やられました、参りました(苦笑)
まあ、だからこそインパクト大で、もう一度観てもいい映画位に思えるのだが。
フランシスコ教皇は、同性婚カップルの「祝福」を認める等、いつも多様性、多様性って仰っていたし、周りからも、そう言われて来た方だった。
改革を重視する教皇、って事での存在感は大きかった。
その路線が継承されるか、それから、どういった肌や人種の教皇が選ばれるのか?これも益々目が離せない。
が、
教会法が定める教皇の条件は「カトリック信徒の男性」。
どうしても、そこの結末ばかりに目と話題が集中するのは仕方ないのだが、
俳優陣が、イイ。
設定が、枢機卿会議と言う事で、必然ベテラン陣の俳優さんばかりになるので、もう落ち着いて観られる。
重い雰囲気の、教会内の重圧に、しっかりと伍している、
殆どの場面が、ミケランジェロのフレスコ画「最後の審判」で知られるシスティーナ礼拝堂での展開と言う、或る意味「密室劇」。
その分、システィーナ礼拝堂の美しさやミケランジェロの「最後の審判」が、枢機卿達の真紅の衣装と相まってとても美しく、楽しめるんです。
そして、それだけ、どの部分を切り取っても絵になる世界なんだな。
何しろ、世界に約14億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会の代表なのだから、教皇は。
そして、バチカン市国という国の国家元首でもあるのだから。
本当に本当に、フランシスコ教皇の改革路線の継承含め、注目したい点が多い、多過ぎるこのコンクラーベ。
何か考えただけで、ドキドキして来る。
きっと、又又、長い長い根競べの日々になると思う。
さあ、いつ 白い煙 が上がり、どんな教皇が誕生するのか。
間もなく、コンクラーベの開始です。