【九朔手帖】
<―2013年06月23日(金)徳勝龍関さんと―>
大相撲は子供の頃から好き、大好き。
嬉しい楽しい大好き本場所が始まると、終わるのがイヤで、初日から後何日で終わっちゃう~~と数える始末で、本当に千秋楽が終わると、もうロスト感が半端ない。
次ぎへの2カ月間が、もう待ち遠しく、指折り数え待つ、その日を。
さて、此方の〇の方は、どなた?
本場所テレビ中継では、画面向かって左側、東側花道(赤房下へと続く力士の入退場道)脇の指定席に座っている姿が、何時もテレビに映し出されるのをお気づきの方もいらっしゃるのでは。
そう、
杉山 邦博(すぎやま くにひろ)
さんです。
長年NHKの大相撲中継に携わったアナウンサーさんです。
名物アナ。
貴ノ花(初代)引退の放送で泣いて絶句して危うく放送事故になりかけた、
あの
「泣きの杉山」
さんです。
実は、此方の方は、私の大学入学時のクラスメイトのお父様にあたられます。
息子さんは、勿論、杉山さんなんですが、下の名は今となっては、全く思い出せない、、、。
50年近く前なので、もう顔の記憶は薄ぼんやりとしてしまっている。
しかし、その名は印象深い。
仲間が、杉山君を差し、「あいつの父親って知っている?
ほら、
『向こう正面の杉山』
なんだぜ!」と。
『向こう正面の杉山』が何者であるかは、私に説明は不要だ!
でも、勝手に此方が意識したのと、父親の事を話題にされ聞かれるのは嫌だろうと思い、その事を一度も聞けなかったのは、少しだけ心残りだ。
ただ、何故、“向こう正面” なのかは、いまだ判らない。
昔って、今と違い向こう正面は解説ゲストだけでなく、NHKアナも一人いて、二人でセットだった様な気もして来る、いや定かではない、、、。
それ以来、杉山さんは、それまで以上に強く意識する大相撲中継アナウンサーさんとなる。
NHKご退職後も、相撲評論家としてまだまだ現役でいらっしゃるし、こうしてお元気な姿は今でも本場所中継で拝見出来、とても嬉しい。
わが父を6年前に97歳で見送ってからは、何か杉山さんとテレビで会えると、我が父の様に思える事さえある(笑)
当時の先輩アナの北出清五郎さんや、後輩の向坂松彦さん等が既に鬼籍に入られる中(石橋省三さんはご健在らしい)、1930年〈昭和5年〉10月19日生まれは、御年、この10月で、95歳、ご健在です。
ゆっくりとですが、普通に歩いていらっしゃいますよネ!?凄い~~(驚)
こんな、95歳は滅多にいません。
晩年の、日野原重明先生や、瀬戸内寂聴さんでもビックリですヨ、ほんと。
初場所では、そのお姿を見受けなかった様にも記憶してます。
とても、気になってましたが、大阪では連日出勤です(笑)
お元気です!!!
私の、大相撲を観る一つの楽しみが、
杉山 邦博(すぎやま くにひろ)さん
です。
どうか、我々の親世代の輝く星として、まだまだ輝き続けて下さい。
杉山さん、次は五月両国で!!!