Good文字ing Hiko Sun                                    

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葛城彦太郎‘sブログ

テーマを絞らず(絞りきれず(笑))、日々の“心模様”を
ブログに書いていきます。 よろしくお願いします。

万城目学先生に会えた

 

間に合った読了。

八月の御所グラウンド


「万城目学先生の講演+サイン会付き」に行く事になった。
どの本にサインを頂くの
かは別に、直木三十五賞受賞作は、流石にこの際読んでおかないと、いくらなんでも失礼。

でも、この本、未購入本。

購入する以上は、それなら初版本だろう!
大宮、浦和、川越、川口、秋葉原、、、が、どこにもそれは無い。
ブックオフさえ、並んでいるのは、もう、その後の何刷り目かだ。


困ったものだ、、、が、なっなんとなんと、地元駅前の書店に、あった!!!ちょこんと1冊だけ。

 


奇跡の一冊。

この金帯
この本屋とは相性が良いのだ!!

そして、当日の朝、5時過ぎに読了、ギリギリ間に合った(笑)

まるで、夏休みの宿題の仕上げ状態~~

 

会津先生に教えて頂き、導いて頂き、梅原先生に引きずり込まれた、奈良&奈良学。
そして、最近では万城目先生の「
鹿男あをによし」との楽しい出会い。


        The fantastic Deer-Man

なんとなく、テレビの番組表を見ていたら、フジテレビで「鹿男あをによし」っと言う、何か人を馬鹿にした様でもあり、クスっと笑わせてくれるネーミングでもあり、一寸、覗いたろうか?!
と、言うのがこの本、そして万城目学氏との出会いであった。

それが、2008年の事。
完全にハマった。
全10回の放送は録った物を何度も観、映像は勿論の事、「鴨川ホルモー」「ホルモー八景」「プリンセストヨトミ」etc、、、と、怒涛の様に読み、そして観た。

入院中も、他の本は勿論、万城目本はその時点で刊行されている本は、全て読みつくした。

 

が、ここの数年、一寸ペースが落ちていたのは確か。
そこで、数冊は読み残しが発生する。


さて、サイン会なる物、わざわざさがして迄行くものでは無い主義。
万城目先生も、何かきっと機会があって、そのうちに会えるんだろう~~位には考えていたが、とてもとても興味深い方である。
そんな中、
NHK文化センターさんからのお知らせに、万城目先生の講演告知が。
それも、1冊だけ持参本にサインも頂けると。


おおおお~~、ヨッシャ!
行こう~~!!

わざわざ苦労してさがしまくって購入した直木賞受賞作、サイン頂戴本は、此れが順当だろう「八月の御所グラウンド」。

けれど、私の万城目ワールドへの入り口となった記念碑的作品は、文庫本なれど「鹿男あをによし」。
鹿島神宮も出て来るし、奈良と京都と卑弥呼にetc、、、内容的には、どうみても此れだよネ。

  <私のナレーション作品。売切れるまで社務所で販売されていた>

 

そして、九朔としては、タイトル的に思い入れがある「バベル九朔」も捨てがたい。

本当に、列に並んで、本を先生に差し出す瞬間まで迷った~~ホント。

さて、先ずは講演。


丁度、90分1っ本勝負。

聴講者は限定200人程度でしょうか?ざっと見渡して。それ以上は入れない。
少年時代~中学、高校、予備校、大学、就職、無職、作家と、その時々の読んだ代表的な数冊を紹介しつつ、それぞれの時代にどういう思いと、どう過ごしたかで、時代ごとにタイトルをつけ、解説をして頂いた。
「へえ~~」や、「成る程」や、とても面白かった。

さあ、そこで終了降壇後に、サイン会へと進む!
最前列から、人数で区切って講演会場の外の、出口付近のサイン会場に案内され、サイン後は逐次退出。

二列目に陣取っていた身としては、比較的早めに案内された。
何だか、サイン会の列に並ぶって、ちょっとウキウキ気分で楽しいナ。


本当に迷いに迷い、

「どれにしようか困ります!」なんて、ご本人を目の前にしても、勿体いぶった迷った体で、3冊を見せて、結局は単行本でもあるし、此方を差し出す!!!


サインを書き乍らも、何とサービス精神の旺盛な方なのでしょうか!?
いよいよ八月も直ぐですね!との、急にお言葉。
エッツ、完全に虚を突かれ、アドリブ返し技を磨いてるはずの身も、思わず舞い上がり

『ハイ、沢村忠さんと会えたら嬉しいです!』と、答えてしまう、、、
一瞬、場には???の空気感が、、、

トホホホ、それはキックボクサーで、オイラが言いたかったのは、「八月の御所グラウンド」の作中に登場して来る偉大なる【沢村栄治】投手だヨ。
あれれ、本調子じゃあないゾ。
書き終え、サインの瓢箪を差し

瓢箪です!と。
『ええ、、、』気の利いた返しは、もう、全く出て来ない。


そして


(このような本へ、瓢箪界の大御所的な文も寄稿されてます。)

そして、前身頃で両肩から下げていたリュック?バック?を見て、

何と、とどめに、

たまたまですが、私も同じそのバックを持ってます!との、お言葉。
おおおお~~、上滑りな私は、返す適当な言葉も見当たらず

『そうですか』。
ウワ~~ン、ガ~~ン、今日は個人的には、どうみても完敗だった(涙)
でも、それだけ上っ調子に成る程、嬉しく楽しかったんだろうナ。
これは、本人が勝手に思い込んでいるだけだが、前後の人、そんなに沢山声掛けて貰ってなかった、絶対!(って、そう思い込んでる本人は、お気楽な幸せ者)

 

それにしても、この落款
万城目先生らしい、凝り様&ひねり様(笑)

解読するのが、いと楽しい~~。

 


ひとつ、今から分かっている事がある。
おそらく今日から私は、そう、【
瓢箪オジサン】になる、間違いなく。

【瓢箪オジサン】宣言!



そして、此のバック

今の私には、1mmでも小さく、1gでも軽くが、持つ物、身に着ける物の鉄則。
そうなると、此のリュックが一番軽いし、小さいながらA4は入る。
でも、普通に背に背負うと、
Boltenの背骨が擦れて痛い。
だから、とても、他人への配慮が行き届いた人の体で、何時も正面で抱く。
けれど、モンベルのロゴも擦り切れて無くなり、何となく人生の秋を感じさせる雰囲気に、家人からは、いい大人がみすぼらしくて、惨めでみっともないから、捨てて新しいのを購入したら!と、言われていた。

フフフ、もう捨てるなんて、そんな罰当たりな事は許されませんヨ。
と、お墨付きを頂けた日でもありました。


何だか楽しかった。