11月27日(土)、「既製服のフィッター」のパイオニアとして知られる児玉千恵子の第18回『スタイリングフィッター実践講座』が、姫路の(財)西播地域地場産業振興センター(播産館)を会場に開催された。
  2002年より春・秋の年2回開催されてきたこの公開ゼミナールは、同ジャンルでは業界唯一のものとして、「既製服のCS&販促向上に役立つワンランク上のフィッター育成」の任を担い、「販売力とロイヤルティの向上につながった」「実務とアフターフォローに有効活用できた」「MDや販促のヒントをいっぱい見つけられた」など、その成果に厚い信頼を寄せられている。
 児玉千恵子が、自ら「作る人」「売る人」「教える人」として積み重ねてきた経験の中から、独自に構築したその内容は、今日の衣料業界の現状や、ファッショントレンド等を踏まえ、「フィッティングスキル」「補正知識&技術」「色とスタイリングマジック」「難題事例の解明」等、実演・実習をまじえたもので、「スタイリングフィッター」及び「ボディフィッター」(双方とも商標登録)という名称で、国内だけでなく中国・韓国・台湾などからも注目され、優秀な人材を送りこんでいる。
  西日本を会場とした今回は、開催時期等の事情もあってか、FA職は少なく、著名な工芸作家や若手の皮革アーチストなど、個人での参加が見られたのが特徴であった。
 また、パターンメーキングのスペシャリストで、地元の歴史ある著名服飾専門学校の経営陣からの参加もあり、積極的意欲的な質問も出され、いつもに増して具体的な実演、実習に多くの時間をさく実践的な内容となった。
 講義は、昼食と休憩をはさみながら朝9時15分から夕方5時すぎまで、楽しさあふれる雰囲気の中にも、熱く真剣なまなざしに応えながら進められ、最後に「修了テスト」が実施され、「スタイリングフィッター&ボディフィッター(登録商標)認定証」が、児玉千惠子から手渡された。
 
※ 本ゼミナールの「開催告知」掲載紙(日本繊維新聞)休刊に伴い、お申込みを見逃した方々が多く、大変ご迷惑をおかけいたしましたことを、この場をかりてお詫びいたします。
 なお、第19回開催は、来春早々、東京となります。