サマー商戦がヒートアップする7月は、海ではサーフライディングが盛んな季節!
かたや、売場は「お中元・暑中お伺い・残暑お見舞い」のギフト商戦に、「リゾート」や「トラベル」ウェアなどのスタイリング合戦…そして、在庫の一掃セールと、人々の波にお応えしながらの、陸でのサーフライディングといったところか。
店舗や売場、扱い商品を問わず、今夏の販促テーマは、季節柄、多くが「夏の定番風物詩」の展開だ。
仮にコンセプトを“休暇”にした場合、「ホリディ」「バケーション」「バカンス」といったネーミング設定によって、受ける側には印象が全く異なって映る。
商品のバラツキが顕著になってくるこの時期は、売り上げ高の進捗率が、足踏みすることもある。そんなときは、店舗からの明確なメッセージを発信してみると、説得力が増して、消化率の向上も期待できる。
◇ 盛夏の「2級資格審査」対策
かたや、売場は「お中元・暑中お伺い・残暑お見舞い」のギフト商戦に、「リゾート」や「トラベル」ウェアなどのスタイリング合戦…そして、在庫の一掃セールと、人々の波にお応えしながらの、陸でのサーフライディングといったところか。
店舗や売場、扱い商品を問わず、今夏の販促テーマは、季節柄、多くが「夏の定番風物詩」の展開だ。
仮にコンセプトを“休暇”にした場合、「ホリディ」「バケーション」「バカンス」といったネーミング設定によって、受ける側には印象が全く異なって映る。
商品のバラツキが顕著になってくるこの時期は、売り上げ高の進捗率が、足踏みすることもある。そんなときは、店舗からの明確なメッセージを発信してみると、説得力が増して、消化率の向上も期待できる。
◇ 盛夏の「2級資格審査」対策
先月の末に、第6回「フィッティングアドバイザー」の2級指定講座のすべて(レディス・メンズ共に)が終了した。
次なる2級資格の取得審査は、目前に迫る8月に実施される。
そこで、第6回目となる受験対策について、私なりのアドバイスや心構えをお届けしてみたい。
実務では、服を扱うプロなら、すべてのアイテムをこなせなければならないから、実技試験用の出題サンプルは、今回も「ジャケット」「パンツ」「スカート」が用意され、受験者にはそれらのいずれが課せられるのか、神のみぞ知ることになるのか?
いずれにしても、審査時にいかなる商品に遭遇しても、たじろがないよう、トレーニングを積んでおこう!
一人ひとりが、3つのアイテムにチャレンジできれば、さらにキメの細かい判定が可能となるが、現状では、時間や諸々の物理的な制約上、1つのアイテムでの受験が限界であろう。
ただし、それぞれのアイテムは、「袖丈・股下寸法・スカート丈」に関する「難易度」に極端な差があるから、1アイテムに絞りこまない場合は、判定時に、しかるべき「前提条件の補足」がされると望ましい。
単純そうに思えるアイテムほど、評価基準があいまいになったり、受験者が戸惑う可能性があるからだ。
例えば、「スカートの丈詰め」が出題された場合、プロと呼べる技能力の評価基準には、
次なる2級資格の取得審査は、目前に迫る8月に実施される。
そこで、第6回目となる受験対策について、私なりのアドバイスや心構えをお届けしてみたい。
実務では、服を扱うプロなら、すべてのアイテムをこなせなければならないから、実技試験用の出題サンプルは、今回も「ジャケット」「パンツ」「スカート」が用意され、受験者にはそれらのいずれが課せられるのか、神のみぞ知ることになるのか?
いずれにしても、審査時にいかなる商品に遭遇しても、たじろがないよう、トレーニングを積んでおこう!
一人ひとりが、3つのアイテムにチャレンジできれば、さらにキメの細かい判定が可能となるが、現状では、時間や諸々の物理的な制約上、1つのアイテムでの受験が限界であろう。
ただし、それぞれのアイテムは、「袖丈・股下寸法・スカート丈」に関する「難易度」に極端な差があるから、1アイテムに絞りこまない場合は、判定時に、しかるべき「前提条件の補足」がされると望ましい。
単純そうに思えるアイテムほど、評価基準があいまいになったり、受験者が戸惑う可能性があるからだ。
例えば、「スカートの丈詰め」が出題された場合、プロと呼べる技能力の評価基準には、
①「床上がり寸法が、何センチの所で裾ラインを決める」とか、裾にスリットや、片ヒダがあるデザインが出題サンプルなら、②「スリットを、何センチ残したときの長さを目安にして、詰め寸法を決める」…などと言った「指示・伝達・条件」が盛り込まれていることを願っている。
一方、接客のロールプレイ(役割実演法)に関しては、回を重ねるごとに評価基準の重さが増しているような感じが伝わってくる。
「笑顔」が少ない、「表情」が堅い、もしくは「暗い」などの評価判定をされたメンバーの中には、審査官に好印象を抱かれないほど全身が固まっていたケースも少なくない。
こういった類の審査は、売場とはシチュエーションと空気が全く違うから、「カーッ」となったり、頭の中が「真っ白」になってしまって、時間が必要以上にゆったりと流れてしまう人や、反対に先を急ぎすぎてせっかちな「しぐさ」になってしまうシーンを過去に沢山見てきた。
そうならないためには、「会話は明るく、ハキハキクールミント」と、声なき声でつぶやいてみよう!すると、「表情筋」が自然にほぐれてくるから…。
審査の場では、「役割の実演」も必須課題…。しかもナチュラルに!
「筆記テスト」と「補正知識・技術」、さらには、「コンサルティングセールス」での「会話力」までチェックされる状況では、「私は○○○」と、自らをイメージトレーニングしながら臨むと効果的だ。
つまり、その日その時、フィッター役の「名女優」になりきることが、評価されるコツとツボか?
ただし、常日頃の実務の積み重ねがあってこその話であるが…。
一方、接客のロールプレイ(役割実演法)に関しては、回を重ねるごとに評価基準の重さが増しているような感じが伝わってくる。
「笑顔」が少ない、「表情」が堅い、もしくは「暗い」などの評価判定をされたメンバーの中には、審査官に好印象を抱かれないほど全身が固まっていたケースも少なくない。
こういった類の審査は、売場とはシチュエーションと空気が全く違うから、「カーッ」となったり、頭の中が「真っ白」になってしまって、時間が必要以上にゆったりと流れてしまう人や、反対に先を急ぎすぎてせっかちな「しぐさ」になってしまうシーンを過去に沢山見てきた。
そうならないためには、「会話は明るく、ハキハキクールミント」と、声なき声でつぶやいてみよう!すると、「表情筋」が自然にほぐれてくるから…。
審査の場では、「役割の実演」も必須課題…。しかもナチュラルに!
「筆記テスト」と「補正知識・技術」、さらには、「コンサルティングセールス」での「会話力」までチェックされる状況では、「私は○○○」と、自らをイメージトレーニングしながら臨むと効果的だ。
つまり、その日その時、フィッター役の「名女優」になりきることが、評価されるコツとツボか?
ただし、常日頃の実務の積み重ねがあってこその話であるが…。
◇ 採寸能力があってこそのプロ
服を扱う(販売している)店舗や売場で、メジャーが「お飾り」で終わっているケースが意外にある。
もしFAが、メジャーは「お直し箇所の値を計るための小道具」という意識だとしたら、「接客販売のプロ」にはほど遠いであろう。
実務でも審査に臨むときでも、信頼していただけるサイズ選びは、まずは、お客さまのボディサイズ「=実寸=ヌードサイズ…バスト(メンズはチェスト)・ウェスト・ヒップ・首まわり・裄丈・肩幅」を、いかに正確に承れるかが、本来はプロとしての第1ハードル。
「9号と11号の、どちらを購入したらよいか?」と迷われている場合、アイテムごとの特性やデザインに見合った、適正量の「ゆとり=ゆるみ」をきちんと伝えられるか否かは、「購買決定」につながるプロとしてのキーファクターとなる。
メジャーは、ボディサイズと「服の仕上がりサイズ」との兼ね合いを、ビジュアルに伝えられる「CSツール」なのである。
売場や扱い商品によっては、「サイズ調整」や「お直し」なしのケースもないわけではない。が、メジャーを上手に使えるスタッフは、総体的に、フィッティングアドバイザーとしての技能力も優れている。
また、正確な「サイズカルテ」を作成することができたら、集客やファンづくりを目ざした「販促ツール」として大いに役立つから、シーズンレターやフォローDMに添えてみよう。
◇ 文月はパーソナルレターで!
もしFAが、メジャーは「お直し箇所の値を計るための小道具」という意識だとしたら、「接客販売のプロ」にはほど遠いであろう。
実務でも審査に臨むときでも、信頼していただけるサイズ選びは、まずは、お客さまのボディサイズ「=実寸=ヌードサイズ…バスト(メンズはチェスト)・ウェスト・ヒップ・首まわり・裄丈・肩幅」を、いかに正確に承れるかが、本来はプロとしての第1ハードル。
「9号と11号の、どちらを購入したらよいか?」と迷われている場合、アイテムごとの特性やデザインに見合った、適正量の「ゆとり=ゆるみ」をきちんと伝えられるか否かは、「購買決定」につながるプロとしてのキーファクターとなる。
メジャーは、ボディサイズと「服の仕上がりサイズ」との兼ね合いを、ビジュアルに伝えられる「CSツール」なのである。
売場や扱い商品によっては、「サイズ調整」や「お直し」なしのケースもないわけではない。が、メジャーを上手に使えるスタッフは、総体的に、フィッティングアドバイザーとしての技能力も優れている。
また、正確な「サイズカルテ」を作成することができたら、集客やファンづくりを目ざした「販促ツール」として大いに役立つから、シーズンレターやフォローDMに添えてみよう。
◇ 文月はパーソナルレターで!
今夏は多くの百貨店が、古き良き時代の「お中元」からのヒントソースで生まれた、独自の「贈答品」を展開している。
「ゆかた」は、若者の間で「和」のカジュアル着としてすっかり定着したし、「和のグッズ」は、折からの「昭和レトロ」ブームと相まって、今夏も動きが活発だ。
エアコンが普及していなかった頃の人々は、夏バテを防止するには、「う」のつく物が良いと信じて口にしていた。
「うどん」「梅干し」「ウリ」「うなぎ」…といったところか?
衣料品関連はこの期に、「ユア・サイズ」コレクション、オンリーワンの「パターンメード」なる仕掛けをしない手はない。
「サイズや生地」が息切れ(手持ち在庫が手薄になる)する時だからこそ、おしゃれに決めたい!
前者は、常日頃の「顧客カルテ」に記載された「サイズ」がモノを言う。
すべての方々にご案内を出すより、限定サイズの方をピックアップして行う。…プロパー価格のままで、「お買得気分」が何倍にもなる「プラスα」の付加価値をつけてみる。
例えば、プレミアムは、客層・客筋にあったグッズを吟味する(商品の共布で作った、もしくは商品とマッチするレース地のグッズや、メンズなら、背広地で作ったユア・ネーム入りネクタイなど他)ことが肝心なポイントだ。
後者は、メンズはもちろん、レディスもメーカーとのパイプを強化することで実践可能なことである。
また、「文月」にあやかって、半年に一度のお便り(暑中お見舞い)を出し、大切なあの方(お客さま)に感謝の気持ちを伝えよう。
作り手の温もりが感じられるDMは、ポイ捨てにされることはない。 例えば扱い商品や関連グッズを、センス良くコラージュしたDMなどがおすすめ(手書きのメッセージを添えた原版を作り、パソコンにスキャンする…経費は無地のポストカード、インク代、切手代で済む)。
「ゆかた」は、若者の間で「和」のカジュアル着としてすっかり定着したし、「和のグッズ」は、折からの「昭和レトロ」ブームと相まって、今夏も動きが活発だ。
エアコンが普及していなかった頃の人々は、夏バテを防止するには、「う」のつく物が良いと信じて口にしていた。
「うどん」「梅干し」「ウリ」「うなぎ」…といったところか?
衣料品関連はこの期に、「ユア・サイズ」コレクション、オンリーワンの「パターンメード」なる仕掛けをしない手はない。
「サイズや生地」が息切れ(手持ち在庫が手薄になる)する時だからこそ、おしゃれに決めたい!
前者は、常日頃の「顧客カルテ」に記載された「サイズ」がモノを言う。
すべての方々にご案内を出すより、限定サイズの方をピックアップして行う。…プロパー価格のままで、「お買得気分」が何倍にもなる「プラスα」の付加価値をつけてみる。
例えば、プレミアムは、客層・客筋にあったグッズを吟味する(商品の共布で作った、もしくは商品とマッチするレース地のグッズや、メンズなら、背広地で作ったユア・ネーム入りネクタイなど他)ことが肝心なポイントだ。
後者は、メンズはもちろん、レディスもメーカーとのパイプを強化することで実践可能なことである。
また、「文月」にあやかって、半年に一度のお便り(暑中お見舞い)を出し、大切なあの方(お客さま)に感謝の気持ちを伝えよう。
作り手の温もりが感じられるDMは、ポイ捨てにされることはない。 例えば扱い商品や関連グッズを、センス良くコラージュしたDMなどがおすすめ(手書きのメッセージを添えた原版を作り、パソコンにスキャンする…経費は無地のポストカード、インク代、切手代で済む)。
◇ 他分野の情熱もうなぎのぼり
百貨店や大型店舗で中元商戦がピークを迎える頃、東京ビッグサイトでは、第17回国際「文具・紙製品展」…主催(リード エグジビション ジャパン株式会社、特別後援・(社)全日本文具協会)が開催される。
百貨店や大型店舗で中元商戦がピークを迎える頃、東京ビッグサイトでは、第17回国際「文具・紙製品展」…主催(リード エグジビション ジャパン株式会社、特別後援・(社)全日本文具協会)が開催される。
今年は、世界20カ国から850社が一堂に出展し、商談成立のチャンスに臨む。
期間中、「バラエティギフト国際商談展」と、「国際オフィス機器展」も同時開催され、今年は5万人の有力バイヤーの来場を見込んでいる(昨年は4万人弱の来場者があった)。
ダイレクトなご案内の他、DMだけでも、230万枚が手配された。
昨今は、文具や事務用品の分野も、「通販」「専門店」「大型店舗内のインショップ」そして「格安店」と熾烈な闘いを強いられている。
百貨店内の文具を扱う売場に目をやると、ゾーニングをはじめ、扱っている品々にも、かつてのような楽しみと迫力が欲しいものだ!
昨今でも、「買い替え・買い足し」需要を促し、「伝統品」や「逸品物」の掘り起こしに努めれば、需要拡大(贈答品など)は、まだまだ見込めよう。
文具もファッションただと考えれば、「マイ・ドリームツール」「マイ・ラッキーツール」として、文具の存在感がふくらむ。
人手が足りない、てんやわんやの時期ではあるが、当然のことながら、百貨店のバイヤー諸氏も足を運ぶであろう。
百貨店で、長い間お世話(販売職)になったおかげで、全館の商品に馴染ませていただいた。そのせいか、「衣・食・住」のすべてが“ファッション”という考え方が身についている。
先の期間中、来場者の方々向けに、「経営戦略」や「販売促進戦略」関連をはじめ、各種のセミナーが開催され、総勢21名の講師が務めることになっている。
初日(7月6日)の午後2時~3時20分に、「更なる集客力・売上UPに直結! 年間イベント活用術」というタイトルで、私も講演を担当させていただく。…そこでは「ジョイフルな出会い」と「思い出グッズ」の作り方をトークしようと思っている。
情報過多の昨今は、売場を守る全スタッフが、異業種の動向までをもキャッチできたら、恐い物ナシだ。
Copyright(C) DOMINANT LIMITED All Right Reserved.
【無断転載使用不可】
期間中、「バラエティギフト国際商談展」と、「国際オフィス機器展」も同時開催され、今年は5万人の有力バイヤーの来場を見込んでいる(昨年は4万人弱の来場者があった)。
ダイレクトなご案内の他、DMだけでも、230万枚が手配された。
昨今は、文具や事務用品の分野も、「通販」「専門店」「大型店舗内のインショップ」そして「格安店」と熾烈な闘いを強いられている。
百貨店内の文具を扱う売場に目をやると、ゾーニングをはじめ、扱っている品々にも、かつてのような楽しみと迫力が欲しいものだ!
昨今でも、「買い替え・買い足し」需要を促し、「伝統品」や「逸品物」の掘り起こしに努めれば、需要拡大(贈答品など)は、まだまだ見込めよう。
文具もファッションただと考えれば、「マイ・ドリームツール」「マイ・ラッキーツール」として、文具の存在感がふくらむ。
人手が足りない、てんやわんやの時期ではあるが、当然のことながら、百貨店のバイヤー諸氏も足を運ぶであろう。
百貨店で、長い間お世話(販売職)になったおかげで、全館の商品に馴染ませていただいた。そのせいか、「衣・食・住」のすべてが“ファッション”という考え方が身についている。
先の期間中、来場者の方々向けに、「経営戦略」や「販売促進戦略」関連をはじめ、各種のセミナーが開催され、総勢21名の講師が務めることになっている。
初日(7月6日)の午後2時~3時20分に、「更なる集客力・売上UPに直結! 年間イベント活用術」というタイトルで、私も講演を担当させていただく。…そこでは「ジョイフルな出会い」と「思い出グッズ」の作り方をトークしようと思っている。
情報過多の昨今は、売場を守る全スタッフが、異業種の動向までをもキャッチできたら、恐い物ナシだ。
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【無断転載使用不可】