Je Vous Souhaite une Bonne Annee! (ジュヴ スウェト ユヌ ボンナネ…新年おめでとうございます!)
各社のスタッフの皆さまが、心をこめて作った「福袋」には、2006年にこめた、熱い思いがいっぱい詰まっていよう。
今年は戌年、「竹」の下に「犬」と書いた「笑」が「笑い」になったという説もある。
年初に新しい年の「キーワード」を予測してみた。
「作り手」「売り手」「買い手」といったいずれのジャンルにも、今までにも増して「バーチャル世代っ子」が参入してくるであろう。かたや、年を重ねた気骨ある「熟成&発酵人」との、「ゆずらない・ゆずれない」対立といった相反するものが、各所で頻発するのではないだろうか?
また、MD・接遇&販売力・空間演出・情報サービス・アフターフォローなど、商いの必須エレメントに関しても、新旧スタッフのポジティブな意見のぶつかり合いが激化し、欧米なみのディベートもかわされるであろう。それらが融合することによって、斬新なモノ・コトが生まれると期待している!
今春でいよいよ、百貨店プロセールス資格制度の、フィッティングアドバイザー「2級資格取得審査」が、第5回目を迎える。
昨秋から年末の繁忙期までに、指定校で学んだ内容を実務の場で有効に活用できたチャンスは、どの位あったであろうか?
◇ トンネルの出口はそこに!
各社のスタッフの皆さまが、心をこめて作った「福袋」には、2006年にこめた、熱い思いがいっぱい詰まっていよう。
今年は戌年、「竹」の下に「犬」と書いた「笑」が「笑い」になったという説もある。
年初に新しい年の「キーワード」を予測してみた。
「作り手」「売り手」「買い手」といったいずれのジャンルにも、今までにも増して「バーチャル世代っ子」が参入してくるであろう。かたや、年を重ねた気骨ある「熟成&発酵人」との、「ゆずらない・ゆずれない」対立といった相反するものが、各所で頻発するのではないだろうか?
また、MD・接遇&販売力・空間演出・情報サービス・アフターフォローなど、商いの必須エレメントに関しても、新旧スタッフのポジティブな意見のぶつかり合いが激化し、欧米なみのディベートもかわされるであろう。それらが融合することによって、斬新なモノ・コトが生まれると期待している!
今春でいよいよ、百貨店プロセールス資格制度の、フィッティングアドバイザー「2級資格取得審査」が、第5回目を迎える。
昨秋から年末の繁忙期までに、指定校で学んだ内容を実務の場で有効に活用できたチャンスは、どの位あったであろうか?
◇ トンネルの出口はそこに!
若者の心をつかんだSCや、立地が良くて、バイヤー(お客さま接点のFAも)のカンがシャープな百貨店は、総じて勢いづいてきている傾向がある。
一方、各地の商店街や中小個店、直売店を持たない伝統ある工房も、かなりの力をつけてきている。
前者の場合は、経済産業省の傘下である各種公的機関が、「ヤル気」のあるがんばっている企業や商店街、中小個店に対して、高度化事業を目ざした助成金や、アドバイスをする専門のコンサルタント派遣などの業務でサポートしてきたことも効をなしてきている。
また後者の事例は、伝統ある物づくりをしているアーチストや巨匠たちが、即売場や展示場を持たずに「工房にわざわざきていただき、そこで、土地の風土から生まれた名産物のルーツや工程にふれ、その体験からこみあげてくる感激と感動がさめないうちに、商品をオーダーしていただく」という商法を展開している。
1月18日(水)~1月20日(金)まで、インターナショナル・ファッション・フェア(IFF)が、東京ビッグサイトの西展示棟で開催される。各々のブースで、こういった「工」と「商」との出会いのチャンス(商取引のための)が沢山展開されそうだ。
話題の企業・メーカー・クリエーターが多数出展するが、全国に41ヶ所ある地場産業振興センターのうち、先陣をきって姫路市の西播地域地場産業センターが、伝統ある革工房の4社を出展させる。…(すでに1社は、著名百貨店との商取引が着々と進行中)
いずれのブースも、お客さまの心を魅了してしまうような、オリジナル商品を出展しようとはりきっているから必見の価値がある。
バイヤーはもちろん、ショップの店長からFAまでと、様々な来場者が、今までになかったような品々を探しに訪れ、MD対策のヒントソースや新商品の発掘に火花をちらそう。
一方、各地の商店街や中小個店、直売店を持たない伝統ある工房も、かなりの力をつけてきている。
前者の場合は、経済産業省の傘下である各種公的機関が、「ヤル気」のあるがんばっている企業や商店街、中小個店に対して、高度化事業を目ざした助成金や、アドバイスをする専門のコンサルタント派遣などの業務でサポートしてきたことも効をなしてきている。
また後者の事例は、伝統ある物づくりをしているアーチストや巨匠たちが、即売場や展示場を持たずに「工房にわざわざきていただき、そこで、土地の風土から生まれた名産物のルーツや工程にふれ、その体験からこみあげてくる感激と感動がさめないうちに、商品をオーダーしていただく」という商法を展開している。
1月18日(水)~1月20日(金)まで、インターナショナル・ファッション・フェア(IFF)が、東京ビッグサイトの西展示棟で開催される。各々のブースで、こういった「工」と「商」との出会いのチャンス(商取引のための)が沢山展開されそうだ。
話題の企業・メーカー・クリエーターが多数出展するが、全国に41ヶ所ある地場産業振興センターのうち、先陣をきって姫路市の西播地域地場産業センターが、伝統ある革工房の4社を出展させる。…(すでに1社は、著名百貨店との商取引が着々と進行中)
いずれのブースも、お客さまの心を魅了してしまうような、オリジナル商品を出展しようとはりきっているから必見の価値がある。
バイヤーはもちろん、ショップの店長からFAまでと、様々な来場者が、今までになかったような品々を探しに訪れ、MD対策のヒントソースや新商品の発掘に火花をちらそう。
◇ 目利き腕利き心くばりへのラブコール
「フィッティングアドバイザーとは?」について、幾度となく私なりの定義やこうあるべき姿を記述させていただいてきたが、現場の社員の方々で、そのミッションと職務を充分に理解されていないケースが多いようだ。
また、各指定校に関しても、基本項目表記は同じとはいえ、「接客・接遇」のパーツと、「フィッティング技術」、「スタイリングや商品知識」との連動が、とってつけたような感じがするケースもある。
したがって、社員やFA(メーカーからの出向社員)によっては、「フィッティングアドバイザー」とは、「服を体にフィットさせる人」とか、「サイズ直しを承る人」というふうに解釈している人もいて、未だに職務やミッションが各社・各社員に浸透していない感がある。
例えば、銀座山形屋のエキスパート職である「販売フィッター」という名称のように、一目で職務がわかるような冠がついていれば、誤解も生じないであろう。
また、「フィッティングアドバイザー」というネーミングは、米国のノードストロームの場合、靴のフィッターもそのように呼ばれている。…数ミリの違いが健康に影響を及ぼす靴はともかく、「服を体にフィットさせる人」のニュアンスに受け取られていること自体のフォローが必要か?
衣服を販売するには、服飾に関するあらゆる「知識や技術」に長けていることは、自らの自信にもつながり、その自信が月並みの着こなし提案で終わらずに、購買決定につながる「信頼度の高い説得力」となる。
それらの条件を充たしているスタッフは、リピート客がつきやすく、お客さまを知り尽くしているために、担当売場のMD編集力にも優れているケースが多い。
ここにきて、企業や店舗、スタッフによって差異はあるものの「フィッティングアドバイザーが、戦力になりきっていない!」といった、きついパンチも巷から聞こえてくる。
「着こなし提案」を超えた「販売力」としなやかな「応用力」を持ち合わせた、「目利き・腕利き・心くばり」のあるスタッフの育成も、2006年の優先課題の一つか?
課題その二は、冒頭でふれさせていただいたような「バーチャル世代っ子」の若手が、夢や希望を抱いて続々と入社してくることだ。
すると、今までのような「後輩の育成指導」では、すべてをカバーしきれず、手取り足取りの指導をしなければならないであろう。
豊かな物余り時代の、少子化社会で育った若者の多くは、センスが良くてモノ知りだが、反面「自分が一番…!」という考えを抱いている傾向が、かつてより強まっていると各種メディアでも指摘されている。
小売り業の頂点を極め、他を牽引してきた百貨店が、永続して世代を超えた万人に愛されには、「ご満足ご奉仕業」であることを、先輩たちから根気よくさとす必要がある。
また、各指定校に関しても、基本項目表記は同じとはいえ、「接客・接遇」のパーツと、「フィッティング技術」、「スタイリングや商品知識」との連動が、とってつけたような感じがするケースもある。
したがって、社員やFA(メーカーからの出向社員)によっては、「フィッティングアドバイザー」とは、「服を体にフィットさせる人」とか、「サイズ直しを承る人」というふうに解釈している人もいて、未だに職務やミッションが各社・各社員に浸透していない感がある。
例えば、銀座山形屋のエキスパート職である「販売フィッター」という名称のように、一目で職務がわかるような冠がついていれば、誤解も生じないであろう。
また、「フィッティングアドバイザー」というネーミングは、米国のノードストロームの場合、靴のフィッターもそのように呼ばれている。…数ミリの違いが健康に影響を及ぼす靴はともかく、「服を体にフィットさせる人」のニュアンスに受け取られていること自体のフォローが必要か?
衣服を販売するには、服飾に関するあらゆる「知識や技術」に長けていることは、自らの自信にもつながり、その自信が月並みの着こなし提案で終わらずに、購買決定につながる「信頼度の高い説得力」となる。
それらの条件を充たしているスタッフは、リピート客がつきやすく、お客さまを知り尽くしているために、担当売場のMD編集力にも優れているケースが多い。
ここにきて、企業や店舗、スタッフによって差異はあるものの「フィッティングアドバイザーが、戦力になりきっていない!」といった、きついパンチも巷から聞こえてくる。
「着こなし提案」を超えた「販売力」としなやかな「応用力」を持ち合わせた、「目利き・腕利き・心くばり」のあるスタッフの育成も、2006年の優先課題の一つか?
課題その二は、冒頭でふれさせていただいたような「バーチャル世代っ子」の若手が、夢や希望を抱いて続々と入社してくることだ。
すると、今までのような「後輩の育成指導」では、すべてをカバーしきれず、手取り足取りの指導をしなければならないであろう。
豊かな物余り時代の、少子化社会で育った若者の多くは、センスが良くてモノ知りだが、反面「自分が一番…!」という考えを抱いている傾向が、かつてより強まっていると各種メディアでも指摘されている。
小売り業の頂点を極め、他を牽引してきた百貨店が、永続して世代を超えた万人に愛されには、「ご満足ご奉仕業」であることを、先輩たちから根気よくさとす必要がある。
◇ 相反するものとの融合
他に相反するものの事例として、商店街の核になり、地元の活性化に貢献したきた百貨店と、百貨店や大型店などの撤退や、大店舗の出店攻勢といった影響を、もろに受けてきた近隣の商店街などのケースがある。
そういった繰り返しの流れの中で、人口密度や年代構成の変化にも打ちのめされずにがんばってきた各地の商店街で、再びユニークなイベントやキャンペーンを試み、力を注ぎ出した所が増えてきた。
例えば、東京を取り上げても、2800もの商店街が、縦横無尽に大型店舗間にある、ビルの谷間を走っているから目が離せない!
昨秋の11月18日に開催された、第1回「東京商店街グランプリ~商店街エキジビション~わが商店街(自慢の取り組み)」…東京都産業労働局商工部主催では、イベント部門や活性化部門で、「その街に行ってみたい」と思わせる見事な仕掛けや事業が、「グランプリ」・「準グランプリ」に輝いた。
いずれも甲乙をつけがたいものだったが、とりわけ、「名探偵☆浅見光彦の住む街~ミステリーウォーク2004(謎の贈り物)」…北区霜降銀座栄会と、「第14回青梅宿アートフェスティバル2004(昭和モダンの青梅宿)」…青梅市青梅宿アートフェスティバル実行委員会の事業が、年代を超えての集客が可能であることと、時代うけのするネーミングという点で印象深かった。…などなど、こういった商店街とのジョイントを、とっくにされている百貨店も少なくないが、あらためて現場を守るスタッフが、目を積極的に外へ向ける必要性があろう。
「地域ぐるみ」の取り組みは、従来型も含めて全国的に拡大されていきそうな気配だ!
そういった繰り返しの流れの中で、人口密度や年代構成の変化にも打ちのめされずにがんばってきた各地の商店街で、再びユニークなイベントやキャンペーンを試み、力を注ぎ出した所が増えてきた。
例えば、東京を取り上げても、2800もの商店街が、縦横無尽に大型店舗間にある、ビルの谷間を走っているから目が離せない!
昨秋の11月18日に開催された、第1回「東京商店街グランプリ~商店街エキジビション~わが商店街(自慢の取り組み)」…東京都産業労働局商工部主催では、イベント部門や活性化部門で、「その街に行ってみたい」と思わせる見事な仕掛けや事業が、「グランプリ」・「準グランプリ」に輝いた。
いずれも甲乙をつけがたいものだったが、とりわけ、「名探偵☆浅見光彦の住む街~ミステリーウォーク2004(謎の贈り物)」…北区霜降銀座栄会と、「第14回青梅宿アートフェスティバル2004(昭和モダンの青梅宿)」…青梅市青梅宿アートフェスティバル実行委員会の事業が、年代を超えての集客が可能であることと、時代うけのするネーミングという点で印象深かった。…などなど、こういった商店街とのジョイントを、とっくにされている百貨店も少なくないが、あらためて現場を守るスタッフが、目を積極的に外へ向ける必要性があろう。
「地域ぐるみ」の取り組みは、従来型も含めて全国的に拡大されていきそうな気配だ!
◇ ミクロな課題にご用心!
本来なら対立相手となるであろう、対極にあるものからのヒントや、融合によっての、相乗効果などについて、お客さま接点のスタッフも、視野に入れて欲しいという旨を記述させていただいている。
そういった一環で、以下にささいなことではあるが、一歩間違えば水面下の「不平・不満」につなかりかねない数例を記してみた。
〈その一〉…プレッシャー(うとまれる)販売。多くの売場で、会計の際に「○○カードはお持ちですか?」、もしくは「ご利用されますか?」の大合唱→会員集めの姿勢が見え隠れしないように!
〈その二〉…承りカウンターでの順番待ち整理券の発行→どちらのお客さまも、公平におもてなしするつもりが、駅のチケット売り場や銀行のキャッシュコーナーでの順番待ちのようで、百貨店としてはロマンに欠けてはいまいか?
〈その三〉…数個のギフト用ラッピングを頼んだときの、待ち時間の長さ→カウンター内にスタッフが足りるほどいても、連携プレーがされない店舗や売場が昔より増えている。
〈その四〉…帯に短し、たすきに長し現象→その昔は、「滞留時間」と「売り上げ」は比例したものだが、昨今は忙しい方や急いでいる方の場合、「ごあんないや誘導係」の数よりも、一人でも多くが接客にあたって欲しいと感じていまいか?
〈その五〉…マニュアル通りのかったるさ→親切に、「お使いものですか? お持ち帰りですか?」と、声をかけてくれるのはよいが、ギフト用の場合、お客さまからその旨を伝えてくださることがほとんどである。…以上。
新年早々、「リアル編」のお届けで恐縮ですが、2006年も、お客さまには、限りなく優しく、そしてパワフルにを、モットーに!
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【無断転載使用不可】
そういった一環で、以下にささいなことではあるが、一歩間違えば水面下の「不平・不満」につなかりかねない数例を記してみた。
〈その一〉…プレッシャー(うとまれる)販売。多くの売場で、会計の際に「○○カードはお持ちですか?」、もしくは「ご利用されますか?」の大合唱→会員集めの姿勢が見え隠れしないように!
〈その二〉…承りカウンターでの順番待ち整理券の発行→どちらのお客さまも、公平におもてなしするつもりが、駅のチケット売り場や銀行のキャッシュコーナーでの順番待ちのようで、百貨店としてはロマンに欠けてはいまいか?
〈その三〉…数個のギフト用ラッピングを頼んだときの、待ち時間の長さ→カウンター内にスタッフが足りるほどいても、連携プレーがされない店舗や売場が昔より増えている。
〈その四〉…帯に短し、たすきに長し現象→その昔は、「滞留時間」と「売り上げ」は比例したものだが、昨今は忙しい方や急いでいる方の場合、「ごあんないや誘導係」の数よりも、一人でも多くが接客にあたって欲しいと感じていまいか?
〈その五〉…マニュアル通りのかったるさ→親切に、「お使いものですか? お持ち帰りですか?」と、声をかけてくれるのはよいが、ギフト用の場合、お客さまからその旨を伝えてくださることがほとんどである。…以上。
新年早々、「リアル編」のお届けで恐縮ですが、2006年も、お客さまには、限りなく優しく、そしてパワフルにを、モットーに!
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