2002年より春秋の年2回開催されてきた本ゼミナールは、『ボディフィッター実践講座』(日本繊維新聞社主催)として、「衣料業界の販促向上を目ざすワンランク上のフィッターの育成」の任を長く担ってきたが、15回目を迎えた今回は、特に昨今の市況を踏まえ、インストラクターコース・レデイス編『スタイリングフィッター実践講座』(DOMINANT主催)として、新たに練り上げたカリキュラムで受講者を募って実施されたものである。
今回、受講された主な方々は、インポートラグジュアリーブランドをはじめとして、アパレルメーカー、専門店等のインストラクター、販売スタッフ、技術スタッフ、さらに、服飾専門学校講師、中小企業診断士、大手人材派遣会社の教育担当者、フリーランスetc.と多岐にわたり、関東地域からはもちろん、遠く、広島、京都大阪からの参加者もあった。
児玉千恵子が独自に構築してきた実演・実習を交えた当実践講座は、「フィッティングスキル」、「補正知識&技術」、「スタイリングマジック」、「難題事例の解明」等、今日の衣料業界の現状や、ファッショントレンドを踏まえた内容で、長丁場(9:20~17:00)であるにもかかわらず、休憩を惜しむ声がでるほど学ぶ意欲の満ちあふれた充実したものとなった。
最後に「修了テスト」が実施され、「スタイリングフィッター(登録商標)認定証」が、児玉千恵子から各自に手渡された。
なお次に、さっそく寄せられた「修了後アンケート」のいくつかを、匿名でご紹介する。
「お客さまへの対応はもちろん、カラーのことやメンズに関してなど、幅広く伺うことができ大変有意義でした。…実際に採寸することにより、個人個人の体型に興味が湧きましたし、この技術のあるなしで、お修理の対応にも幅ができると思います」(インポートラグジュアリーブランドFA)
「ちょっとした疑問も解決させてくださったので、とてもためになりました。なぜこうなるかなど、説明の部分も細かく理解しやすかったです。…学生の仮縫いを見ることが多いので、的確なゆとりの入れ方、詰め方などのアドバイスに役立つと思います」(専門学校講師)
「パンツの直しはとても参考になりました。丈つめだけではないときに、とても苦労してましたが、お直しさんにも上手く伝えられると確信しました!!…また、仕事以外にも活用できることが多く、もっとキチンと勉強していきたいと思います」(フォーマルFA)
なお、秋期ゼミナールは、10月開催の予定。
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕