全国でご活躍のスタイリングフィッターの皆さん、明けましておめでとうございます。

2009年、丑年を寿ぐ、初春商戦がスタートしました!
業態を問わず各地の大型店では、景気の回復を祈り、商いの順調なすべり出しを願って、毎年恒例とはいえ、豪華な福袋や縁起物を競い合っています。
さて、皆さんに関わりの深い新春ビッグニュースと言えば、海外ラグジュアリーブランド初の企業内資格制度「フィッティング・コンシェルジェ」(株式会社アクリスジャパン)が、いよいよ本格軌道に乗ることではないでしょうか。
昨年マスコミ発表されて以来、「百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザー」制度のこれまでの推移と成果、「パンツフィッター」(株式会社エミネント)の立ち上げなどと照らし合わせながら、その動向に熱い眼差しが注がれています。
皆さんもご存知の通り、国内外ともに厳しい経済状況下にある中で、既製服はより難局にあるといってもいいでしょう。
そんな中で、「技術力&販売力」を合わせ持った「既製服のフィッター」の活躍が、「オーダー感覚」の醍醐味やフィット感を期待されるお客さまの心を呼び戻し、繋ぎ止め、さらに企業にとっても、サイズMDや修理費の削減に貢献できると期待されているからに他なりません。
今日まで、「ボディフィッター」や「スタイリングフィッター」等で、私が目指し育成してきたのは、そうした「最上級のフィッター」です。
しかしその「技術力&販売力」は、注文服で仮縫いをかなり経験した方でも、未だに研鑽をし続けている高度なものであり、決してマニュアルなどで一朝一夕に体得出来るものではないのも現実なのです。

 さァ新しい年! スタイリングフィッターの皆さんが、さらに自らの力を磨き鍛え上げ、お客さまに支持され、企業に信頼され、翼いっぱい羽ばたけますように…。

                           JSG スタイリングフィッター 児玉千恵子