4月はセンチメンタル バズ編
こんばんは
本日も神戸市垂水区より
「神戸で1番心と心繋がり笑顔あふれるサロン」
STYLE mai.がお届けします
毎週水曜日は熱く語る日ですね
さて今回は先週に引き続き
4月はセンチメンタル
「バズ編」をお届けします
最期を考えるお話なので
決して楽しくはないのですが
「今」を大切にするためにも
最期を考え過ごしていく事で
後悔を少なくしてほしいと願っています
全て私が愛犬にさせてもらった
経験のお話なので
全て私の考えと私の選択してきた事です
どれが正解という訳でははく
少し想像して頂く事で
皆様のドッグライフが
より豊かであってほしいと願うものです
バズはまだ私が葬儀社に勤めていた頃に
我が家にやってきた初代犬
バズに出会っていなかったら
私の人生は全く違うものに
なっていたと思います
とても家族思いで従順で
私達の言う事や思いも全て理解でき
本当に賢い子でした
18年前はフレンチブルドッグは
そんなに世間に認知されていなくて
バズは特に耳が大きかった事から
散歩してるとよく「うさぎ」ですか?
って聞かれる事がありました
ただ色々な事が理解出来過ぎるが故に
失礼な人やワンちゃんが苦手で
神経質に大丈夫な人か
大丈夫なわんこかよく見ていて
限られた人やワンコにしか
心を許しませんでした
そんなバズですが子供が大好きで
散歩中に子供を見つけると
自分から側へお座りしに行き
子供達に進んで触らせる程でした
なので甥っ子が生まれ
お店の2階で一緒に過ごす時間は
ずっと甥っ子の側について
泣けば遠吠えして知らせ
ハイハイすれば同じ速度で
目線を合わせ隣を並走し
耳を触られても口や鼻を触られても
動じず触らせてやり
常に側で甥っ子を見守っていました
私が1番笑ったのはコレ
甥っ子に遠吠えを教えていました
こうするんだよと手本を見せ
吠え終わると甥っ子の顔を見て
やってみと言わんばかりで
甥っ子もまだちゃんと言葉にならない
声を発して答えていました
バズは家族愛の強い子育て犬でした
幼い頃からかなり重度の
食物アレルギーと
化学物質過敏症を持ち合わせ
バズを育てるのもまた
平坦ではありませんでしたが
お陰様で本当に勉強になりました
それ以外の身体は強く
お散歩も大好きで
若い頃は筋肉隆々で13㌔程あり
立派な体付きをしておりました
アレルギー以外では
病院へいく事はほぼなく
(まぁアレルギーと付き合うのが
1番至難の業なんですけどね笑)
食事もちゃんとしたもの食べてるし
バズくんは中身が丈夫だから
16歳くらいはイケそうだよね!
と先生からお墨付きを頂く程でした
そんなバズですがリンとは違い
なにか大きな致命的な病気を患って
旅立ったような事ではなく
身体の限界を迎え旅立ったように感じます
12歳8ヶ月でした
亡くなる1ヶ月ほど前に
急に腰を痛め後脚に力が入らず
慌てて病院へ駆け込んだんですが
血液検査でも特に身体のどこが悪いわけでなく
どこかで炎症が起きている様子もなく…
ヘルニアっぽい感じかなと
痛み止めの治療をして頂き
しばらく安静に過ごすと
元に戻った為安心していたのですが
普段は出された物はすぐに完食し
ご飯を食べないと言う事がなかったのですが
次第にご飯を食べたがらなくなりました
あれよあれよと言う間に
身体が弱って行き
明らかに様子がおかしくなり
また病院へ駆け込むと
ほんの数週間前まで
問題のなかった血液検査の結果が
とても悪くなっていて
栄養補給や水分補給の
点滴をしてもらう事に
先生曰く身体が悪くても
飼い主さんに悟られないように
血液検査しても
上手に隠す子もいるからね…と
驚かれた様子でした
ますますご飯を受け付けなくなり
水分も受け付けなくなり…
どこが致命的にに悪いと言うより
本当に身体が限界を迎えた感じで
今思えば旅立ちの準備をしていたのに
私はそれを受け入れられずに
絶対に治ると決めつけて
バズの意思を汲んでやる事ができず
亡くなる当日まで毎日病院へ行き
栄養と水分の点滴を受けに
行ってしまいました
冷静になれば
その点滴も身体が受け付けておらずに
ちゃんと吸収してなかった事を思い出します
最後の日病院で点滴を受けた後
昏睡状態になり
その日の夜中息を引き取りました
私が後悔しているのは
バズの旅立ちの準備を
ことごとく邪魔してしまった事
最後の最後まで病院へ行き
大好きなお家で
ゆっくりさせてやらなかった事
自分の覚悟が足りなかったせいで
最後を穏やかに過ごさせてやれなかった事
本当に後悔しています
以前にも書かせて頂いたのですが
わんこは亡くなる時
魂と身体を切り離す作業がとても難しく
苦労するそうです
その作業のために自分で
食事や水分の摂取もコントロールし
楽に旅立てるようにしているそうです
(信じる人も信じない人もいると思いますが)
それを邪魔してしまったなぁ…と
だけどバズは強かったなぁ…と
やっぱりわんこって
人より強いなぁと思い知らされました
バズは我が家を正しい道へ
導くためにやってきたそう
(アニコミでお話を聞いてもらいました)
バズを迎えた当時は
母は身体と心のバランスを崩し
入退院や手術を繰り返し
外になかなか出て行きにくい状態でした
そして私は葬儀社に勤めており
365日24時間関係のない仕事が故
ゆっくり休める事も少なく
休みが飛ぶ事はしょっちゅうでした
食生活も睡眠も何もかも全てが
めちゃくちゃで荒れ果ててました
バズがやってきた事で
母をお散歩へ連れ出し
健康へと導いてくれました
私は目指す場所が変わり
トリマーの道へ導いてくれました
そして食生活や睡眠
生活に大切な事を
バズ自身の体をもって教えてくれました
バズは我が家のお父さんみたいな存在で
本当に偉大な存在でした
上から私達を見ていて
間違った方向に進んでいないので
安心して暮らしてくれているようで
今はホッとしています
こうしてバズのように
致命的な病気がなくとも
旅立ちのタイミングが
急に来る事もあります
そうなった時にどんな事をするのか
考えておくほうがいいかもしれません
私とは逆に病院へ行った事で
安心感に繋がる方も
いらっしゃるでしょうし
私のように最後くらい
お家でゆっくりさせてやりたいと
思う方もいらっしゃるでしょう
バズの場合入院の話もでましたが
病院まで遠い事など
色々なケースを考えて
入院は選択せずに通院にしました
こうなった時
どこまで治療をするのか
どこで区切りをつけ
どうやって見守ってやるのか
ちょっと想像して考えておくだけで
後悔を少し減らせるかもしれません
あまり考えたくないし
想像したくない事だと思いますが
少しの想像と少しの予習が
後の自分や家族を
救う事になるかもしれません
またまた長くなってしまったので
次回はウーピー編をお届けします
それではまた来週
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