いつだろう。
あたしはいつしか「夢」というもの、その言葉さえ忘れていたのは。
学校いってサークル活動して、ただの普通の大学生。
これが19歳のあたしたちの、いわゆる人生の迷い時期の一つなのか。
今住んでいる町は何もなくて、東京出身のあたしには寂しすぎて、いつも文句を言う。
でも考えてみれば、いつも文句を言っていた。バンクーバーにいた時は何もないと文句をいい、
今もI have no lifeと嘆いてばかり。
毎日同じ繰り返しの活動パターン。
「住めば都」と自信満々だったあたしはどこに。
最近は、欲求不満なばかり、自分がここにいる意味さえわからなくなっていた。
「あたしはなにが楽しくてここにいるの」
「なんでこんなクラスばっかとっているの」
「昔は勉強が好きだったのに、今はなんでこんなダルイと思うんだ」
「つまんない」
「帰りたい」
「なんのためにあたしは大学にいっているんだ」
「てかそもそもなんでカナダにいるの」
2週間くらいこの調子で、ついにカナダにいる意味さえ失ってしまった気分だ。
自分が発する思いは、思えば3年前の自分より未熟で、さらに落ち込んだ。
天気が寒い
日本にいたらどれだけ人生楽しいんでただろうに
そうずっと友達に愚痴ってた何日か前、あたしは気づいたのだ。
あたしの中で 「夢」 という存在はなくなっていた。
現実を見るのは怖くてしんどくて、世界の95%は汚れてて、知らないほうが良かったと思う事ばっかりの毎日。
「あなたには何もできないから」と間接的にそういわれてる気がする友の言葉。
そんなNEGATIVEな友情があたしには必要なのか?
何を信じてカナダに来たんだ。
・ ・ ・
あたしは昔、栄養について学ぶのがすきだった。
音楽がすきでCDをよくかった。
ピアノを弾いてた。
お洒落は欠かせなかった。
ビーチが好きだった。
スポーツ観戦が好きだった。
友と語るのが好きだった。
男の子にときめいた。
出会いが好きだった。
深い友情をいつも求めていた。
向上心をいつも忘れず、正義感に浸っていた。
今は自分が好きだといえない。
自分がユニークなんてもう言えない、それゆえ、今はその反対である。
卑怯者だし、自分がなりたい自分ではない。
進路が全くわからない。
あたしはこの世界に何を残したいの。
あたしの夢はなに。
夢ってなに?
あと4日でハタチ。
自分を見直す時が来たんだ。