色の勉強を始めると、最初の頃に教わることの一つとして
色の三属性があります。
これは、今まで主に赤とか青とか、色味だけで判断しがちだった色という存在を、
3つの切り口から見るようにしてみましょうというもの。
【色を見る時の視点を増やす】
という考え方です。
色彩学の基礎内容に当たるこの色の三属性は、
配色を考えたり、色の特徴を正確につかむなど、
色をシステマチックを扱うのにとても便利な考え方です。
色の仕事をする人は、この三属性をしっかりとマスターすると良いと思います。
この、【視点を増やす】ということ、仕事をしていく上でも大切で、
ある物事を一方向から見るのではなく、色んな切り口で見てみる。
すると、「この要素はちょっと残念だけど、この要素は抜群に良い!」など、
その物事に対する評価や判断も、多角的に行えます。
そもそも、「どんな視点があるのかな?」と考えることも勉強になったり、
【視点を変える】ことで、深く理解できることがあったり。
色彩の学習と、仕事と、それそのものは違っても、
いずれにも活かせる考え方がたくさんあるなぁと思います。