ずいぶん前に書いた記事に加筆修正してアップします。
私がパーソナルカラーのシステムとして用いるのは、主に4シーズン分類ですが、
コンサルティングで採用している方法は、カテゴライズしないパーソナルカラーです。
説明がつけやすく、納得を得やすいのが、『カテゴライズしない』方法だったからです。
いろいろ試してはみたのですが、この方法が今のところ自分にとっては使いやすいです。
4シーズンを使わないのかというとそうではなく、無理に落とし込まないという感じです。
説明を聞く人が、何かの引っかかりや疑問を残すことなく、
かつ、大事なポイントをわかりやすく理解するための、
提供側の考え方と言ったらいいでしょうか。
『相手がわかりやすい』というのが大事なので、4シーズンでもっともしっくり説明がつく時は、
4シーズンで伝えます。
わかりやすく説明することに重点を置いています。
お客様や、カラーを初めて学ぶ人にとっては、
こちらが思っている以上に、色の見分けや理論はややこしいし、
カラーに限ったことではないけれど、セミナーなんかも、シンプルに噛み砕いて、
こちらが「ちょっと簡単すぎた?」と思うような内容でちょうど良いということも多々あります。
大事なのは細かく説明することではなくて、
わかってもらって、使えるように説明すること。
細かく説明して満足するのはお客様じゃなくカラーリストの方かもしれません。
もちろん、細かくを求めている方には、そうして差し上げるのがベストだと思います。
だから、アナリシスは大切だけど、コンサルティングの力量がものを言います。
診断の話になりますが、テストカラーでのドレーピングで、
最初の色相、あるいは次の色相に進んだ時、
「サマーっぽいな」と思ったら、次も、その次も、
「サマーなんじゃないかな」と思いながらドレーピングすると、
結果サマーに寄って見えがちです。
これは脳や眼の仕組みによるもの。
アナリストは、眼だけを使って診るのではなく、
脳も使って診る必要があります。
要は自分の思い込み、先入観、データからの統計を
一度にフラットにすることが大切なのです。
そのためには、ドレープをめくる度に、頭をニュートラルにしておくこと。
だって、自分の好きな色は誰だってきれいに見えるようになっていますもん。
いかにその意識を抑えて診るかが大事です。
当たりをつけて診るというよりは、ニュートラルな状態でのドレーピング結果から
色特性を分析するという感じ。
だから、色彩学なしではありえないし、その知識なしで分析(アナリシス)は不可能です。
ただ、色彩学の知識がまったくない人や、感性だけで診たとして、
どのドレープがよく映ってるかということはわかることもあります。
だけど、プロとアマの違いは、そこで理論展開ができるかどうかというところ。
個人的には、理論展開を求めていないお客様には、しなくてもいいかなと思うこともあります。
ですが、ちゃんとした根拠の元に出した結果であることが、
言えるけれど言わないというのと、言えないというところが、プロとアマの差ですね。
偉そうに書いてますが、自分だっていつもいつも、ニュートラルに、ニュートラルにってやってます。
常に、その時々が初めての、出会ったことのないカラー特性の人だという気持ちでやってます。
『パーソナル』カラーなので。
そして、この意識で診ていれば、データや経験がかなり役に立ち、
ゆるぎない根拠の元に結果を導くことができます。
この方法で診断するようになってから、
おそらく、二人と同じコンサル内容はお伝えしていません。
したくても、できません。
カテゴライズしていないので、しようがないのです。
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