また日常が通常モードになりますね。
あまりオンオフがないような環境の我が家でも、
子どものお休み期間は、やはり雰囲気は変わります。
秋に向けて、モノや情報の整理と手放しを行いたい時期です。
ところで、私は昨年頃から、かなり着る服を手放しました。
無理に減らしたわけではなくて、
手放す判断基準が変わったんです。
これって結構すごいことだと思いませんか?
何かを手放すときの判断基準を変える事は、
きっかけがないと難しいんじゃないかと思います。
今となっては、自分の場合のきっかけが何だったのかは覚えていないのですが、
判断基準の何がどう変わったかは、しっかりわかっています。
前→ダメになるまで所有する。
今→今必要なら所有する。
こんなに短い言葉で言い表せてしまうくらぃシンプルですが、
私にとってはすごく大きな変化です。
前の基準が良くないわけでもないと思うんです。
今でも。
だけど、今の時代って凄いスピードでいろんなものが増えていくので、
意識的に定期点検をしないと、増えすぎてしまいます。
それもただ増えるだけじゃないんです。
知らないうちに膨大に増えます。
自分にとっての重要度に関係なく増えます。
そして自分の感覚を鈍らせるとも思っています。
ものも情報も、増えるだけで選別が難しくなり、
同じ種類のものを複数持つことによって、
それぞれの差が小さくなります。
そうすると、
「これも良いけど、ちょっと似ているからこれも良い。」
みたいな感覚が自然に染み付いてしまったり。
これが習慣になってしまうことで、
本当に自分にとって大切なものがわからなくなってしまいかねません。
だから、意識的に定期点検をすることが必要だと感じます。
3年前に良いと思っていたものが、今はそうでもなくなっていたり、
3年とは言わず、半年前に良いと思っていたものでさえ、以下同文です。
これは確実に、可もなく不可もない選択で自分の身辺を固めてしまいかねません。
時々このブログでも書いているのですが、
人生の時間や死について考えることがあって、
あ、これ決してネガティブな考えじゃないんですよ。
なんていうか、より有意義に過ごしたいなぁみたいな。そっちです。
それで、その有意義な人生を考えたときに、
どっちでもいい選択をなるべく減らしたいなと思ったりするんですね。
ほんとにどっちでもいいシーンも結構あるんですけれど(笑)、
それでも、今食べたいもの、今行きたい場所、今会いたい人、
それらの存在を大切にして、しっかり自分で選びたい。
偶然が運んでくれる出会いもあると思います。
それもまた素敵。
でも私の人生は、自分が主体的に選択する割合が多い方が自分らしい。
自分で選ぶってもしかしたら、
とんでもなくぜいたくなことかもしれません。
昔の人にはできなかったことです。
いろいろありながらも、私たちは本当に自由な時代に生かされていて、
自由に選ぶことができる。
とても多くのものを。
これは、決して当たり前のことではないんだなぁ。
秋に向かうからか、ちょっぴりしっとりめの内容になりました。