今回起きた大地震。盛男が感じた事を書いてみたいと思います。
金曜日の配達は楽なので１４時半に昼休みをとってました。
昨日は暖かったため高いビルの前で日陰を確保し愛妻弁当を食べてる最中に少しトラックが揺れました。
最初は「風が強くなってきたのかな～」って思って窓をあけたらミシミシだかギシギシだか地震特有の音が聞こえたので、「あ～地震か～」程度でした。こんな大変な時に不適切ですが、盛男は地震が好きでいつも「どれくらい揺れるかな」なんてワクワクしてました。
ですが余震がかなり長くジワジワと揺れが強くなったのを感じ「これはやばい」と思ったのでヒステリックに電話をかけました。電話は鳴るのですがヒステリックが電話にでなかったのでとても心配になりました。ヒステリックは気が強いですがこういうのには凄く弱くすぐにパニックを起こしてしまうのです。
「何で電話に出ないんだよ」ってイライラしてた時、人生で味わった事のない揺れが起こったのです。盛男は車のエンジンをすぐに切り外に出て高いビルの前から逃げようとしたときにＯＬ３人組がビルから出て来ました。
その３人組の１人が奇声をあげながらビルの前でしゃがみ込んでパニック状態になってしまいました。他の２人もそれを見て震えて立ち止まっていたので、危ないと思い非難できる場所まで連れて行きました。
一日たった今もまだあの揺れ方が鮮明に覚えています。
高いビルがおもちゃみたいに左右に揺れ、まっすぐだったはずの道が上下左右に曲がっていました。なんと表現したら伝わるか分かりませんがウォーターベッドに乗っている感じでした。あんなにコンクリートってグンニャリなるんですね。
ＯＬのパニック状態を見てヒステリックと海飛が心配になりもう一度電話しましたが、その時にはもう電話が込み合ってつながりませんでした。盛男はそこまで怖くなかったのに自分の手が震えてたのに驚きました。
心配で居てもたってもいられなくなったので、会社を抜けて家に戻りました。そのころには信号が止まって交通機関がマヒしていて３０分で着くところを１時間もかかりました。
家に着くと目を真っ赤にしたヒステリックが海飛を抱っこして外に出ていた姿を見てめっちゃ安心しました。ヒステリックは怖くて家に入ってないと言うので、盛男が家に入る時初めてえびちゃん＆コリドラスの心配をしました。それまで全然忘れていました。
恐る恐る２階に上がると、水槽の水は５㎝ほど減っていていたのでもちろん床はびちょびちょでした。生体は皆さん元気だったのですが食器が何枚か割れていたのでなかなか大変でしたよ。
やっぱりヒステリックはパニックを起こしたらしく、あるはずのない場所に椅子が置いてあったりしましたが海飛をすぐに抱っこして逃げたと言っていたので安心しました。
こんな時だけど仕事に戻らなくちゃいけないため、とりあえず盛男の実家に２人を連れて行きました。すると盛男の親はまだ３つの家族と連絡をとれなくて不安がっていたので、車で全員迎えに行きました。２つの家族は落ち着いていましたが、１つの家族だけ「そこにいたら死ぬよ」と言う場所に子供２人を連れて避難していました。
普通に考えたらありえませんが、かなりパニックになっていたんでしょう。発見した盛男が１番ビビりました。
みんなを１つの家に集め仕事に戻ろうと思ったら、全ての道が大渋滞。１キロ進むのに１時間もかかったので引き返しバイクで会社に戻りました。
バイクですり抜けしてる中ヒーローを１人発見しました。警察でも消防の方でもない普通のおじちゃんが手作りの棒で交差点の中央に立ち、みんなが逃げ惑う中に一生懸命交通整備をしていました。この姿に映画タイタニックの音楽家の事を思い出しました。とてもとてもかっこよく見えました。
仕事を終え帰宅しようと思ったらさらにもっともっと大渋滞でした。盛男より２時間前に会社を出た先輩がまだ１キロも進んでいませんでした。盛男は笑いながら「何でまだここなんですか？」って聞いたら「俺はもう諦めた８時間コースだろう」と半笑いで話してました。
そんなこんなで大変な１日でしたが、地震が楽しいなんて思ってた事が本当にバカで恥ずかしい事だと思いました。
電話がつながらないと本当に不安になります。皆さんもメモを残したりどこに避難するか家族と話し合う事をお勧めします。
あの大地震で盛男地域は震度５なのに震度７の事を考えると鳥肌が立ちます。
みんな「まさかあんな大地震が急に自分達の所に来るなんて思わなかった」と同じ事を言っていましたが、当たり前な話で突然災害は起きます。
津波が来なかっただけで良かったですが、報道を見る限り他の県の方々の事を思うと自分達が無事だからといってあまり喜べませんね。
ブログを通して皆さんの優しさが伝わり、とても感動しています。
ただ１つだけ心配な事があります。
青森に住んでいる親戚だけが連絡がつきません。
元気だということを信じています。
行方不明者や全ての方が無事でありますように。
