製品販売に関して | style-s-works

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ギター工房 "style-s-guitar" が発信している近況情報です。

寒いんだか暑いんだか..わけわからない日々ですね。最近、気候のせいか歳のせいか何か食べると異様に睡魔に襲われます。おじいちゃんですね…(汗)

 

さて、6月のギターショウに出展したモデルがこの度 島村楽器静岡パルコ店にて店頭販売されることになりました(10月頭に既に開始されています)。

以下 解説文

 

MODEL “ STYLE-S “  SS-10 

 

工房のオリジナルシリーズのNo.10。 7弦ファンフレット仕様。スケールはセンターでフェンダーロングスケール648ミリ。7弦側でスーパーロングスケールに近い658ミリ。1弦側ではロングとミディアムの中間となる638ミリ。高音源での運指を容易にしつつ、低音弦ではドロップチューニング時でも高いテンションを導きます。ボディー・ネック、オールメイプル仕様。ネックは柾目のハードメイプル、カーボンロッド仕込み/エボニー指板、Rはコンパウントラディアス(円錐)にEX JAMBOフレット仕様。ボディーはしっかり詰まったソフトメイプル2Pを使用。ネック幅でボディーにジョイントするボックスセットネックによりヒールカットされています。フィニッシュはステンレス粉を吹き付け丹念に研磨したブライト仕上げ。酸化腐食により経年での表情が変化してゆく特性があります。PUはフロントがダンカンSSL-57S/リアが同じくSH-5-7 スラント仕様。コントロールは1Vol 1TONE リアのタップスイッチ。 ブリッジは弦裏通し構造でブラスの削り出しにより作成されたワンオフのベースプレート。クロームブラックメッキ処理。ペグはゴトーのロック式のH.A.P.M. 本機は2017年のギターショー用に製作された非版品の1点物でしたが、今回ご縁あって販売させていただく運びとなりました。このシリーズは基本的に全てONE OFF製作コンセプトとなっており2つと同じ仕様が存在しません。出店時7弦は056ゲージを張っています。(1〜6は10-46アーニー弦)

個人的にストラトでもLP CUSTOMでもつぶしカラー(木目を見せない塗装)が好きなこともあって、どちらかと言えば作るギターもつぶしが多いような気もします。が、かと言って目グレードの低い材ではクラフトのテンションんも下がるので結局最上級の材を使用、どうせ見えなくなってしまうのにどこまでも入念に磨き作業を行なってしまうと言う部分も効率や採算も考えておらず自己満足とも捉えられかねない部分もあるかも..ですね。あげくにこの綺麗に磨き上げられた木目が見えなくなってしまう瞬間にはいつも何か微妙な感情に襲われます….これっていったいなんなんだろうか…とか...いやイイんです。そんなことは自分的にはどうでも。そこで変な妥協をするって取り組み自体が全体のクラフトの質を低下させるように思いますし。汚い下着でパリッとスーツ決めても気持ちがどうも萎えるような..何を言ってるのかよくわかりませんが..

このモデル、これまでONE OFFで下画像のようなモデル展開をして来ましたが現在、兄弟機種とも言えるKING Vタイプ(前回投稿のオーダー製作ネックの片方)を製作中です。ほかシングルカッタウェイモデルも展開予定。

 

まあそんなこんなで話は変わりますが、このブログ、インスタ、サイト自体もそうですが、マメなSNS運営も全くやる気も無くマイペースにも程があるような事業の取り組み方なんだろうと自覚はありまして、ブランドとしてあるべき姿なのか?考えるところも無いわけでもないのですが 2004年開業から20年も経つわけで、これがなるべくしてなった自然な有りようなのかと思っておりまして、何処にこびを売るわけでもなく今後も引き続きマイペースで取り組ませていただければと思いますんで引き続きお付き合いの程、よろしくお願いいたします。でもホント、いろいろ頼まれて聞いていたら気付いたら20年経ってた、って感じでして、何やってんだよって..感じですね。

 

そんな前置きを言っておきながらですが、ここの投稿で最も長期に渡って読まれ続けているものに「チューニング不安定の改善策 2021-5/30」と言うのがありまして、こう言ったちょっと役に立ちそうな話題を今後はもう少しこの場で増やせればと思っています。もうね、私も大分歳をとりました。特に伝承する個人的な対象もおりませんので、そんな大それた話でも無いのですが培った僅かばかりのノウハウを少しでも伝承出来たらと思っています。何かリクエストがありましたらメールなどいただけたら良いかもですね。(一応これでも工場勤務/専門学校講師/雑誌連載していたこともある立場なので趣味系のブログとは大分異なるかと思います。逆に言えば一般人向けでは無いかもですね)ってか、そんな時間あったら溜まった注残を前に進めろよ、と言う話もありますね..(汗)

 

今のところ触れようと思ってる話題

→  指板の違い、状態の違いによるリフレット方法のアレコレ

→ アジャストの固着、回らない場合の対処アレコレ/ロッド・アジャスト、トラブルのアレコレ

→ 小さいペグ穴→大きいペグ穴加工の簡単、確実な方法(アコのエンドジャック加工共通)

→ 確実なネック折れ修理の考え方

 

などなど。ただこれ、書き出すと時間がけっこう奪われるんでいつになるか、わ〜かりません…のであしからず。

 

あとHIVOIR-03の販売も追ってお知らせいたします。

 

ちょっと前にお客さんが教えてくれた動画

 

翻訳

 

これもけっこう有名ですね。何はともあれ平和が一番。