近況 | style-s-works

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ギター工房 "style-s-guitar" が発信している近況情報です。

早くも今年、半分終わろうとしてますね..早っ  

それはそうと、観たいですね。MAD MAX フィリオサ。 数日前に久々に4作目を見返してしまいました。とても高齢の監督が撮った映画とは思えないほどアクティブな映像の連続、全編クライマックスです。

 

で、上映スケジュール調べてたら知ったんですが、今って凄いんですね。4DXすら未体験ですが、今や 3画面のSCREEN X、そして ULTRA 4DX なんてのもありまして、もはや映画というよりアトラクションのようです。いつか行ってみたいです。

 

https://109cinemas.net/4dx/

 

さて、久々に作業関係に触れたいと思います。

いろんなことに取り組んでいたので大分ネック折れ修理が渋滞中です。ジョイントリセットもありますね。まあ、よく折れるものです。たっぷり接着材が流し込まれて隙間空き空きのものも…(涙)

 

そんな中でもN4に関してちょっと触れてみます。

80年代モデルに比べて圧倒的にネックが細くなったこのモデル。これ以上ないくらい細く薄いグリップ。しかも指板のエッジからカーブが始まる返しのないグリップ形状。なのでロックナットの設置幅はロックナット幅よりも狭いと言う状況。グリップ側(裏)からかロックナットの底面両サイドが見えるほどです。おまけに拘りの裏止めボルト式のロックナット。

N4はこのロックナットの裏止めとリアPUの裏止めボルトが特徴の一つ。音質的にどうしても譲れない部分とか。(ハムはエスカッションからの吊ボルト式が一般的ですが、N4のリアPUはボディー裏からの直付け固定)

 

そんな構造からこのヘッド付け根は割と強度が低く一般的なネックに比べて弱い方だと言えます。理想を言えば、圧着/補強埋めの後、せめて上止め式ロックナットに変更すべきとも思うのですが、どうしてもそこを譲れないユーザーさんも多いので頑張って裏止めで再生させる場合が多いです。どちらにせよ強度の観点から厚みだけは若干元よりも稼げるように工夫して成形しています。

 

 

こちらはロックナットを裏から上止め式に変更して貫通穴を無くした修理。 補強材にもバーズ材を用いています。 ↓

本来この機種はオイルフィニッシュですが、このネック折れ修理に関しては補強周辺部をウレタンのシーラー後、マットをぼかして吹き付け水分の出入りをある程度遮断するよう仕上げています。

 

ほか、あんまりここで触れるべきではない「指板張り替え」とか「ジョイントリセット」とかいろいろ扱いたいネタもあるのですが、追々検討してまた様々な種に触れたいと思っています。

 

 

まだ全部見てませんが、こんな動画が(ネタバレあったらすみません)。