style‐maison
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～好きな色をまとい、バランスで着こなす～
好きを探求する
カラリスト 鈴木香穂里です
いつもご訪問ありがとうございます。
文化学園服飾博物館「魔除け」
2024年2月14日（水）まで
今回も面白かったぁ。
「死」は、目に見えない『魔』。
ウィルスなんてものを知らない時代は、
「なんじゃ、こりゃー！！！」。
恐ろしさと怒りしか起こらなかったに違いない。
民族衣装や装身具には、『魔』から身を守る
役割があるとされた。
これって、みんなどっかで聞いたことがあるかと
おもうけど、改めて解説を読みながら実際の衣装を
みると、ホントに興味深い。
魔除け１
『魔』を遠ざける
① 鏡片など光を反射する素材
② 音が鳴るもの、揺れるもの
③ ニンニクなど臭いのあるもの
を身に着けたり、服に縫いつけたり。
足に音が鳴る銀の輪を付けている
子供の写真を見たことがあったけど、あれも
そうなのね。
白い貝や真珠も光るものの扱いで、、、。
確かに民族衣装でミラーや貝などが
いっぱい縫い付けられているよな。。。
魔除け２
『魔』を侵入させない
① 襟元、袖口、裾などの開口部からの侵入
開口部に赤いライナーを縫い付けたり、
手首に固い金属の装身具を身に着けたり。
尖ったものや固いものは魔除け効果大らしい。
トゲトゲしたバングルの展示もあり、なるほどっと。
② 背中には目がないので、、、
背中に「目」の柄を縫い付けたり。
確かに目が行き届かないところは危険！
＊南アジアや北アフリカなんかでは
「邪視（じゃし）」という俗信があって、
羨望や嫉妬など人や物にむけらえる災いが
あるといわれてて。。。
怖い💦
魔除け３
色で撃退
① 血・炎・太陽の連想の「赤」を
使って魔を祓う
② 西アジアなどでは空と海に通じる
「青」、そして魔力があると信じられていた
ラピスラズリやトルコ石の「青」も
魔除けの色
他にも、尖った柄、勇猛な虎や毒をも打つサソリや蛇モチーフ、
いろんなものの力を借りていたことがわかる展示がたくさん。
柄は、尖ったものがよくて、三角や櫛型の模様、
絣柄や麻の葉模様も魔除けになるらしい。
確かに、この柄多いかもね。
動物を憑依させて身を守ったり。
あらゆる工夫がなされた民族衣装なんですね。
なぜ、私たちは服を着るのだろう。
色や柄を身に着けるのだろう。
大きな働きの一つ『魔除け』。
大切な人を守り幸せにするための『祈り』なんだよね。
色って面白い。
ちょっと、学んでみませんか？？
ホントに奥深い。
思っているよりずっと面白いから！
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